東北アルパインスキー日誌 ブログ

東北南部の山での山スキー、山歩き、山釣りなどと共に、田舎暮らしなどの話を交えながら綴っています。

48年前の古いヒマラヤの記憶 1975年10月

2024年06月09日 | ヒマラヤ
19歳で社会人山岳会の門をたたきクライミングを初めて3年目、ネパールのアンナプルナサウス(7219m)の北峰の未踏ルートを目指した登山隊に参加したが、厳しいナイフリッジに歯が立たずあえなく敗退。
今思えば無謀な計画でとても我々が手に負えるルートではなかったが、この頃からヒマラヤ至上主義の世界に足を踏み入れてしまった。
当時はヒマラヤと仕事のどちらが大事かと言われると仕事を捨てて参加するのが常識だった。こんなヤクザ的な山屋の世界にいたが結局自分では物にならず、ヒマラヤ登山は中途半端な結果で終わってしまった。その後2隊が同じルートを目指したが成功していない。
(一部のスライドは同行したTさんより)
 
 
 
アンナプルナサウス (7219m) 北峰
背景はアンナプルナ1峰(8091 m) 南壁
この尾根の突破に2週間位を要した。
「トサカ尾根」と称するリッジを辿る。
固定ロープは有るが落ちると果たして止まるのか?
中央の1段目のバンド迄達して退却。
C2を眼下にルートは続く。バックはマチャプチャレ( 6,993 m)
アンナプルナ内院のファング(7616m)
北峰に至る急峻なアイスリッジを目指したが敗退。
C2付近にて足跡の様なものを発見。
平均年齢25年位のシェルパレスのビンボー登山隊。つまり、シェルパを雇う金がなかった。
 
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マナスルトレッキング No.13 カトマンズでの暇つぶし 2023.11.5~6

2023年12月13日 | ヒマラヤ

トレッキング計画の変更で4日間短縮になると、カトマンズ市内で暇を潰すのは如何したものか悩んでしまった。飲み食い買い物だけではムダ金使いで飽きてくるが、観光するとなると限られて旧王宮・ボートナートの見物と相場は決まってくる。粉塵まみれで空気の悪いカトマンズなので、滞在が長引けば次第に喉の不調が気になり、さっさと出国したくなるのだが致し方ない。

サーダーのダワ・タシに連れられて行ったのは旧王宮とボートナートで、最後に訪れたのはヌンブールヒマラヤトレックの社長のペンバ・ギャルゼンの会社兼自宅だった。訪れてびっくりしたのは彼の自宅で、4階建ての立な建物の中は広く部屋数も多く、家具調度品も贅沢仕様で接待用の部屋・事務所・仏間・家族の部屋・屋上テラス・貸し部屋など、すっかり実業者の風格が感じられた。若くして施行したシェルパには良くある話の様で、サーダーのダワ・タシも6階建のビルを所有し賃貸しているらしく資産家でもある。

ペンバ・ギャルゼンの息子はインドのダージリンの大学に留学中で、ダワ・タシの娘はアメリカで韓国人のレストランで働いているらしい。その他の子供も大学出が当たり前で、シェルパで成功した人は努力家でビジネス感覚も優れている様だ。しかし、自分の子供たちには危険なクライミングシェルパにはしたくない様だった。

ペンバ・ギャルゼンが自分で作ったカレー料理は絶品で、感謝と真心がこもったおもてなしに思えた。

 

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マナスルトレッキング NO.12 2023年11月2日~3日 

2023年12月11日 | ヒマラヤ
カトマンズでの暇つぶし カトマンズ~ナガルコット 
 
TRの計画変更により、4日間スケジュールが空いてしまい、計画外の暇つぶしとなった。
まず、48年ぶりに訪れたカトマンズは人口密集が激しく、想像以上の規模になり昔の面影を探すのが難しい。騒音と粉塵、車、バイクの規制のない様な流入。だが、これ程の大混雑の割には交通事故の現場に出くわさない不思議。
この猥雑な街から逃げる手っ取り早い方法が1泊2日のナダルコット行き。カトマンズから車で2時間半程走ると標高2000m程度のリゾート地で、ちょうど東京から箱根に逃げたような地だ。
エベレスト、ロールワリン、ランタン方面の遠望が有名で、夕方にはガネッシュヒマール方面が見えた。
案内された所は個人まりとしたロッジだが、コテージスタイルで見晴らしは良く、想像以上の料理が出てきて全員が満足。翌日の早朝は撮影ポイントが霧に覆われて残念だったが良しとしよう。
 
コテージスタイルのロッジからの見晴らし。
 
11月なに菜の花が咲いている。
 
11月なのにブーゲンビリアがさいて蝉の鳴き声。
 
テラスの廻りではいろんな種類の野鳥が遊んでいる。
 
ロールワリンヒマールのガネッシュ山群。
 
夕日に輝くと見栄えがして美しい。
 
ランタン山群のランタンリルンが見える。
 
早朝には生憎の厚い雲に覆われ山々は見えず残念。
 
注文したら2時間後に出てきた干し肉入りのうどん。結構うまい。
 
 
焼きそばなのかスパゲッティなのか不明。リンゴのヨーグルト和えも旨かった。
 
 
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マナスルトレッキング No.10 2023年10月30日 

2023年12月09日 | ヒマラヤ

サマゴン滞在 晴れ 気温 6〜15℃

今日は。休養日でサマゴンのお寺と村の中を散策して時間を潰す。マナスル登山シーズンが終了して多くのロッジはすでに閑散としているが、このマウントマナスルだけはヨーロッパ人とネパールの学生トレッカーで賑わっている。
サマゴンは部落というよりはちょっとした街の雰囲気でもあるが、周りにはチッベッタン部落そのままが残っており、観光地とは異なってゆっくりした時間が流れており、この地を再び訪れるトレッカーも少なくない様だ。
明日はチャーターしたヘリの乗れば僅か45分でカトマンズに戻ってしまうが、出来ればもう少し滞在してマナスルBCやサムドゥーなど周りを歩くだけでも良さそうに思える。
残念ながら我々はサマゴンで撤退となったが、多くのトレッカーはラルキャラパス(5160m)越えを目指す。シェルパ達は同じく峠を越えて周回し、3日間でカトマンズに戻る様だ。
 
宿泊先のマウントマナスル
 
マナスルBCへは左下の氷河の上の道を登る。
 
日の出後の月。
 
観光地となったナムチェと異なり、今でもチベッタン部落の生活が残っている。
 
朝の静けさが心地よい。
 
修行僧宿舎前のマニ車。
 
サマゴンのゴンパを見学。
 
古いゴンパの様です。
 
マナスルの主峰は陰に隠れて見えない。
 
ロッジは快適で食事も美味しい。
 
良くここまで頑張りました。
 
修行僧の宿舎にはマナスルの神様が鎮座。
 
修行僧の寄宿舎も立派なもの。
 
サマゴンの中心部は街の雰囲気。
 
エッグフライドライスにアップルパイ。
 
 
良く似合っています。
 
トウモロコシを炒って水車で製粉する。
 
マニ車が延々と続く。
 
素朴な感じのチベッタンの女の子、
 
刻々と変化するマナスルの山頂は輝いていてオーラが有るように感じる。
 
モルゲンロートの時間はわずか2~3分間。
 
 
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マナスルトレッキング NO.11 2023年10月31日 

2023年12月09日 | ヒマラヤ

サマゴン〜カトマンズ空港 晴れ 気温6〜24℃

3日間通じなかったwifiがやっと使えて日本へラインで状況を送信。
本日はサマゴンからヘリでカトマンズに戻る日なので、ぽかぽかした天気はテラスで最後の時間を惜しむようにして過ごす。
朝早くテラスに陣を構えて朝日に輝くマナスルの山頂を狙ってカメラを設置。決まった構図だが時間による変化も楽しめる。
ポーター4名は昨日は下山済みで、シェルパは今日ラルキャルパ越え3日間でカトマンズに戻る。
ネパールではローカルの飛行機やヘリコプターの事故が多いが、サマゴンからカトマンズ空港へのヘリは1時間半遅れで出発し、ブリガンダキ沿い飛んでゆくと40分程であっと言う間に無事到着した。ヘリのチャーター料金は42万也 (5人の搭乗)。
 
二日目の早朝にもモルゲンロートを狙ってみた。
 
2晩お世話になったマウントマナスル。
 
シェルパの2名とはここでお別れ。
 
マナスルBCに至る道が見える。
 
この光景も今日で最後。
 
サマゴンの中心部から近いヘリポートへ。
 
我々と共に同乗するサーダー。
 
我々以外にも別便のヘリを待つチベッタンんがいた。
 
荷物を無理やり詰め込んで出発。
 
1時間半遅れでヘリは飛び立った。
 
ヒマルチェリ方面の山々?
 
車で8時間走破の後8日間の徒歩だったが、飛び立ったらカトマンズまでは僅か40分ほどで到着。
 
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マナスルトレッキング No.9 2023年10月29日

2023年12月09日 | ヒマラヤ

ショウ〜サマゴン 晴れ 気温 10〜15℃ 

昨日は無理してショウ迄辿り着いたのでサマまでは高度差もあまり無く楽勝の予定で出発。
女性陣2人は急遽ロバ2頭仕立てで後方から追い上げ、サマには今日中に4人到着する予定に変更。
途中でヒマルチェリBCに向かう左岸の谷を通過すると、やがて谷の奥に突然ヒマルチュリ(7883m)の山頂が姿を表す。その後竹林の混じる密林地帯から高度を上げると風景は一変し、開けた谷にはまだ収穫前の麦畑が広がり、チベッタンの部落が点在していた。
2本吊橋を通過するとコースはほぼ水平道となり、右岸の尾根の向こうにマナスルの山頂が姿を表した。途中のランチタイムに寄ったララはベストな撮影ポイントで、左からヒマルチュリ〜P29(7821m)〜マナスル主峰(8183m)が圧倒的な迫力で迫ってくる。
暫く進むと下る方向にようやくサマの集落が見え、野口健氏が作ったサマの学校を通過して行く。サマ部落と言ってもその谷は予想以上に広く、部落というよりは街に近い繁栄ぶりだった!
女性陣はその後ロバに乗り、長い時間をかけて夕方の5時になってサマにたどり着く事ができた。さすがに2人は疲労困憊の様子で、風邪気味の不調も重なり食事も進まない様子だった。
 
ようやくサマゴンが見え始める。
 
左岸の集落。
 
何処かで見た事がある定番写真。
 
左がマナスル。
 
右岸の谷間から姿を現すヒマルチュリ(7893m)
 
35年くらい前山形クライミングクラフト隊が南西陵?から登っている。
 
ランチタイムに訪れたララ。
 
ララからヒマルチュリ、p29、マナスルが一望できる。
 
ヒマルチュリのピークはこの奥に有るらしい。
 
ラからサマゴンへの道はほぼ平で楽勝。
 
右はナイケピーク(6054m)左の奥がナイケのコル。
 
最後の吊橋を渡ってサマゴンへ。
 
れもどこかで見たことのある定番写真。
 
とにかく天候に恵まれて快適な毎日。
 
サマゴンに入るとマニ車が。
 
ようやくサマゴンの中心部に到着。
 
ここで2泊した快適なマウントマナスル。
 
 
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マナスルトレッキング No.8 2023年10月28日

2023年12月08日 | ヒマラヤ
ビフィ〜ショウ 晴れ 気温 10〜15℃ 
 
標高が2400m位になると朝夕は寒く感じられ、おまけに部屋の壁と床の板張りの隙間か風が入ってくる。
今日からは作戦を変更して女性陣2人と男性陣2人に分け、サマ到着まで3日間と2日間工程に分けて別行動とする。双方とも風邪気味のメンバーがいるので、何れもスローペースでサマを目指す。
我々男性陣2人はナムロンを越えてショウ迄たどり着いたが、行動時間10時間半できつかった。一方、女性陣2人はロバに乗ってサマの近く迄行く事になった。
ブリガンダキの谷は次第に開けて右岸には麦畑が広がり、ナムロンから上はチベッタンの世界となる。ブリガンダキの後方にはロールワリンの6000mクラスのの山が姿を表し、標高も600m程上げて2880mとなる。
トレッカーの数はそう多くはないが、ダサインのお祭りで休み中ののネパール人学生が意外と多い。彼らは登山用品店でびっしり身を固め、日本の若者と変わらないウエアーや装備で身を固め、スマフォからwifiでJBLの外部スピーカーに飛ばし、ラップやネパール音楽を大音量で鳴らしながらながら歩いている。
 
 
何時もの通り7:30元気に出発。
 
吊り橋が各所にあって枝沢を大回りしなくて済む。
 
ブリガンダキの渓谷は狭くなる。
 
集落は点々と続く。
 
牛乳と思ったらスキムミルクで残念。。
 
今回のポターさんは4名。
 
見た目はいまいちだが許容範囲のリンゴ。
 
まだ新しいロッジは快適そうだ。
 
女将さんは商売上手の様子。
 
女将さんの娘は気軽にポーズをとってくれる。持っているのはロキシーのボトル。
 
これだけのパンを焼くとなると本格派。
 
数珠を1個くらい買っておけばよかった。
 
まだ新しい小奇麗な茶店。
 
ランチタイムに訪れたロッジの前の立派な門。
 
ダルバートにチキンカレーを追加。旨い。
 
この辺からチベッタン部落となる。
 
之からは典型的な光景となる。
 
門を抜けると集落が有る。
 
ロッジの女将さんがすべてのメニューを担当。
 
ピザを注文してみた。結構いけます。
 
 
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マナスルトレッキング No.7 2023年10月27日 

2023年12月06日 | ヒマラヤ
ビフィ~ギャップ 晴れ 気温 10〜21℃  
 
今日も好天が続き朝は7時30分に出発。昨日はオーストラリア人やフランス人約10人位が我々を追い抜いていって先行した。
何時もならば中国人が大挙しておしかけて、ロッジの中でも騒がしい光景のが常にだろうが、お客さんの数が少なく静かな旅が出来るのは嬉しい。ナムルまではネパーリイの部落で、その先は標高を上げてチベッタンの世界となる。
泊まるロッジも様々だが、今日のロッジのランチと夕食は美味しく、何を食べても1ランク上に感じて嬉しい。皆さん食欲は旺盛で、スローペースを保って歩けばサマゴンに届くだろう。今季のマナスル登山は晴天に恵まれ、殆どの隊が山頂に達した模様で事故も今の所聞かない。殆どの登山隊は10月15日頃にBCを撤収しているだろう。
 
7時半元気にロッジを出発。
 
深い谷のブリガンダキ右岸にも集落があり、その上にもカルカが点在する。
 
次第にチベッタンの世界が近づいてくる。
 
ブリガンダキの左岸をほぼ水平に進んでゆくとが、景観の変化があって楽しいTR。
 
オーバユースになる事はあまり無いのでクンブ地方とは異なり、昔ながらのTRを満喫出来る数少ないコース。
 
ランチで寄ったロッジも小綺麗で食事もよし。
 
途中1箇所だけ山抜けした箇所があり慎重に進む。
 
どこでもランチ&宿泊可の様で、我々ビスタリチームには都合がよい。
 
目的地直前のラマ教のお寺。
 
宿泊するロッジからブリガンダキ右岸の集落と山肌。
 
ネパール産「ツボルク」はナチュラルで深い味わいがあり、雑多な感のある日本のビールより美味いと思う。
 
 
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マナスルトレッキング No.6 2023年10月26日 

2023年12月05日 | ヒマラヤ

ペマ~ブフィ 4時間45分 天気 晴れ 15〜25度

ここまでは全員何とか歩ける状態だったが、メンバー間の足並みが次第にそろわずどうしても1日の行動時間が長くなった。サーダーも交えての協議の結果、今日から予定を変更してペースを落とし、2日間の遅れでビフィから4人で4日間かけてサマ部落を目指し、残念ながら2名のルラキャラ越えは断念との結論になった。
メンバーの調子がいま一つ上がらず、更に8日間かけて徒歩でのサマから戻る事も困難となり、代替手段としてサマ部落からヘリでカトマンズに戻る事となった。ダサインのお祭りでヘリの予約が中々取れなかったが、(2800ドル 5人乗り)予定では10月31日カトマンズ帰着の予定と決まった。マナスル一周はしてみたかったが一人だけの旅も気が引けるので即同意。
今日はブリガンダキのやや開けたゴルジュ帯を進んで行くと、昼過ぎにはビフィに゙到着してビールタイムとなる。あとはお湯で洗髪、体拭き、洗濯などでゆっくりした時間が流れる。
ロッジでは珍しく4人の日本人に会ったが、数々の登山隊を率いて多くの初登攀を成し遂げた重廣恒夫さん達メンバーで、日本山岳会のネパールグレートトラバースの人達だった。しかし我々と違って御年にも関わらず一見して力強さが伺える雰囲気で、今回はさらに2週間ほどかけてムクチナート迄目指す模様。
 
左岸をトラバースしてビフィを目指す。
 
5800m位の山が見え始める。
 
このあたりからマニ車が出てくる。
 
この辺ではトウモロコシとあわ(ロキシーを作る)か種作物。
 
マニ車が出てきていよいよチベッタン集落が近くなる。
 
蕎麦の花が美しい。
 
ランチタイムに寄ったロッジのキッチン。
 
アップルパイ。何れのメニューも2人分のボリューム。
 
ミックスフライドライス。
 
ブリガンダキ支流のゴルジュ帯。
 
どこにでも立派な吊橋があって歩きやすい。
 
 
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マナスルトレッキング No.5 2023年10月25日

2023年12月04日 | ヒマラヤ
ヒルム~ペマ 
 
今日は。もう少し先までの予定だったが皆のペースが上がらないのでここで終了。ブリガンダキの渓谷は次第に狭くなり、歩いている間は日がささない所が多く午後になると寒さを感じる。
本日出逢ったトレッカーはヨーロッパのパーティが15人程度で、何時も押しかけてくる様な中国人の団体様は全く見ない。
今日は。吊橋を4本渡ったが何れも立派な代物で、道もコンクリートの階段や手摺が付いて歩きやすい。こんな深い谷間でもWifiが良く入るので有り難い。
 
日本でも変わらない親子の姿。
 
左岸に掛かる大滝が迫ってくる。
 
落差250m以上は有る大滝は迫力十分。
 
右岸の断崖上にある集落。
 
女性陣もまだまだ余力が有ります。
 
立派な吊り橋を何本か渡って行く。
 
ポーターは酸素ボンベを持って歩きながらのサポート。
 
ブリガンダキの急流を渡って行く。
 
部落の入り口は必ずこのような門が有る。
 
この怪しげな部屋は朝になるとどうなる?
 
フランス人のトレッカーが目に付く。
 
トレッキング中の力の源はこの定番のダルバート。
 
 
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マナスルトレッキング No.4 2023年10月24日 

2023年12月02日 | ヒマラヤ

ジャガット〜ヒルム

今日は5時間弱の歩きのみで昼過ぎには宿泊地のヒルムに到着。早速ビールを注文してマッタリした時間を過ごすが、このネパール産ビールの「ツボルグ」が実に旨い。デンマーク?のライセンスものらしいが、日本のビールにはない素朴でしっかりした味と喉越しでたまらない。

素朴な感じのロッジだが、見晴らしの良い1人部屋のコテージで時間の余裕が有るので各自シャワーや洗濯をして過ごし、久しぶりにすっきりして体を休める事が出来た。

お祭りの最中の部落の中心部を散策すると、昼から子供も交えても大博打大会に人が群がっていた。博打と言っても笑い声が絶えず明るい雰囲気で、これも部落のコミュニケーションの一つなのだろう。

お祭りの有間は子供たちも身綺麗で、48年目の洟垂れ小僧でボロボロの衣服という時代とは隔世の感が有る。今はこんな山奥でもスマフォが有ればカトマンズと変わらない情報の共有が有り、特に若者はジーンズに茶髪&ピアスというお兄ちゃんもいる。

快適で名残惜しいロッジ。

開けて明るい渓の集落。

ブリガンダキに掛かる幾つかの吊り橋を渡る。

自動車道はさらに続いている。

ロールワリン山域の6000mクラスの山。

左岸の道をただひたすら進む。

仲の良い友達との遊び。

吊り橋にはラマ教の経文が掛かれた布が。

立派な階段を登ると目指すロッジの到着。

お昼に到着したヒルムは大きな集落でロッジが点在する。

「ツボルグ」このビールが実にうまい。48年目に飲んだビールもどきとは別次元の味。

昼から幸せに満ち溢れている暮らし。

個人まりとした1人部屋のコテージ。

お祭りの期間は子供たちもおしゃれ。

48年前と変わらない素朴で可愛い子供たち。

チベット料理では定番のモモ。

ミックスフライドヌードル。

ダサインのお祭り最終日には子供も交えたばくち大会。

 

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マナスル(8163m)トレッキング No.3  2023.10.23

2023年12月01日 | ヒマラヤ
コールラベシ〜ジャガット 
 
今日は足慣らしのつもりだったが、予定の1.5倍の時間を要して目的地のジャガットに到着。皆さん調子が上がらなくてバテバテですが、夕食を食べて十分な睡眠を取れば、明日は目的地のヒルムに6時間程で到着するでしょう。
カリガンダキの右岸の車道(現在は途中の崩壊で通行不可)を進んで行くが、両岸が深く切れ落ちた谷はスケールが大きく、圧倒的な岸壁群は凄い景観です。
途中にあるタトパニ温泉も惹かれる物があり、サマ往復組はここで帰路の1泊を即決した。
そして、急峻な斜面にへばり付くようにして生きる人々、棚田、家等は人間の生命力の強さを感じます。
途中で食べたタルカリやビリヤニ(焼飯)は旨かった。4人共環境応能力は実に高いようだ。
 
出発前のロッジ。
 
通行止めになっている車道を歩く。
 
道は広くて歩き易い。
 
立派なタトパニ温泉。
 
源泉には神様がいらっしゃるのだろう。
 
日本の湯治宿の様な雰囲気も有る。
 
ランチタイムはロッジで。
 
ミックスビリヤニ(焼き飯)は結構いける。
 
この辺のブリガンダキ渓谷は穏やかな雰囲気。
 
渓は開けて日本の山の雰囲気。
 
この辺から渓の様相は激変する。
 
左岸は垂直の岸壁帯が続く。
 
対岸にも集落が有って吊り橋が掛かっている。
 
ロッジの部屋は清潔で心地よし。
 
右がサーダーのダワ・タシとシェルパの2人。
 
ネパールの定食と言えばダルバートサブジ。
 
マナスル登山終了後でトレッキング客は少ない様子。
 
小奇麗で快適なロッジが多い。
 
 
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マナスル(8163m)トレッキング No.2 2023年10月22日

2023年11月30日 | ヒマラヤ

カトマンズ~コールラベシ

カトマンズをマイクロバスで早朝に出発して途中で4WD2台に乗り換え、トレッキングスタート地のコールラベシに到着。数ヵ所の峠を越えると最初に姿を現すのはガネッシュヒマールの1~3峰で、次第に道路事情が悪くなってきて暫くすると目的地に到着した。

明日は足慣らしで5時間ほどの歩きでジャガットの手前で終了の予定。近年、道路事情が良くなって我々の様な年代には嬉しいが、あまり行き過ぎて車で通過するだけでもつまらない。今の所マナスル方面のお客さんは少ない雰囲気で、目論見どうり静かな山行になれば良い。

マイクロバスで早朝にカトマンズを出発する。

途中のランチタイムはフジホテルのランチボックス。

ネパール最大のお祭りのダサインで神に捧げられヤギたち。

ロールワリンヒマール山群のガネッシュ1~3峰が姿を現す。

同じくロールワリン山群の山。

この時期のネパールは野菜と果物が豊富。

4WDの車両2台に乗り換えて悪路を進んで行く。

橋の崩落で道路は寸断されて川を車で渡る。

最終地点のコールラベシに到着。明日からトレッキングの開始。

 

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ネパール マナスル(8163m)トレッキング No.1 2023年10月19~11月7日

2023年11月29日 | ヒマラヤ

2023年10月19日 成田発~インチョン空港~カトマンズ空港

14日間のマナスル一周トレッキングのため、なんと48年ぶりでカトマンズ空港に降り立ったが、昔のおもかげは殆ど無い街の繁栄には驚くばかりだった。かつては牛も共存していたカトマンズの街は巨大な都市に変貌し、溢れるような車と無秩序に走り回るオートバイや人混みには慣れなく、汚れた空気と雑踏の騒音には結構疲れる。

今度の計画はマナスル(8163m)のサーキットコースとして人気が有り、トレッキングで山麓を廻って途中5160mのラルケラ峠を越えるコース。人気で観光地化したエベレスト方面とは異なり訪れる人は少ないが、今でも昔ながらの素朴なトレッキングが味わえるコースとして知られている。

しかし、自動車道がかなり奥まで伸びて歩き易くなったとはいえ、ブリガンダキの険しい渓を延々とたどる道は予想以上に長く感じられ、メンバー4人の足並みも中々揃わず予想外に長時間歩く日々だった。メンバーの年齢からすると当然の結果ではあるが、徒歩での帰路は危険も伴うと判断し残念ながら断念となった。

結局、標高3520mのサマゴンが最終到達点となり、メンバー2名のラルケラ峠越えは中止して4名全員が予定外のヘリでのカトマンズ帰着となった。1周できなかった事は残念だったが、サマゴンのロッジから仰ぐマナスルの主峰は美しく荘厳な雰囲気で、サーダーやシェルパは大変優秀で気配りが行き届き快適で、結果は辛い中にも楽しい日々を過ごせて印象深いトレッキングだった。

 

韓国インチョン空港~カトマンズ空港へ。

インチョン空港経由でカトマンズ空港に到着

48年前の街のイメージは殆どなし。粉塵で街の空気は悪い。

夜になっても人は絶えない。

ラインホルトメスナーも絶賛する本格イタリアンピザの店。

誰が電気代を払って誰が盗電しているのか?

元ガイドの紹介によるショップでお買い上げ。ダウン製品は玉石混合だが安い。

バッタ品を売りつけられそうなので見るだけ。

 

【マナスルトレッキング リンク先】
 
NO.  1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13
 
  
 
【関連サイト】 東北アルパインスキー日誌
 
 
 

 

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フンザの旅 2019年 8月 No11 バルトロ氷河TR 備忘録

2019年11月14日 | ヒマラヤ

今回の計画はナジールエクスペディション社との直接契約だったが、仙台の身近な仲間にバルトロ氷河トレッキングの経験者がおらず、殆どはネットから仕入れた情報に頼って計画した。
 その為、我々の体力に見合わない無理なスケジュールだったり、実際には必要が無かったり役に立たなかった装備も有り、もっとスリム化してスマートな旅を目指す教訓ともなった。幸い、事故や目立ったトラブルも無く実に感動的で楽しいトレッキングで、計画が大幅に変更になったが終わってみれば好天には恵まれて充実した日々だった。
 現地に入ると殆どを現地のエージェントにい依存する訳だが、ナジールエクスペディション社は我々の要求に事細かく応え、見事なアテンドで気配りも良く満足度の高い旅でした。彼らは日頃から日本人のガイドをやっていて我々も馴染みやすく、何より日本人を良く理解して親切で好意的だった。
 自分は44年ぶりに訪れた2度目のカラコロムだったが、振り返るとバルトロ氷河もフンザも再び訪れたくなる大きな魅力を感じる。3年後には評判の悪いスカルド~カラコロムハウエイ間のスカルド街道の拡張工事も完了する見込みで、これからより多くのお客がやって来て観光化が進むと思われます。
 その上3年後の完成の予定でアスコーレ~パイユまでの車道の整備計画があり、もっと気軽にトレッキングが出来る様な環境整備計画が進んでいる様です。
 また、中国側では既にK2の北面BC近くまで車道が完成している模様で、カラコロムハイウェイの完全整備と合わせて開発がさらに進み、古い山屋としては昔の夢が失われる様で少し寂しい気もする。
 カラコロムには何度も訪れる登山家やトレッカーも多く、自分もっそのリピーターの仲間に入りたい様な気もする。
最後に思いついた点をランダムに羅列しておきました。

1 スペアのメガネは持参するべき。
破損 紛失など。(現地での作成購入 RS2700 =¥2700程度)

2 有ると便利な物
①ビニール袋 35L(仙台市ゴミ袋)お買い物袋(ダイソー M)キャリーバッグ内の雨の養生及びゴミ袋。
②テルモス 
テント内で夜の水分補給の為(標高4200m以上)
③ホッカイロ
腰に貼り付けて寝ると温かい。

3 ソーラーパネル 5V  2−4A 16W(¥4,500程度)
帰路を除き全日が晴天だった為、デジカメ スマフォ ウォークマンは殆どソーラーパネルで対応した。ただ、悪天候が続く事もあるので乾電池式チャージャーも持参した方が良いでしょう。
但し、乾電池の場合は容量の小さなデジカメバッテリー等にはある程度有効だが、スマフォやタブレット等は30~50%程度しか充電できず、残った感電池の半分以上は無駄になり効率は悪い。

4 モバイルバッテリー 1万mmAh
スマフォ 2〜3回充電可
オリンパス一眼レフバッテリー 4時間充電?
小さくてソーラーパネルとセットで運用すると効果的。

5 デジカメ
① オリンパス OM-D E-M 5 MarkⅡ 手振れ防止機能が良く働き殆ど三脚は使用しなかった。
レンズ  M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm (50mm換算 28-80mm)を多用。 標準ズームの明るいレンズ(f 2.8)。
その他 OLYMPUS DIGTAL40〜150mm M.ZUIKO DIGTAL 75~300mm
② ニコン COOLPIX AW130 (防水デジカメ)

6 PLフィルターを多用した。

7 厚手のダウンジャケットは必須(中高年)標高4200m以上。

8 パルキシオメーター ダイアモックスは体調管理のため必須。

9 正露丸 下痢止 は必須(パキスタン入国初期)。

10 バルトロTR 65歳以上にとってはけっこうハード。(3週間のテント生活と登り下りのモレーン歩きの連続とワンパターンの食生活)特に、この時期の標高の低いアスコーレ~パイユまでの2日間は最高で気温42℃に達して暑く、往復の計4日間は体力の消耗が激しかった。日頃山歩きで足腰を鍛えておいた方が良いでしょう。
ただ、ガイドのべイムさんは過去、70歳以上の日本人女性グループをコンコルディア迄アテンドした事があると言っていた。

11 ゴンドゴロラ峠越えは天候のタイミングとチームの足並みそれに運が揃わないと難しい様です。(多くは断念していると思われる)

12 ニセ警官に注意(入国日イスラマバード空港最後の出口外にて呼び止められ、パスポート、金をチェックすると要求)私服なので要注意。

13 体調不良又は高所順応の失敗が意外と多い。(s旅行2パーティーで途中離脱 1名高度障害の為ヘリでピックアップ 2名は日射病・体調不良で4日目のウルドカスからリターン )公募グループは特に多いと思われる。

14 ガッシャブルム2峰BCのトレッキングはコンコルディア以降の景観に恵まれず、見るべき個所は少ない様で現地では余り人気は無い。日程もきついので結果的にキャンセルとした。

15 食事のメニューは野菜中心でバリエーション豊富。夕食はスープ カレー料理2〜3種類 生野菜サラダ 又はプリンやメロン・マンゴー、缶詰フルーツ等のデザート。
朝食はトースト又はチャパティ(たまにお粥)、オムレツ、パンケーキ。
飲み物はミルクティー、緑茶、コーヒー。
今回は現地食を味わうべきとの趣旨だった為日本食は無し。しかし自分にとっては辛かった。
ナジールEXPの食材は実に質量共に豊富で、生野菜、ヤギ・チキンの肉(2匹調達)生卵(最後迄絶やさず)コカコーラ、粉末ジュース等多種多様。
但し、ヨーロッパ人の基準なのか量が多く、毎回出て来る量の半分から3分の1程度しか食べられなかった。

16 コック長(ジャンさん)の腕は素晴らしく、スカルドのホテル並みの食事を提供。ただ、後半からは同じメニューの繰り返しの為食傷ぎみになり、やはり日本食のバリエーションが必要だった。

17 バルトロ街道は砂塵とロバの馬糞や人糞、そして多量のゴミが散乱して悪い環境が続く。特にパキスタン陸軍によって投機された膨大な数の灯油の空き缶やゴミが散乱し、街道沿いの環境汚染を増長している。

18 バルトロ氷河トレッキングの難易度
最近のネパールTRの状況は良く知りませんが、バルトロTRの場合は途中にホテルやロッジ等は無く2〜3週間のテント生活となり、緑の無い砂塵と岩や石だらけの慣れないモレーン歩きが続き、意外と行動時間も長く体力&精神的にも疲れが貯まりやすい。
トレッキングのスタート4日後に日射病や体調不良で引き返す人もいて、コンコルディアで高所順応の失敗でヘリでスカルドヘ送られるケースも有った。(特に日本人)
日本人は我々と同様に60歳代が多い様ですが、60歳代後半以上になると日頃山で鍛えていないと歩きは結構厳しいです。2年前に結構難易度の高いカンチェンジュンガのトレッキングを行っている2人ですが、バルトロ氷河の方が遥かに厳しいと言っていた。

19 コックやサブガイド&ポーターへの教育や指導が良く出来ており、親切で気配りが良くマナーも愛想も良い。盗難や紛失等は一切無かった。(スタッフやポーターへのチップは必要)

20 特にうるさいと言われる北京空港で入国チェックを受ける際、リチウム電池等は予めパッケージに分けておいてトレイに載せて通過すれば問題なくパスする。

21 天候
イスラマバード着以来連続14日間の晴天の後(コンコルディアからの帰路初日まで)帰路は連続2日間の雨又は曇りその後晴れ。ゴンドゴロラ峠越えは天候のタイミングが悪く断念したが、結果的に1か月間は実にラッキーな天候だった。
雨は日本の様に連続集中的に降る事は無く、曇り〜小雨〜たまに本降り〜晴天と変化する。雨が上がった後は砂塵が舞う事もなく、空気は綺麗で涼しく歩き易い。

22 ナジールEXPとの契約
直接メールでやり取りの後パキスタン入り。特に正式な契約書の取り交わしは無かった。窓口マネジャー スルタンカーンさん

23 客層
中国人のグループが多く次いでドイツ人、フランス人などのヨーロピアンで20〜50歳台。他の日本人は3グループで見かけたのは計20人程度。日本人の若い人は皆無で我々を含めて60歳台が多い。なお、ナジールEXPでは8月に国内A社の日本人3グループをアテンドする予定らしい。

24 計画の変更
元々体力にそぐわない当初から無理な計画だったが、結局3人の足並みが揃わず全体的に縮小&キャンセルとなった。だが、天候には恵まれて写真撮影には最高なトレッキングだった。

25 高度順化
アスコーレ〜コンコルディアまではパイユでの1日の休養日を含み、ゆっくり高度を上げて行くので高度順化は問題なかった。(3人共過去にヒマラヤ登山の経験有り)

26 キャリーバッグ
ナジールEXPではトレッキング中に使用するキャリーバッグの支給はなく、急遽スカルドで4個別途調達した。

27 ウェットティシュ
トレッキング期間中に全身洗えるのは洗面台設備のあるパイユとウルドカス位。顔や全身を拭くのに重宝するのがウェットテッシュ。

28 ナジールEXPへの支払額
明記はしませんが国内のツアー会社の3分の2以下に抑える事は可能。(航空運賃を含む 往復9万円 中国航空の場合)5人程度にまとまればもっと一人当たりの金額は下がるでしょう。但し、現地やトレッキング中のトラブルについては自己責任と考える覚悟は必要。(今回は酸素やガモウバックの持参は無し)

29 トレッキングの時期
7月〜9月迄シーズンだが、9月に入ると気温が下がってコンコルディア周辺以上は雪になるケースが多く、ゴンドゴロラ峠越えはさらに困難になると思われる。最適な時期はコンコルディア着が7月中旬〜8月下旬位と思われます。

30 飲料水
キャンプサイトで煮沸して冷ました水のみ安全。氷河上で一見奇麗な水が流れているが、その上部には必ず馬糞が有ると考えた方が良い。

31 水分の補給
高所順応の為の水分補給は重要で、食事時を含めて2,0L以上の量を確保する。行動中には1.5L位の水を持ったほうが良い。

32 日除け対策
日中は日差しが強いので首筋後部を覆う帽子は必須。通常のキャップと日除け用と2種類を持参した。

33 wifi事情
スカルドより先はwifiが使えず3週間のテント生活では連絡の手段はなった。
スカルドやフンザのホテル内のwifiも通信は不安定で、通信回線が悪くメールは送れるが画像は出来なかったり、使用する時間帯によっては利用者が集中して繋がらなかった。
ただ、意外とラインの画像は時々送信できた。なお、ガイドのベイグさんは会社の衛星電話で遣り取りしていた。

34 バルトロトレッキングの状況
我々のバルトロ方面のトレッキングパミッションNoは99だったが、シーズン中は200を越すグループが入る模様。カラコルムでは超人気のコースかつドル箱のトレッキングコース。

35 エアマットなどの持参
長い間のキャンプ地は良く整備されているものの平坦で石の無い箇所などは限られている。マットは薄手1枚と個人用1枚が支給されるが寝心地は余り良くなく、日本からエアマットなどを1枚を持参した方が良いでしょう。眠れない夜が続くと結構辛いので工夫した方が良いです。

36 K2撮影の為ベストポイント 
殆どのパーティーはコンコルディアを往復するコースをとっているが、K2の巨大な山塊と迫力を感じさせるポイントはブロードピークBCにあると思います。余裕が有れば是非ここから朝徐々に日が当たる姿のワンショットをお勧めします。

 

No 10 パスー〜クンジュラブ峠~ボリレイク~ギルギット~イスラマバード~羽田 ⇔ バルトロ氷河トレッキング&フンザ 2019.07.09~08.14

 

ルトロ氷河トレッキング&フンザ 2019.07.09~08.14

バルトロ氷河トレッキング 2019年 7月~8月 No1 イスラマバード~アスコーレ

バルトロ氷河トレッキング No2 アスコーレ〜パイユ

バルトロ氷河トレッキング No.3 7月18日 パイユ〜コボルツェ

バルトロ氷河トレッキング No 4 7月20~21日 ウルドカス~コンコルディア

バルトロ氷河トレッキング No5 コンコルディア〜ブロードピークBC~k2BC〜コンコルディア

バルトロ氷河トレッキング  No6 コンコルディア〜アスコーレ

バルトロ氷河トレッキング No7 アスコーレ〜スカルド~カリマバード

フンザの旅 No8 カリマバード滞在の3日間

フンザの旅 No.9 カリマバード〜ナガール村~アッタバード湖~ボリレイク~パスー

フンザの旅 No 10 パスー〜クンジュラブ峠~ボリレイク~ギルギット~イスラマバード~羽田

No11 バルトロ氷河TR 備忘録

 

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