北月山コースは月山山頂から真北に伸びる長大な尾根だが、その長さは10.0kmに及ぶ東北では他に類を見ないクラッシクコースで、4月10日頃の姥沢駐車場がオープンするとトライするスキーヤーがやってくる。
北月山荘にあらかじめ車を廻しておく必要が有り、今回は西川山岳会他10名のメンツで車に分乗して姥沢駐車に集合し、リフトで上がってから月山の山頂を目指す。自分以外のメンバーは昨日村山葉山で滑って来たが、そんな疲れなど無いように皆さん鍛冶小屋下の急斜面を登って行く。
月山山頂に着いてみると先行の1パーティーがいる位で、他に仲間2人を加えた12名が今日の北月山コースのメンバーだった。山頂は風は大したことはないが意外に寒く、さっそく身支度を整えて真北に伸びる尾根をただひたすら降りて行くが、常に鳥海山が正面に鎮座していて段々接近来る様で、やや単調だが結構楽しい滑りが何処までも続く。
山頂はガリガリ斜面だったが次第に雪質はザラメ化して滑りやすいが、次第に足がパンパンになってくたびれて足がつりそうなメンバーも出始める。しかし、今日は醜いストップ雪もなく板は良く走り快調で、青空ではなかったが鳥海山がクッキリ見えて我々を歓迎してくれる様な1日だった。
北月山荘が近づいて来ると次第に疲れが出てくるが、雪は切れ目なく最後まで繋がり、結果はオーライの楽しいスキー山行だった。
気温 5℃ (山頂) 所要時間 6時間半
【関連サイト】 東北アルパインスキー日誌