今考えると山のてっぺんの集落に良くもこんなものを作ったものだと思うが、放置するのも忍び難く有難迷惑とも思いながらも毎年やってます。
この集落は子供の頃21軒あったが現在は4軒に激減した超限界集落なのだが、この中の一人は建設会社のサラリーマンをやりながら12.0haの田圃を請け負うやり手農家。農業の担い手は高齢化が止まらず、ますますこの傾向が進んで行くのかと想像しますが・・・。
田舎暮らしはのんびりしていてラクチンと思われがちですが、畑・庭の草刈り、作業道の整備、冬は雪掻きなど、とにかくやる事が多くて余りのんびりできる日は意外と少ない。
今日は、6年間サボリ続けた池の溜まった泥上げを決行した。
池の主の鯉1匹と2匹の草魚が住人なので、勝手口の生け簀に引っ越し願ってから作業を開始。
しかし、半日でけりが付くはずが泥の量が軽トラ3台分も有り、午前から夕方までの残業で、最後の深さ80cmの泥貯めの完全攻略は出来ずずじまいで完了。
何もこのくそ暑い時にやる事は無かったと後で後悔したが、あと5年位は安心なので体に鞭を打っての作業は終了。1.5L位の水分補強が必要だった。
本当は、石灰を蒔いてその後に塩水で洗い流すと魚の病気は少なくなるらしい。
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田舎の家で廻りの草刈りをやっていると知人がやっ来て、さんざんやられたイノシシ対策の話を聞いて納得した。
最近流行りの電気柵にも弱点があり、草刈りをきちんとしないと漏電が発生するらしい。そこで今やっているのがワイアーメッシュと異形鉄筋を使った柵で、以来被害はぴたりと収まったという話。
イノシシは鉄又は錆の臭いを忌避するらしく、クマを捕まえる鉄製の檻にはあまり近づかないらしい。
柵の高さは1.0mの高さで、異形鉄筋又はアルミ製の細いパイプを打ち込んで支柱とし、ホームセンターで売っているワイアーメッシュを紐や針金で連結するしてナイロンメッシュを張る。
奴らは抜け目がないので絶対破られないとは言えないが、どれだけ効果があるか興味のあるところ。
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2週間ばかり留守にした実家の花壇の悪行は奴らの仕業に決まっている。昨年亡くなった母が長年植え付けて増やした色んな花の球根がやられたようで、来年はいったいどうなるのか。
最近、内の田圃まで荒らされて今は電気柵がないとコメ作りもやって行けない状況で、奴らの勢力は拡大するばかりで人様の生活圏が次第に狭まって行く。
カモシカも最近は畑の作物の味を覚えたようで悪さはするが、奴らは集団でやってきてやりたい放題という点で悪質。
そのうち、イノシシを人が避けて歩く日がやって来るだろう。
宮城県 川崎町 釜房湖
宮城県 川崎町 釜房湖
宮城県 川崎町 釜房湖
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山に向かいたい気持ちを抑えて草刈りの2日間だった。この関門を突破しないと山への道は遠い。
実家の紫陽花を眺めているとクマハチ(クマンバチ)がせっせと紫陽花の花蜜を集めてブンブン飛んでいた。
体が大きい割に食肉系のスズメバチと違って人間に対する攻撃性はなく、人様など全く気にすることなく仕事に励んでいる様子。
両脇には花粉の団子をぶら下げているところみ真面目さが感じられる。天敵のスズメバチと違ってペットにしたいくらい。
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この時期は田舎の家の周りの草刈りに追われて山登りどころではない日々が続く。午前中で何も作って無い畑と家や車庫周りの草刈りが終了すると午後からは雨。
一服していると窓のカーテンにはやたらと大きい蜂が一匹。4.0cm近くありそうな黒い蜂は黄色スズメ蜂の様だが、近づいても逃げず攻撃してくる気配もない。女王蜂にしては時期が遅すぎる気がするが、どうやら久しぶりに家の換気のため窓を開けておいた時に入ったのだろう。
スズメ蜂は中学生のころから50年以上のお付き合いで、山の下刈りや山登り・イワナ釣りでさんざんやられて経験は豊富。中学生の時は竹ざおで巣を突いたら激しい逆襲に会い、全身にひどい湿疹が出来て悪寒が止まなかった。無謀でヤバかったです。
悪い奴でもおとなしくしていれば何処か可愛げも有りそうで、今日は大甘判決で無罪放免としお引き取り願った。かつて作業小屋の軒先に巣を作られた事も有ったが、今度巣を見つけた時は容赦しません。
1か月ぶりで山形の実家に帰ったら田圃の土手には今まで見た事のない様な福寿草が狂い咲き。何時も時期だとこの地は積雪1.0m位のはずで3週間くらいは開花が早いだろう。
根に毒性が有ると言われる福寿草はイノシシも手が出ないようで足跡すらなかった。
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毎年この時期にやる庭の坪木囲いが4日間(実質3日間)かけてやっと完了した。先代の残したものは自分にとってありがた迷惑でもあるのだが、長年大切に育てたものを無にすることも忍び難く、毎年掛けと解体を半年ごとに繰り返している。毎年、今年から手を抜いてやろうとは思うのだが、積雪が1.5mにもなって除雪機で飛ばすと周りは2.5mの壁になってしまい、雪の重みで枝は折れるし毎年少しずつ樹木が傾いてゆくのでサボれない。
だいたい、こんな雪の多い場所で庭を造りして坪木を育てて楽しむ人は他にいないだろう。手入れが大変で雪囲いに手間がかかるから当然で、こんな田舎ではよほど道楽者の部類という事になるだろうがまあ仕方がない。何時まで続くか解らないが今年もグチりながらやってます。
今年は3年ぶりの大雪で、肘折温泉の積雪4.15mと比べればまだ可愛いものだが、当地では積雪1.5m程で2週間放置した屋根には1.0m以上の積雪が有った。3月まで空き家になってしまい暖房で屋根の雪が緩まない事と、連日の低温続きでトタン屋根が温まることがない為、いつもは自然に落ちるはずの屋根の雪が落ちない。
これから更なる積雪も予想されるため、出来ればやりたくもない屋根の雪下ろしをやる羽目に・・・。このまま放置すると軒先が折れて潰れる可能性があり、軒先だけでも除雪しておく必要がある。しかし、この屋根には雪止めがない。
屋根の雪は下になるほど圧縮されていて固く、これと一緒にこけると想像したくはないが余り宜しくありません。屋根の積雪は1.0m以上はあると思うが、1階はまだしも2階から見た光景は美しいともいえるがちょっと不安が。屋根の雪が落ちるのは何時も12時過ぎてからと相場が決まっており、今回はこれを信じで3時間かけて完了。
しかし、屋根は気まぐれの様で全部が終了して降りてから15分後、北面1階の屋根は轟音とともになだれ落ち、屋根の上または軒下で除雪を行っていたらただでは済まなかった様な気もします。あの恐ろしいエベレストのアイスフォールを歩く登山者の気持ちがよくわかる。
1階屋根を先に除雪して2回の屋根へ。
1階屋根には溜まった雪がこの通り。
自慢の庭はこの有様。
北面1階屋根の除雪。(後で雪崩れた)
同上
ようやく1階、2階屋根軒先の除雪が完了。
北面1階の屋根は雪崩れてこの通り。
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