令和7年1月3日の東京フィルハーモニー交響楽団によるオーチャードホールでのコンサートに行って来ました。
ニューイヤーとしてでしょうか、「お楽しみ 福袋プログラム」が組み込まれていました。クラシック・コンサートとは一味も二味も異なる楽しい音楽会でした。
一番楽しみにしていたのは耳に馴染のある楽曲である事も大きいですが、前田妃奈さんのバイオリン演奏も楽しみの一つでした。妃奈さんが演奏聴くのは初めてですが、弾く事が楽しくて楽しくてしょうがないと言う雰囲気が身体全体から滲み出ていました。それを聴いている聴衆も。その雰囲気に飲まれていったのは私だけではないと思います。ある時は恵比須様、ある時は不動明王の如きの形相です。ばね仕掛けで自然に曲を演奏するが如くのタッチと音色と感情に彼女の音楽感性を垣間見る事ができました。楽しい楽しい前田妃奈さんのマネスの作曲したオペラ「タイス」の瞑想曲とチャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲 第一番でした。
次はユーチューブ動画を借用しました。淡々と演奏して行く素晴らしい髙木凜々子さんの演奏です。
ヴァイオリン:髙木凜々子 Violin : Ririko Takagi 使用楽器:(株)黒澤楽器店より貸与のストラディヴァリウス「Lord Borwick」(1702年) ピアノ:河地恵理子 Piano : Eriko Kawachi
タイスの瞑想曲 Méditation (Thaïs)
つづいて東京フィルハーモニー共に奏でたのは、チャイコフスキー/ヴァイオリン協奏曲 第一番でした。
途中の休憩時間に八海山の蔵元がホワイエで二種類のお酒を提供していました。
その内の発砲酒を頂きました。
これはオーチャードホールに入る時に頂いた升です。一合などを計る升と言うより、おちょこ替わりでしょうか。それとも角に塩を置き、小さなコップに並々と日本酒や焼酎を注いで頂く升酒用でしょうか。
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