東北アルパインスキー日誌 ブログ

東北南部の山での山スキー、山歩き、山釣りなどと共に、田舎暮らしなどの話を交えながら綴っています。

雑きのこの収穫 2012.10.08

2012年10月08日 | 田舎の話
田舎の山林は90%が杉林で、きのこ採りが楽しめる広葉樹の雑木林は少ない。その為収穫できるきのこは限られて杉ワカイか赤きのこ、あるいはクリタケが取れる程度で種類は少ない。

しかし、間伐などで杉の木を伐採した跡には切株が残り、5年くらいするとスギカノカ(田舎ではスギワカイと呼ぶ)が出始め、その後15年位は毎年収穫がができるようになる。林家ではならの副産物で、毎年多量に収穫して親戚筋や知人宅に届けて喜ばれていた。

しかし、最近毒キノコ説が流れてからは収穫する人も激減し、今ではかつての様なきのこ採りの入山者も目にしなくなった。まあ、勝手に山林に入られてぬかるんだ作業道を荒らされずに済むので当方は歓迎している訳だが。

しかし、田舎の人々は今でも好んで食し、ナスや肉との油いためやみそ汁の具として重宝がられている。たかが里山の雑きのこではあるが、癖もなく味わい深いきのこでこの時期の食材には欠かせず、また多量に塩漬けにして大切な冬の保存食となる。

原因が特定されているわけではないが、膵臓に疾患のある人には症状が出やすいようで、今では特に希望した人にのみ届けている。

今年は例年の3分の一程度の収穫だったが、1時間で3.0kgのスギカノカと0.5kgのイグチを収穫してご機嫌だった。















【関連サイト】 東北アルパインスキー日誌

        飯豊 朝日 蔵王 吾妻連峰 月山 鳥海山など、東北南部の山で
        山スキー 沢登り 山歩きなどを楽しんでいます。

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