宮城県に住んでいても県内の山のピークを踏んでいない山、または1~2回しか訪れた事がない山が結構ある。山スキーの宮城蔵王と沢登りの二口はホームグラウンドに近いエリアだが、それ以外となると余り訪れたことがない。
多くの人が自分の生まれた所の山に拘りがある様で、自分もその通り飯豊・朝日を中心とした山形の山々にどうしても足が向いてしまう。子供の頃から深い雪の中で暮らし遊んできた為か、豊富な雪と豪雪地帯特有の植生がすっかり馴染んでしまったのか、山スキーと沢登りでは相性が良いのだろうと勝手に思っている。
この禿岳は東面が急峻でルンゼ状の沢が食い込んで見栄えが良く、宮城県の山らしからぬ独特の風貌が前から気になっていた。短いながらも沢登りと冬の雪稜登りは人気のコースの様で、なんで今まで手を付けなかったのか後悔している。
花立コースは初心者や子供連れでも気軽に登れる為、平日にもかかわらず10人位のお客さんがいて賑わいが有った。意外だったが、山麓の広大な林を切り開いて太陽光パネルが設置され、まだまだ増設される様で今後が大変気になる。
【関連サイト】 東北アルパインスキー日誌