東北アルパインスキー日誌 ブログ

東北南部の山での山スキー、山歩き、山釣りなどと共に、田舎暮らしなどの話を交えながら綴っています。

月山 姥ヶ岳 2012.11.25

2012年11月26日 | 山スキー
今日の予報は東北地方は高気圧に覆われ、朝から好天のはずだったが見事に外れて姥ヶ岳方面は風雪模様。上空に寒気が残り、期待した好天は訪れなかった。積雪は例年の半分ほどで姥ヶ岳の東斜面にはブッシュがのぞき、最近雨が降ったのか所々アイスバーンが残る。

1時間ほどリフト上駅で天候待ちしたが結局回復せず、姥ヶ岳の山頂だけ踏んであとは志津に戻った。姥ヶ岳の下降中に蒲生さんら西川山岳会の面々に遭遇したが、午後の好天を睨んだ賢い選択で皆さんやる気満々の雰囲気だった。

月山の山頂は遥かに遠かったが、2年ぶりに訪れた11月の月山冬景色は何か新鮮で、お馴染みのメンバーに再会できるのも楽しみの一つ。常連のメンツはほぼ出そろっている。

1本滑って早々と駐車場の志津に戻ったが、次から次からと登ってくるスキーヤーとボーダーの数も多い。3~4年前にはこんな光景は目にしなかったが、今や地元のみならず首都圏方面からのお客さんが増加している様子。












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忘年会 in 鎌倉温泉 (宮城県蔵王町)

2012年11月19日 | その他山関連
今年で6年目位になったかつて在籍していた山岳会のOB忘年会。

仙台市内から1時間ほどのひなびた田舎の山奥に位置する一軒宿で、今時珍しく薪で加温した温泉宿。家族経営で5代目になる若女将さんが切り盛りしているが、アットホームな宿は仙台でもあまり知られていない。ご主人によると、宿の前には源泉が大切に祭られ、建物の周りには自噴する温泉が他にも湧きだしている。

ボーリングすれば熱いお湯が出るのは解っているが、あえて代々自然のままの温泉を大事に守り続けているという。1051年の「前九年の役」の頃に見つけられた由緒ある温泉だそうで、普段着の温泉として地元の平沢集落では大事にされてきた。アトピーや水虫などには大変な効能があるようで、ポリタンクに温泉を詰めて持ち帰る人も多いようだ。

2年前に大改装されてからは日帰り客や宿泊客が増えた様で、あの狭い浴槽に朝の7時ころから次々にお客さんがやって来るのは驚いた。古い木造でかつての自炊の湯治客宿の面影はそのままで、室内はすっかりきれいにリフォームされて清潔感に溢れている。

集まったメンバーは頭も白くなり、かつての様に宿の中で大立ち回りをする元気もなくなったが、酒宴の勢いだけは衰える様子はなく、翌日の朝には勝手に持ち込んだ酒の空瓶がゴロゴロ転がっている光景は変わらない。

翌日は「長命の水」に水汲みに訪れたが、ここのは集落の水として古くから祭られた「水神社」がある。水場周りは綺麗に整備され、与えられた自然尊び神に感謝するという、日本人にとって根源的な信仰心の原点が伺える。
















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なめこの豊作 2012.11.09

2012年11月11日 | 田舎の話
今年は暑い夏で雨が少なく、なめこの収穫は期待していなかったが、最近の長雨と気温の低下のためか6.5kgの収穫があった。ここ5年位では最も出来が良い。

原木栽培といってもホダ木に菌を打った後は水やりもせず、たまに草刈りをする程度で殆ど放置状態だが、それでも菌を打ってからは5年間くらいは毎年収穫が出来る。ホダ木はミズナラやコナラの木が使われるが、その他に桜の木はなめこの色が良くなるので好まれている。しかし、桜の木は少なく貴重品。

採ったなめこは塩漬けにして保存食とするが、とても食べきれないので親戚・知人へ配達する。この地では杉林が多くて取れるきのこの種類は限られるが、なめこや椎茸の原木栽培がこれを補っている。なめこや椎茸だったらお土産向きで、採れた野菜と一緒に配るのが楽しみでもある。

この時期、山形では定番の食用菊の収穫時期で、さっそく昼食はなめこの大根おろし添えと菊のお浸し、それと牛肉と醤油仕立ての芋煮となる。食用菊の花弁は丸まっており、これが独特の歯ごたえとなって食感が良い。
















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山スキー道具 久しぶりの衝動買い 2012.11.11

2012年11月10日 | 山スキー
今度、7年間使い続けたガルモントの兼用靴を買い替えた。使い続けた兼用靴のインナーはボロボロに擦り切れて、アウトシェルやバックルはひどい傷だらけになってソールはすり減って片減りしていた。最近はプラブーツのシェル割れなど聞かなくなったが、とっくに耐用年数を超えていたのは明らか。

買い求めたのはUDショップの〇〇館さんに棚晒しになっていたガルモントの「ヘリウム」。1年落ちのモデルだが25.5cmのサイズと片足1350gの兼用靴はジャストフィットで、自分にはお買得に思えて衝動買いしてしまった。

軽量化のためインナーがが薄くなったのは気にかかるが、東北の2000m位の稜線上程度なら問題もないだろう。もっとも、そんなところは最近遠くなってしまったが。

今年はすでに廃版のなっている様だが、7年間激しい山行でも足になじんだ足型は信頼性があって捨てがたい。他メーカーの軽量タイプの兼用靴も物色足てみたが、足幅が狭い事と踝の位置が日本人に合わないことから満足するものはなかった。

以前登山用品メーカーに在籍していた割には道具に無頓着な自分だが、兼用靴は山スキー用具の中でも最も大事なアイテムであり、滑降性能や歩行のし易さに直結するだけに安易な妥協はできない。

自分では滑降性より歩き重視の山行スタイルに合った用具選びが重要で、道具は高いから良いとは言えない。限られた目的に沿った機能を使い切ることが重要で、それ以外の無駄な要素は切捨てて構わない。気に入ったものは長年使い続けて愛着も深まる。

それと、最近は足も上がらなくなってきたので軽量化はそれ以上に重要。難行苦行の世界とはおさらばしたいもの。

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