東北アルパインスキー日誌 ブログ

東北南部の山での山スキー、山歩き、山釣りなどと共に、田舎暮らしなどの話を交えながら綴っています。

遅れてやってきた春の恵み

2012年05月06日 | 田舎の話
家の雪囲い外しで連休前半の好天をのがしてしまい、後半は父の1周忌法要と山林の道開け(道を塞いだ倒木の処理)に追われ、結局、持って行ったスキー用具はそのまま車庫に置きっぱなしとなった。

半分覚悟はしていたが、2年連続でゴールデンウィークのチャンスを逃したのはちょっと辛い。もう少し天候に恵まればの話だが、どうせこの時期の視界不良ではどうせ山スキーにはならないだろう。

この機会に、裏山のコシアブラとタラの芽狙いで入ったが、やはりすでに先客が荒らした後でコシアブラは皆無。しかし、隣の杉の植林地斜面はまったくの手つかずで、40分で2.0kg程を収穫した後タラの芽も少し手に入れることが出来た。

以前はコシアブラを5~6.0㎏収穫して親戚や知人に配っていたが、この4年間ほどは隣の集落からやってくる常連さんにやられっぱなしだった。自分の山なのにすべてもっていかれるばかり。別に縄を張って規制するほどのものでもないので構わないけど。

しかし、杉の植林地を間伐して除伐するには手がかかっており、たくさんのコシアブラはその斜面に増殖して新芽を出す。作業道も整備して公園並みとはいかないまでも、散策するにはもってこいの里山になっているはずだ。その辺の努力も少しは分かってほしい。

ついでに手が回らなかったなめこのホダ木20本に菌を打って裏の杉林に並べた。ホダ木が乾燥してしまうので4月中には完了すべきで、遅れれば雑菌も入りやすくなる。

親戚から調達したホダ木(@200)に9.6φの専用ビットで穿孔し、10.0φの菌が付いた駒を500発打ち込んだ。菌は500本で¥1200。ナラの木が大半だが、美しい色が出るといわれる上物の桜の木と、菌を打ちこんで翌年から収穫のできるクルミの木も混じっている。

近くの土がなんか掘り返されていて不思議だったが、どうやら最近進出してきたイノシシの仕業の様で、地中のミミズを狙ってあちらこちら掘り返しているらしい。ハンターをやっている親戚に聞いたところによると、餌のない冬期間に木々の根っこを掘り返して食べまくり、木が枯れて深刻なことになっているところもあるらしい。

以前、作並温泉の国道48号線沿いで出会ったふてぶてしいイノシシを思い浮かべたが、体重が80.0㎏以上も有るとなると強敵で、今や、駆除しようとしても地元ハンターが高齢化で激減し、日当を2~4万払っても集まらなくなって困っている模様。

この勢いでさらに北上を続けると、里山の畑は荒らされて作物など育てられないようになる。里山のクマと猿も増え続けているようで、生態系のバランスが崩れているようにも思える。


01 タラの芽&コシアブラの収穫


02 歓迎されざるお客の痕跡


03 今年のしいたけは今一つ勢いがない


04 ホダギのなめこの菌を打ち込み


05 クルミの木な来年からの収穫


コメント
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