東北アルパインスキー日誌 ブログ

東北南部の山での山スキー、山歩き、山釣りなどと共に、田舎暮らしなどの話を交えながら綴っています。

定禅寺ストリートジャズフェスティバル と山との関係

2010年09月13日 | その他山関連
           ナムチェバザール(ネパール)のシェルパの自宅の前で 1976年1月
              (真中が佐々木氏 左はシェルパよりみすぼらしい自分)

日曜日の3:00PMから1時間半の仕事というのは、実に中途半端な休日の過ごし方になって実に悔しい。まあ、どうせ雨模様だったので諦めもついたが、最近このパターンが多くなって山には行けずじまいの日々。

そこで、午前中に田舎の雑用をやっつけて仙台に戻り、適当に仕事を片付けてやって来たのが定禅寺ストリートジャズフェスティバル の会場。行ってみると、二日目の夕方でも勾当台公園には人があふれ、今にも雨が降りそうな気配でも熱気があふれていた。

仙台市中心部一帯をステージに音楽が街にあふれ出す「定禅寺ストリートジャズフェスティバル」が11、12日に開催されたが、今年は1991年の第1回から数えて20回目の節目の年。過去最多の750バンドを超える出演があり、今や日本のみならず世界でも名が知れる一大イベントになっている。

最後のフィナーレは生憎の雨にたたられ、新参者の自分は途中から帰宅したが、雨傘をさしたままでも楽しんでいる根強いファンはあまり気にもとめない様子。25年程前の古い話ですが、読売ランドで行われたライヴアンダーザスカイでも、大雨にたたかれながらマイルス・ディビスのトランペットに酔いしれた時の事を思い出した。

ここで自慢話になりますが、長年にわたって実行委員長を務める佐々木和夫氏とは昔の山仲間で、今でも年に1度ほどは酒を酌み交わす仲なのです。まだ学生の頃最初のヒマラヤ登山に同行したのが始まりで、登山終了後は二人で現地に居残りを続け、登頂失敗のうっ憤晴らしの様な気ままな放浪の旅を続けた。その間、インド・バングラデッシュ・パキスタン・アフガニスタンなど9ヶ月間貧乏な旅人をやってました。

所属山岳会は違って自分より7つ年上の先輩ですが、その風貌は豊富な顎鬚を蓄えて意外と顔の彫も深く、海外では帽子を被ればモスリムにも見え、またある時には現地に同化したネパーリィーにも見える。温和で人当たりは良くて敵を作ることなど有り得ないような人柄で、日本人はもちろん語学力は抜群でどんな外国人でも意思疎通ができそうな方でもある。

しかし、本人が言っているように、「楽器はできないし、音痴だから歌うのは嫌い。音楽を聞くのも人並みに好きな程度」という、まったく予想外なところに本人の能力と適正を発揮する所が興味深いのです。確かに、1年間程海外で行動を共にしたが、JAZZの話はもちろん音楽についての話題の記憶はありません。

今では芸術文化都市としての認知度を世界的に押し上げ、仙台のステータスを高めた貢献度は計り知れないものがあります。しかも、長年にわたって維持して更に成長を続ける所が素晴らしいと思います。やはり皆さんの高い志はもちろんのこと、熱意と強い仲間意識が大きな組織を支えているのでしょうか。

今や仙台を代表するように著名な方ですが、これからも更なるご活躍をお祈りいたします。

※東ネパール~クンブ地方トレッキング(ネパール) 1975~76年

コメント (2)
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