東北アルパインスキー日誌 ブログ

東北南部の山での山スキー、山歩き、山釣りなどと共に、田舎暮らしなどの話を交えながら綴っています。

宮城蔵王 大黒天~熊野岳 2022.08.21

2022年08月22日 | 山歩き
散歩のつもりで訪れた刈田岳~熊野岳は予想通りの混雑だったが、既に秋を感じさせる様な涼しい風が吹き、馬の背にはトンボが飛んで夏の終わりを感じる。
意外な収穫は大黒天登山口付近の登山道に乱舞するアサギマダラだった。5~6cmと比較的大きな蝶だが、夏から秋にかけて山岳地帯に生息し、その後は本州を南下して南西諸島や台湾にまで移動するそうだ。
蝶の中では人気が有るらしく、色々写真も載っているのでトライしてみたがこれはむずい。止まっている瞬間をとらえるのも難儀だが、飛んでいる蝶となるとど素人では無理です。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
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杉林の中の水神様 

2022年08月16日 | 田舎の話
戸数4世帯の山の中の限界集落では今でも水道はなく、山の湧き水を引いて生活用水としている。樹齢60〜80年の杉林の下には硬い花崗岩の岩盤が有り、奇麗な湧き水は決して涸れることはなく、60年以上に渡って供給されている。
25年ぶりに2トン位の貯水槽の清掃を行ったが、底に細かい砂粒が少し溜まっているだけで、冷たく奇麗な水を満々と溜め込んでいた。
一ヶ月に2回ポリタンクに詰めて仙台に持ち帰っているが、室内で保存しても夏でも腐るこはなく、夏はサーモスに冷えた麦茶にして持ち歩いている。
この水源には先代が祭った水神様が鎮座し、山に対する感謝の念と家族の安寧が込められている。
 
 
 
 
 
 
 
 
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肉そば 北味 (仙台市若林区荒町)

2022年08月09日 | 蕎麦・ラーメン
山スキーや山歩きの後、月山や朝日連峰方面からの帰路は河北町を通り、何軒かの馴染みの蕎麦屋を廻って肉そばを食するのが楽しみの一つです。
最近、仙台市内にも肉そばの看板を掲げた店を目にするが、食べてみると自分の好みの味ではなくがっかりする事も多いが、この「北味さん」は本場の店の味と殆ど変わらない一品で満足しています。
肉そばはまずそば自体が美味しいことが必須条件で、さっぱりしていても甘辛の味わい深いスープと、コリコリした歯ごたえのある鶏肉が決め手と思うがこのポイントは高いです。
本業は居酒屋でランチタイムだけ肉そばやっている店で、荒町商店街に位置しているが店内は狭く、昼時は東北学院大学の工事現場に近いので駐車場を探すのが難儀です。¥700
 
 
 
 
【関連サイト】 東北アルパインスキー日誌
 
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仙台七夕祭り見物 2022.08.06

2022年08月08日 | その他
 
50年間ほど仙台暮らしやっている割には今回2度目の七夕見物。何か動きや躍動感の少ないお上品な祭りはあまり興味が湧かなかったが、女性的で静的な七夕は別の存在の様にも思えた。
コロナ渦もだいぶ緩和されてきた印象も有るが、やはり人の出は今一つの様でやや盛り上がりには欠ける雰囲気が有る。
今年は適度な混雑で見物には宜しい。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
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風力・メガソーラー発電の実態

2022年08月03日 | その他
先日、有志のメンバーと共に風力発電反対運動が起きている宮城県丸森町筆甫地区の勉強会に参加してきました。講師は地盤・地質工学、リスク学の専門家で、東北学院大学工学部名誉教授の飛田義雄の講演でしたが、大変興味深い内容で知識が深まり勉強になりました。
筆甫地区では現在2つの事業会社で計27基の風力発電が計画され、既に宮城県による開発許可が下りて経済産業省の環境影響評価手続きが行われています。これは、事業会社が通産省に計画段階環境配慮書を提出し、経済産業省からこれに対する意見書が交付され、何度かのやり取りの末に承認するという経緯を辿っています。県の開発許可については、「特段の事由がなければ許可しなければならない」という建付けになっており、実質的な許認可権は経済産業省が握っている様です。
しかし、この文書のやり取りを見ていると、(1)騒音及び風車の影による生活環境への影響、(2)動植物及び生態系に対する影響(3)景観に対する影響(4)鳥類に対する影響などの内容については通り一遍の内容の審査に思え、日本国内の山岳事情に則した現実性・具体性に欠ける、大変緩い規制しか行われていない様に感じます。この内容は単なる営利目的の事業者主体と国とのやり取りだけで、地元の地権者や住民の立場を尊重する保護的な議論は殆ど感じられません。つまり、特段の事由が無ければ殆どが許可される事態となっている様です。
許可を与えた宮城県知事には許可を取り消す権限も実質的に無いと思われ、ただ単に意見を述べる事に留まっています。しかも、地域住民への説明はこの間為されることはなく、意見書が交付された後になってから着工前に説明会を行い、形だけの地元の理解を得るという努力義務が明記されているにすぎないのです。
どう考えてみても法律や規制の不備が大きな原因と思われますが、日本政府が脱炭素に大きく舵を切っている以上、この大きな流れを食い止めることは容易な事ではない。
また、自然エネルギーという魅惑的な市場に参入する国内外の企業は後を絶たず、その中で全世界中で風力・メガソーラー発電を展開する巨大外国資本(シンガポール系 株式会社グリーンパワーインベストメントやアメリカ資本など)が食い込み、日本の全土にわたって巨大な風力発電設備設置を展開しようとしています。
既に、加美町の 薬莱山の麓にはJRE宮城加美町ウインドファーム(エネオス系)が既に10基の風車建設工事に着手しており、この他加美町・大崎地域では他に最大160基ほどの計画が有ります。
しかし、これらの計画は全国でのごく一部に過ぎず、経済産業省の風力発電所一覧を見ると、風力・メガソーラー発電計画又は工事着手の計画は膨大な数に上ります。このままこの計画が実施されたら日本の国土は広範囲に侵食され、住民の健康が脅かされ、美しい山岳の景観が失われ、広範囲にわたり土砂災害による環境の破壊が起きると予想されます。
最近になって関西電力による蔵王の風力発電が中止に追い込まれましたが、住民の地道な反対運動と共に宮城県知事などが反対表明をした事も一因と思われます。
この成功事例がこの巨大な潮流に歯止めをかけ、先駆的な事例となる事を望みます。


通産省 風力発電所一覧

https://www.meti.go.jp/.../sangyo/electric/detail/wind.html 

 

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