中国でのいろいろ

中国での生活、出来事をぼちぼち綴っていければと思っています。

蘇州 耦園(ou yuan)

2017-04-13 00:05:00 | <蘇州>観光

耦園は、清代末期の官僚で蔵書家である、

沈乗成によって造られた私邸です。

庭園の南北と東が川になっていて、北側には船着き場があります。

 

 

入園料は20元です。(旅行シーズンは25元)

2000年に世界文化遺産に登録されました。

 

 

地下鉄1号線の相門駅から、生活道路を通ってみたければ、倉街を

綺麗な遊歩道を通って行きたければ、相門から川沿いの健身歩道を

10分ほど北に歩いた場所にあります。

 

 

もともとこの場所には、渉園という清代前期に造られた邸宅がありました。

1874年に沈乗成がこの跡地を買い取り、

夫婦二人で過ごすための邸宅として、新たに耦園が造られました。

 

 

住居部の大楼庁や載酒堂を挟んで、

西花園と東花園に分かれているのが特徴です。

 

 

耦の字は偶数の偶と同じような由来で、二つという意味があるそうで、

夫婦二人で仲睦まじく暮らすためという意図で耦園と名付けられたとも、

西花園と東花園の二つの庭園があることから、

耦園と言う名になったとも言われています。

 

 

日本の漢字には「耦」がないので、

日本語で紹介される時は「偶」の字を使って、

偶園と書かれていることもあります。

 

東花園は、池を中心に山水間や望月亭、吾愛亭などが配置され、

 

 

建物の間は回廊でつながれています。

筠廊には、夫妻自筆の石碑も置かれています。

 

 

いろんな角度から池と黄石假山を眺めを楽しめるようになっています。

 

 

西花園には、織簾老屋、蔵書楼、鶴寿亭などの建物があります。

 

 

建物の周りも綺麗な庭になっています。

蔵書楼の前には、太湖石や井戸があり、

織簾老屋には、湖石假山という築山が造られています。

 

 

他の有名な蘇州の園林とは異なる造りで独特な雰囲気があります。

相門が復元され、遊歩道ができてから少々観光客は増えましたが、

他の有名な園林よりは、そんなに混むこともないので、

ここならゆっくりと散策できます。

 

 


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4 コメント

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風流 (鳳梨de中國)
2017-04-17 21:27:27
日本の風流と中国の風流は趣が異なるのですが,どちらも限られた空間で1つの世界を表現するという意味で似ていますよね。私はどちらも好きです。ただ、中国の観光スポットは地方から出てきた人がガヤガヤするのが苦手ですが…。
しかし、世界遺産に登録されているのに20RMBって良心的ですね。
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re:風流 (delta)
2017-04-17 23:19:59
鳳梨de中國さん

私は蘇州の庭園を見てから、日本の庭園にも興味を持つようになりました。
庭園や古代~近代の建築物が好きで、チャンスがあれば覗きに行ってます。

本当にここ数年で観光旅行に出かける人達が増えましたね。
休日には観光スポットに出かける気がしません。。
平日に出かけるのが一番。

蘇州にはまだ観光バスの団体があまり押しかけない世界遺産もあります。
私のお薦めは「芸圃」です。
庭園の茶店で庭園を眺めたり、
本でも読んでのんびりできそうな雰囲気が好きです。
蘇州のお年寄りが茶店でトランプしたり、
ちょっとガヤガヤしてますが、それはそれでいい感じ?です。
今はもうのんびりできるのは平日限定かもしれませんね。。
返信する
耦園 (tango)
2017-04-19 18:34:51
難しい字ですね?
なんて読むのですか?
ネットで調べてみますね~~~
素敵なお庭です・ぜひとも見学に行きたい雰囲気ですね
どこかに旅したいのに時間が取れない?台湾行も
私が行けないので皆様は取りやめてしまいました
台湾より今日説明していただいた庭園のほうが
趣があり興味があります!
素晴らしい~~
独特な雰囲気・・・・delta様がおっしゃるくらいですから
見ごたえがあり雰囲気が違うのでしょうね?
落ち着いた心に思い出をくれそうな落ち着いた
庭園!!!行きたいなぁ~~~
返信する
re:耦園 (delta)
2017-04-19 20:42:11
tangoさん

結局台湾旅行はキャンセルになってしまったのですね。
時間が作れればいいですね。。
蘇州か長春でお待ちしてますよ。(笑)

「耦」の字は日本の漢字にはないです。
耦園の中国語の読み方を無理やりカタカナに直すと、
”オウ ユエン”でしょうか。
たぶん、みなさん偶園と書いて”ぐうえん”と呼んでいるのかと思います。

蘇州の有名な庭園とは、ちょっと違う感じです。
少し建物や池の配置が変わるだけでも雰囲気はずいぶん変わるものなのですねぇ。
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