先日アップした冬至のゆず湯つながりで、台湾の北回帰線を訪問した時のアップです。
北回帰線の緯度は北は北緯23.5度と記憶し、南回帰線は南緯23.5度と記憶くしていました。公転も自転もしますので地軸のブレなどで若干の変動はあるものの、このように記憶していました。今現在で正確には南北回帰線の緯度は少し異なるようです。
早い話が、冬至の日の正午頃に太陽が天頂から照らすのが南回帰線のとおる地点です。夏至の頃に天頂から照らす地点が北回帰線のとおる地点です。(赤道を中心に、地球の公転面関係で夏は赤道から北回帰線の間を天頂から照らし、冬は赤道から南半球の南回帰線の間を天頂から照らしているのです。夏が熱いのは太陽が近い訳でもありません。天頂近くから太陽光が降り注ぐのと、地平線の近くから降り注ぐのでは同じ熱量でも広い範囲を照らしているから地表面に降り注ぐ熱量が異なるのです。太陽が真南に到達したときの太陽高度(角度)のことを「南中高度」と言います。夏至は1年の中でもっとも南中高度が高くなり、冬至は1年の中でもっとも南中高度が低くなります。因みにに東京の夏至の南中高度は凡そ78°【90度-日本の緯度は北緯35度-北回帰線の緯度、約23度≒78度】で、冬至はは30°程度です。如何に傾斜が緩く低い角度から照らすと言う事は、熱量が少なくなるかと言う事なのです。その上に、南中高度が低いと言う事は、地球が球体の為に日の出が遅くなり、日の入りが早くなり、日照時間が短くなるから尚更です。太陽高度=南中高度と日照時間です。)
公転面から地球の地軸が約23.5度傾斜している事や公転、自転している事で地球の気温の平準化が出来ているのです。大気の対流があり海水の海流と深海との還流で素晴らしい地球の自然が守られています。自然が守られていると言うより、そのようなシステムが地球に必然として今の自然環境を創りだしているのだと思います。この公転面に対する傾きがなければ、赤道面は灼熱地獄で90°異なる南極点や北極点周辺地との温度差は過酷な物となる筈です。公転面に対し傾斜がある現在でも、地球上で赤道面が一番太陽熱を受けますから、上昇気流が発生して、水蒸気を持った大気が上昇して雨を降らせて熱帯雨林を構成します。赤道を中心として上昇した大気は中緯度の所に水分を失って乾燥した大気がおりてきます。その中緯度地域に砂漠地帯を構築するのが本来の地球の姿なのです。木々が切り倒されたからなのではありません。本来の姿なのです。でも、地球はそれ程単純ではありません。山脈も有れば自転などで出来た風の流れで山に沿った風がながらて、上昇して中緯度の乾燥地でも地形によって多雨の地域を創ります。自然とは一様では無い多様性を持っているのです。続きは亦いつか。
スレッドタイトルから離れましたので、この辺で元に戻します。
1 細い塔の間には細い空間が根元からトップまであります。この空間を北回帰線が通っているとの意味でしょうか。
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5 この空間です。
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