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東北アルパインスキー日誌 ブログ

東北南部の山での山スキー、山歩き、山釣りなどと共に、田舎暮らしなどの話を交えながら綴っています。

村山葉山 烏帽子岩コース途中敗退 (山形県) 2012.02.26

2012年02月28日 | 山スキー
なぜかタイミングか運が悪いというかそれとも相性が悪いのか、途中退却が意外と多い村山葉山の烏帽子岩コース。2005年からここを訪れて7回目だが、その中で4回は目標に届かず下降して、山頂に立ったのは2009年3月の1回のみ。

今回は悪天候は覚悟でやってきたが、三枚平から先の尾根の急登でなんとなく雪質に違和感を感じた。何時になくシールが滑って踏ん張りが利かず、崩れるようなサラサラした雪質がしっくりこない。

南東北の山ではやや粘着質のある粉雪だが、この様なしっくりこない雪は珍しい。ジグを切って板を蹴り込むと簡単に破断してしまい、不安定な雪質で20cm下には明らかな弱層がある。

忠実に尾根筋をたどれば問題なく登れるが、次第に強まる風雪でモチベーションも低下し、600m程高度を上げた所でギブアップ。最近はあっさり退却のパターンが多くなった。

しかし、下りのオープンスロープは激パウをしっかりと頂き、それでもやって来て良かったという実感は残せた。手軽に楽しめるこのパウダーエリアはまさに「パウダー道場」で、こんな時他に訪れる人もいないがそれでも良い。

お楽しみは帰りに訪れるのが毎度のパターンになった集落内の「おんどりそば」で、意外とお昼時には以外にはスノーモービルの団体さんがやってきて賑わっていた。

自家栽培のそばを10:1で引いた細打ち「細い板そば」は喉越しもよく、大板そばで¥1000という値段にも納得する。からしと醤油を付けて食べるきくらげがうまい。スキーヤーも少しは地元に貢献?一度¥300を払って温泉に浸かったこともあったが今は予約制なのが残念。

それにしてもここ山之内集落の積雪は尋常ではない。朝日連峰の大井沢と変わらない積雪に思える。
















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いったい何だこの大雪は!! 2012.02.16

2012年02月16日 | 田舎の話
今シーズンの豪雪は目に余る。ようやく集中豪雨?的な降雪から1週間たったが、その後遺症はまだ生活を脅かすほどの苦労を伴う。

幸い田舎の家の周りは畑や空き家で、除雪機で思いっきり吹っ飛ばしてもクレームにはならず、屋根から滑り落ちた雪を飛ばせば良い。隣近所とのトラブルが多発する住宅地とは違い、この時ばかりは思いっきり田舎でよかったと実感する。

しかし、今年は雪消しに必須の池が埋まって低温のため溶けず、飛ばした雪が壁を作ってどんどん高くなる。次第に飛ばす場所がなくなると仕方なく道路に飛ばす。そのうち除雪車がやってきて片付けてくれるだろう。

午前中にうちの周りを片付け終わると、午後からはの冬季分校(今は廃校になって空き家)の屋根の雪下ろしが待っている。いわゆる人足。

トタン屋根の降り積もった雪はかなり詰まって1.2m程だが、メンバーの高齢化に伴って参加者が少なく6人のみで心細い。つまり、毎年一人づつ減ってゆく限界集落の現実。そのうち2~3人になったら激務となる。

今回は全員スノーダンプ持参で効率が良かったが、新しく加わった新兵器が山仕事で使う枝打ち用ののこぎり。2.5mのアルミシャフトに60.0cmのノコの刃が付いた代物だが、切れ目を入れて大きなブロックにしてどんどん降ろしてゆく。ある程度閉まった雪ならこれに限る。

一緒に作業を行ったメンバーが市道の除雪を行っているが、先週の豪雪時には早朝4:00AMに除雪をしたが、その4時間後にはまるで雪が天から落ちて来るようで、4時間後には更になんと1.0mも降り積もったと言っていた。恐ろしいほどの雪。

今まで経験した大雪は一晩で60.0cmの記憶があるが、1.0mとなると想像を絶する豪雪で、厳冬期の飯豊や朝日連峰でも記憶がない。85歳の年寄りもこんな雪は見た事がないと言っていた。












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85歳の年寄りが見た事のない大雪 2012.02.05

2012年02月05日 | 田舎の話
今年の大雪は尋常ではない事は分っていたが、しんどい屋根の雪下ろしをやって実感した。2週間前に降ろしたばかりの屋根には1.5mの雪が積もり、人間の力を嘲笑うような自然の猛威を知らされる。

朝起きて外の温度計を見ると-11.0℃を示し、昨夜にトタン屋根から落ちた雪のブロックが勝手口を塞いででいた。雪は硬くて重く、こんなものを突然頭上に喰らったらたまったものではありません。

除雪機を使って速攻で片付け、次は今回の目的だった蔵の屋根の雪落としに取り掛かる。さすがに一人では難儀で危ないので、万札をチラつかせて連れて来た大学生の倅に屋根に登らせる。屋根上は人の肩以上有りそうな大雪で、スコップではかいてもかいても雪は中々減らない。

この雪を見て気が付いたのは積雪時の層が殆どないという事だ。日々の気温の変動によって出来る弱層も見当たらず、膨大な量の雪が連続して降り積もったことを示している。

一晩で60cm以上も降り積もるとなると尋常ではなく、積雪が3m程のもなる朝日の大井沢か飯豊の長者が原と同じ降り方だろう。積もった雪は低温続きで溶けることがなく、雪はどんどん高さを増して行く。

スノーダンプでやっつけて何とかなったが、登ってきた梯子が外れてしまい、結局飛び降りて無事帰還となった。雪下ろしまったく初心者にとってはさぞかし試練だったかも。

しかし、こんな大雪は85歳の年寄りも見た事がないらしく、特に、その雪の降る様子が今までに無い様な勢いだったそうだ。なにししろ、翌日落ちた雪で玄関先が塞がれてしまい、出入りができなくなってSOSを発信し、ようやく親戚に頼んで除雪をしてもらった。

土蔵の壁にはひどいひび割れが生じて、もう一回大雪になったらぺしゃんこになっているかも知れない。どうせ中はガラクタしか置いていないが、年寄りにとっては潰れてしまったら恥さらしの様らしい。いっその事潰してしまいたい自分とは意見が合わない。

もういい加減にして欲しい天気だが、今週の水曜日からまた同じような寒波がやって来るという事なのでちょっと不安。


01 朝起きて勝手口を見ると


02 蔵の屋根は肩まである積雪


03 降ろし終わってみると2階建ての土蔵の半分は雪ノ下


04 土蔵の壁にはひび割れが・・・。


05 積雪1.8mの雪に埋もれる小屋


06 屋根から降ろした雪は除雪機で飛ばす




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