翌日、金鳳凰温泉で昼風呂を堪能してから蘇州に戻ることにして、
旅行気分を味わう?ために初めて張家港で一泊してみました。
宿泊先に選んだホテルは張家港国貿酒店。
開業は1993年と中国では老舗の部類に入る5つ星のホテルです。
ホテルの施設にはオフィスやサービスアパートメントも備わっていて、
日系企業のオフィスもここに入居しているようです。
例えがローカルすぎて分かる人は少ないでしょうが、
長春のシャングリラホテルと同じような感じなのかと思います。
ゴルフバックを持った日本人と思われる方もお見掛けしました。
古いホテルのせいもあるかもしれませんが、5つ星クラスとしては格安です。
それでも廊下はフワフワ絨毯ですし、部屋のアメニティもしっかり揃っています。
晩ごはんはホテルの敷地内、建物のすぐ外にある日本料理屋さんに行くか、
ホテルの中のレストランに行くのか悩んだのですが、
海鮮バイキングが抖音(Tiktok)から予約すると、
50元以下と超格安だったので釣られました。。
満員御礼の大賑わいです。
中国の方々の食事時間は厳格と言えるほど決まっていて、
この時間帯を過ぎると人もスパッといなくなるため、料理も補充されません。
さすがに目の前で調理してもらう料理は品切れにはなりませんが。。
ほんの少し遅い時間に行ったのですが、既に料理の半分ぐらいはもう空になっていました。
ビールもワインもなくなっていましたが、
これだけは我慢できないので、係の人を呼んで補充してもらいました。
この値段なのでそんなにいいものはありませんが、お刺身はありました。
始めは薄く薄く切って出していましたが、終盤、人がいなくなると厚切り変わりました。
でも、残ったものを次の日に使わないというのが分かるので、それはそれで好感が持てます。
翌日の朝ごはんもしっかりホテルで。
中華系以外の品数はあまり多くありません。
でも洋風でお腹いっぱいにできるぐらいは揃えられます。
コーヒーマシンが1台しかないのでご老人たちが長蛇の列をなしています。
上海辺りから来た人達でしょうか、中国のご老人がこぞってコーヒーを飲む姿は初めて見ました。
少し古さは感じますが、国貿酒店、朝食付き400元台で泊まれるなら十分だと思います。
朝食とチェックアウトを済ませて金鳳凰温泉度假村(金鳳凰温泉リゾート)へ。
ここにも宿泊施設がありますがこちらの値段は国貿酒店の倍以上します。
蘇州の休閑カードの利用可能施設には金鳳凰温泉が含まれていますので、
これを持っていれば、高いお金払ってまでここに泊まる必要はありません。
地下1206mからくみ上げた天然温泉の温度は52度だそうです。
今はだいたいどこの温泉に行ってもコロナ対策の影響で、屋内の風呂はシャワー以外使えません。
大きなリゾート施設のようですが、利用客はあまり多くありませんでした。
露天風呂の一つ一つはそんなに大きくないものが多く、半分以上は温度が低めに設定されている感じです。
小さなお風呂は2~3人で足を延ばすと、もう他の人は遠慮して入って来るのをためらう大きさです。
小さめの風呂だと1人で入っていても誰も来ないので、
少しぬるめのお湯を独り占めしてゆったりのんびりくつろげます。
ちゃんと営業している小さな食堂や売店があるので、食事や飲み物の心配はありません。
所々に無料の生姜茶もおいてあります。
岩盤浴の部屋でウトウトしていると仕事の電話が。。
結構長電話になりましたが、タイミングよく身動きが取れる暖かい場所で助かりました。
仕事の電話は余計でしたが、久しぶりの温泉を堪能しました。
今回のプチ旅行は国貿酒店もちゃんとしたホテルでしたし、温泉は人が少なくてのんびりし放題と、
しっかりリフレッシュして戻ってきました。
でも、やっぱり日本の温泉が懐かしい。。次に帰る時には温泉旅行に行きたいと思います。