武陵源の張家界国家森林公園を観光した日は、
朝5時出発で日の出を見に行き、夜は21時から民族舞踊鑑賞と長い1日でした。
武陵源には、日の出の鑑賞スポットがあります。
コンクリートで作った数段の雛段に柵が付いている程度のものですが、
”中国自然風光摂影協会指定張家界日出拍摂点”という何やら大そうな名前が付いています。
夜明け前に迎えの車に乗って出発、でも残念ながらすでに霧がかかっていました。
車は霧の中急カーブが続く山道を登っていきます。
いったいどこをどう走っているのか分かりませんが、
いくつかの村を過ぎたところで展望台の近くに到着。(この写真は夜明け後です)
展望台の位置は、山の中腹にかかる霧よりも高い場所にあるのですが、
残念ながら上空にも雲がかかっています。
明るくなるにつれ、眼下の霧はますます深くなり、雲海になりました。
空は赤くなっていますが、太陽の姿は拝めません。
1時間ほど粘った所で時間切れ、残念ながら朝日は見られませんでしたが、
きれいな雲海とほんの少しの朝焼けを見ることができました。
日中は丸一日、張家界国家森林公園へ。
観光が終わった後、ツアーが手配した武陵源区の土家族レストランで夕食。
民族衣装を着た店員さんが、太鼓と踊りでお出迎えと米酒の振る舞いを。
米酒は湖南省や江西省などでは家庭でも作られています。
見た目は日本で言う濁り酒、どぶろくみたいなもので、ジュースのような甘いお酒です。
食事の後は、魅力湘西大劇院で湘西の少数民族舞踊の鑑賞です。
湖南省は中国の西寄りの地方なので、夏は夜8時になってもまだ暗くありません。
屋内と屋外でそれぞれ、民族舞踊や演武などを見ることができます。
時間はトータルで1時間半ほど。
先に大劇院での民族舞踊、その後屋外でのパフォーマンス鑑賞です。
大劇院の座席はすべて指定席になっていて、値段はアリーナ320元、
普通中央席280元、普通席240元ぐらいだったかと。
現在、中国が認定している少数民族の数は55民族あります。
その中で舞台に登場する少数民族は、湘西に多く暮らす、
土家(トゥチャ)族、苗(ミャオ)族、瑶(ヤオ)族、白(バイ)族、侗(トン)族です。
各民族の歌や踊りの中で苗族鼓舞や土家族の哭嫁などは有名です。
恋愛や結婚などで揺れる女性の心理を表したり、
おめでたい行事で披露されたりするものが多いです。
瑶族の爬楼(直訳すると階段を上る)は、
年頃の娘さんと男性との夜の密会をユーモラスに描いています。
劇を見ているとみんなで男性を助けているようにも、女性を奪い合っているようにも見えます。
本当はどちらなのでしょうね。
また、祖先を敬い、収穫や繁栄を祈る儀式などで用いられたとされる、土家族の歌や踊りもあります。
歌詞などの中には、現代語に翻訳できない古い土家語が使われているものがあるそうです。
他には古典舞踊だけでなく、故事を今風にアレンジした湘西赶屍のように、
キョンシーが出てくるちょっと怖くて悲しい劇などもあります。
後半の屋外のショーは自由席です。
早めに行かないと席がない感じになりますが、係員が隙間に誘導してくれます。
係員の誘導のもとに割り込むので、先に座っている人達でも文句は言えません。
屋外の上演時間は30分ほどなので、人混みが嫌なら後ろで立って見ても大丈夫かと思います。
土家族の武術や火渡り、大きな刀の上を素足で歩くようなパフォーマンスが披露されます。
魅力湘西は夜遅くまでやっています。
大劇院の隣にあるホテルに宿泊したのですが24時頃まで音が聞こえていました。
大劇院では観客も舞台に出て役者さんと一緒に踊ったり、ゲームをする出し物もありますので、
もし、あわよくば舞台に立ちたいと思われる方はアリーナ席をどうぞ。
ただし、選ばれるのはアリーナから数名だけなので倍率はかなり高いですけど。。
憧れの地域の旅を私も楽しませていただきます♪
私は景色も好きですが、少数民族の衣装や現地の
踊りも大好きです
そして、舞台の上でどうぞと言われたときには必ず
舞台に上がって踊ります!!
タイでもそうでした・・さらに安来節のドジョウ掬いでも友達と舞台に上がり大笑いした楽しい思い出があります。トルコではファッションショーのモデルで毛皮を着て歩いて高い買い物をしましたよ
(おだてられて…その気になって・・・)
きっと、中国でも~~~
少数民族の手作りのお土産も大好きです・・
パッチで作ったり、きらきら光ったり?
羨ましい中国のたび・・・楽しませていただきました!パスポートは泣いています(^^♪
少数民族の踊りは華やかでユーモラスで見ていて飽きないです。
湖南省だけでなく、少数民族が多く暮らす地域の観光地では、
様々な場所で踊りや歌を一緒に楽しんだりできますよ。
また、あくまでも私見ですが、少数民族の人達は観光客を喜ばせることが上手で、
それゆえに商売も上手なのように感じます。
湖南省の旅はもうしばらく続きます。
更新が遅いので。(笑)