東北アルパインスキー日誌 ブログ

東北南部の山での山スキー、山歩き、山釣りなどと共に、田舎暮らしなどの話を交えながら綴っています。

60~100年杉の間伐 2018.12.19

2018年12月18日 | 林業

森林組合と契約して11月から始まった間伐作業だが、大型のユンボで杉の木を一定の方向に倒して作業道を延ばしてゆき、雪が積る前に奥の方から伐採が始まりそこら中倒れた杉の木であふれていた。今回は間伐の比率は30.0%と決まっているが、やけに多そうな気もするが気のせいか?

最近の林業は機械化が進んでいるようで、伐倒・枝払い・玉切りを1台でこなす高性能の重機が主役で、60~80年ほどの杉の木は次から次へと長さ3.0mに切り揃えられてゆく。かつては時間をかけて1本ごとにワイヤーロープで集材したが、今や隔世の感がある様な作業現場で驚いてしまった。作業員も30~40歳台の方がほとんどの様で、高齢者しかいないかつての現場とは違って大変活気が感じられる。

運搬車両は大きくごついキャタピラがついており、ディーゼルエンジンの音を唸らしながら急な坂道を力強く上がってゆく。ただ残念なのだが、せっかく砂利を敷いて長年整備してきた作業道は荒らされ、山が悲鳴を上げているような気がして何か悪い事をしている気もする。何時も頼んでいる地元業者の間伐方法とは異なりかなり荒っぽい作業で、先代だったらこんな事はやらなかったかも知れない。

搬出された間伐材は土場に運ばれて寸法を取られる訳だが、最も太い木の年輪を数えると102年程になる杉の木だった。3~4代位前の先祖が植えた木だろうが、こんな雪深いところでよくぞ手入れして育てたものと感心してしまった。

幅3.0mも作業道を切るためには軒並みの伐倒。

最近は機械化が進んで仕事は早いが荒っぽい印象。

ウィンチは30.m程度の範囲の集材。

伐採・枝落とし・玉切り(3.0mに切り揃える)は1台でこなす。

大型の運搬車のキャタピラが道を荒らす。

土場まで運んで末口(細い側の直径)と本数を計算して出荷する㎥数を出す。

44.0cmの末口は年輪を数えると樹齢100年余り。目は詰まっているがトビ(腐朽菌)が入っている。

 

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月山 姥ヶ岳 2018.12.16

2018年12月17日 | 山スキー

 やはり例年より雪の少ない月山だが、好天に恵まれた姥ヶ岳は予想通り大入りで、姥ヶ岳の東斜面には無数のトラックが刻まれていた。全国的な雪不足の為か新潟方面や首都圏からもお見えのようですが、月山はさすがにその期待を裏切らない積雪の量。
姥ヶ岳東斜面を何時ものメンツと1本決めてから登り返して南面の姥沢の斜面を1本。シーズン初めはターンのタイミングがずれて本調子ではないが、沢筋の吹き溜まりの雪は本格的なパウダー斜面で皆さん納得のご様子。しかし、2ヶ月の間山をさぼっていた自分にとっては息が上がり、ペースは今一という所でした。

Gさん画像より

 

Gさん画像より

 

東北アルパインスキー日誌

 

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山奥の部落の冬支度は楽じゃない。2018.12.02

2018年12月02日 | 田舎の話

毎年この時期にやる庭の坪木囲いが4日間(実質3日間)かけてやっと完了した。先代の残したものは自分にとってありがた迷惑でもあるのだが、長年大切に育てたものを無にすることも忍び難く、毎年掛けと解体を半年ごとに繰り返している。毎年、今年から手を抜いてやろうとは思うのだが、積雪が1.5mにもなって除雪機で飛ばすと周りは2.5mの壁になってしまい、雪の重みで枝は折れるし毎年少しずつ樹木が傾いてゆくのでサボれない。

だいたい、こんな雪の多い場所で庭を造りして坪木を育てて楽しむ人は他にいないだろう。手入れが大変で雪囲いに手間がかかるから当然で、こんな田舎ではよほど道楽者の部類という事になるだろうがまあ仕方がない。何時まで続くか解らないが今年もグチりながらやってます。

 

 

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