東北アルパインスキー日誌 ブログ

東北南部の山での山スキー、山歩き、山釣りなどと共に、田舎暮らしなどの話を交えながら綴っています。

村山葉山 東斜面~蕎麦屋 2018.01.21

2018年01月21日 | 蕎麦・ラーメン

晴天続きなのにすっかりタイミングを逃してしまったが、午後から下り気味だが午前中位ならいけるだろうと思って村山葉山を訪れた。大鳥居の駐車場に先客の姿はなく、昨日に入った人のトレースが残っていた。

天候は良好で葉山の山頂方面が見渡せるが、歩き始めるとやがて山頂は雲に覆われて姿を消し、悪天候の予報は当たっている様だった。久しぶりのノントレースの単独ラッセルは適度な負荷がかかって気持ち良く、上部でもくるぶし程度のラッセルで2時間半ほどで927mのピークに立つ。

しかし、その先の尾根上の散歩を目論んでいたが次第に視界不良となり、テンションは下がり東斜面を急いで下って蕎麦屋を目指す事に・・・。残念ながら東斜面は新雪は少し載っているが底がガリガリで、何時もの快適なパウダーなど望むべきも無かった。

そこで、目指したのが次年子の「七兵衛そば」。村山蕎麦街道の「あらきそば」にも負けない超人気店の様で、一度は訪れたいと思っていた店。訪れてみると雪降りの悪天候にもかかわらず駐車場には12台ほどの車がずらり。店の中には20人以上のお客さんで予想外の混雑。新そばの出るころには100人以上の行列も有りの模様。

メニューは「もり蕎麦」¥1.200 食べ放題のみ。番号札を受け取ると注文した事になり、しばらくすると麺つゆ・おろし大根のつゆ・たっぷりのネギ・キクラゲ・ワラビの1本漬け・大根の漬物が出てくる。蕎麦はおわんに入ったものが2つで、追加は頼むまでもなく向こうから勧められるザービス過剰の店。この地ではお客に腹いっぱい食べさせるのがしきたりとか。

結局、3杯を食しておなか一杯になってしまったが、おろし大根のつゆと麺つゆのマッチングが素晴らしく、普通だったら食べ飽きてしまう蕎麦ものど越し良く胃袋に収まる。蕎麦は適度なコシが有るが噛むのにくたびれてしまうという事もない。付け出しの3品の味付けも素晴らしく、最後の蕎麦湯は味噌風味が有る様な独特の味わいが楽しめます。打ち立て・茹でたてのそばを¥1.200でこれ程の満足感を味わえる店は中々他にないのでは?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

御所山 柳沢小屋名物 雪締め蕎麦 2019.01.01

2018年01月02日 | 蕎麦・ラーメン

大晦日と元旦を家で過ごせない4人が集まり、雪深い深い船形山の柳沢小屋で行く年くる年の会を開催。呑んで食ってごろ寝が目的の会だが、実は、山の中で正しいそばを食べる会の7回目なのだ。

大体、冬山で蕎麦を食べるという発想そのものが普通ではないが、ここ柳沢の小屋でしかありえない美味しいぞ蕎麦が食べられる。美味しい蕎麦を作るには多量の水が必要だが、すぐそばには冬でも豊富な湧き水の出る水場があり、小屋の中には豊富な薪があってストーブが完備してある。おまけに小屋は快適な畳敷きで囲炉裏もありテーブル付き。 

 常備してある鍋で蕎麦を適度に煮込んで水にさらす訳だが、大事なポイントは水を張った鍋にスコップで雪を入れて冷やし、湯出たてのそばを一気に締めて食べる点なのだ。ザルはなかったが鍋から引っ張ってタレにつけて食べた時の食感は格別で、しっかり締まった蕎麦は下界で味わえない代物で絶品。贅沢にも湧き水でゆで上げた蕎麦の揚げたては美味。

すっかり温まった小屋でそばを食べた後は蕎麦湯の楽しみも・・・。少し沈殿させた蕎麦湯の上澄みはそば焼酎で楽しみ、下に沈んだ濃い蕎麦湯はさらに煮込んでとろみが出るまで水を抜き、蕎麦タレを少し入れると濃い味わいがたまらない。一般の蕎麦屋ではそば粉をお湯で溶いたイカサマ蕎麦湯が当たり前のようだが、そば粉の生っぽい感じもなく蕎麦風味満点のとろみもまた良い。これに蕎麦焼酎が有れば完璧だった。

持参した蕎麦も東根の名店の品で、オリジナルのタレもダシの効いたホンマ物。何時も混雑する柳沢小屋でこんな事は出来ないが、他に誰もいない冬の貸し切り小屋でしか出来ない大人の贅沢?

 

【関連サイト】 東北アルパインスキー日誌

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

月山 石跳川~姥ヶ岳~東斜面 2017.12.31

2018年01月01日 | 山スキー

先週の湯殿山に続いて今シーズン2回目は姥ヶ岳の東斜面。さすがに大晦日になると志津駐車場は8台くらいで、顔なじみはAさん他1名くらいで何時もの常連組の姿はない。

先行者のトレースを追って石跳川に入るが、先週より積雪が1.0m位増して上部の沢はスノーブリッジで対岸の湯殿山へは楽に取り付ける状況。天候は曇りだが湯殿山は視界良好で東面が白く眩しく、気温はやや低めで汗をかく事もなく歩き易いのでノンストップでどんどん進む。

途中、3つの沢が合流するポイントから姥沢駐車場方向の沢筋を目指し、途中から左に進路をとって姥ヶ岳の山頂方面を進んで森林限界線を超える。その先に先行者の姿はなく山頂方面は貸し切り状態で、振り返ると遠くは大朝日岳や以東岳が輝いて美しい光景が広がる。山頂方面のシュカブラを進んで行くと対岸に月山の雄姿が現れ、曇りながらも風も少なく静かな雰囲気で今日はやって来て良かったと感じた。

東斜面を除くとノントラックの大斜面が広がり、唯一、山頂狙いのスノーシューのトレースが金姥方面に続いていた。体制を整えて山頂の雪庇を避けて100m程降りた辺りからスタートし、ややパック気味のパウダー斜面に飛び込むと後は至福の時間。まだ慣れないのでトップが引っ掛かり気味で無理に板を回してしまうが、次第に膝を載せる感覚を思い出してロングターンで降りて行く。登り返しを嫌って2/3程下ってからリフト上駅方面にトラバースし、後は南斜面の沢筋を降りて行って姥沢駐車場に到着。

姥沢駐車場直下の斜面はやや藪がうるさいが、その下からは雪も軽く快適な疎林帯のパウダーランの斜面となり、ターンのタイミングも取り戻して快適に降りて行く。途中、少しの歩きが入るがやがて尾根沿いに進んでネイチャーセンター付近を通過し、あとは緩斜面を流して志津駐車場に戻った。

 

 

 

 

【関連サイト】 東北アルパインスキー日誌

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする