東北アルパインスキー日誌 ブログ

東北南部の山での山スキー、山歩き、山釣りなどと共に、田舎暮らしなどの話を交えながら綴っています。

晩秋の朝日連峰 鳥原山~大朝日岳小屋 2020.10.18

2020年10月19日 | 山歩き
今年も朝日連峰の紅葉最盛期のタイミングを外してしまったが、古寺鉱泉の駐車場に着いてみると50台位の車が有って、6時頃には多くの人が既に日帰りで大朝日に向けて出発していた。
目標は鳥原山と小朝日岳の紅葉見物の為鳥原山コースを選んだが、先行者はなく小朝日岳直下で一人の登山者とすれ違っただけで実に静か。コースも荒れていなく刈払いも綺麗で快適に歩けるのは嬉しい。
今日で大朝日岳小屋の小屋仕舞いだったようで、大きなザックを担いだY塾のYさん一行とすれ違ったが、彼らは冬になると又やって来て大朝日岳周りのパウダー斜面を伺うのだろう。
自分もかつて冬の大朝日岳を目指したが、今となっては遥かに遠い世界となってしまった。
しかし、元旦に登頂できたのは実にラッキーだった。
所要時間 10時間
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
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朝日連峰 障子ヶ岳周遊 2020.10.04

2020年10月05日 | 山歩き
障子ヶ岳は1500mにも満たない東北でも中級の山だが、東面の雪崩に磨かれた花崗岩のスラブ帯は見事な光景です。
特に、秋の紅葉時期には岩壁とのコントラストが素晴らしく、誰でもがその美しさに何枚もシャッターを切って行くだろう。
実は障子ヶ岳には深い思い出のある山で、まだ山を始めて2年目にして障子ヶ岳の地域研究のメンバーとなってしまい、二十歳の暇な学生にとっては荷揚げ要員として貢献する事となり、おまけで4本のスラブルートの初トレースのお土産を頂いた。
40Kgのキスリングには重くてかさばるビニロンテントと、銀シャリが食いたいという勝手な理由ででかい圧欲釜が括り付けられ、障子ヶ池に天張って5人のメンバーで1週間に渡ってスラブルートを潰していった。
食事は障子ヶ岳の聖水利用のはずだったがボウフラがわきそうな類で、昼飯は白飯にフリカケが当たり前のシンプルイズベストそして安いという具合。
今考えると滑稽な話で気恥ずかしいが、その頃は田舎者のヒマラヤ至上主義というのが有って真面目というか本気でした。
花崗岩のフリクションが快適でもっと登られても良さそうに思うが、アプローチも厄介な滝やいやらしい高巻きが有って難儀なため、最近は殆どトレースする人の話を聞かない。
しかし、記録は出ていない様だがかつては3月に山形のT氏が氷雪のこのルートを登っている模様。障子ヶ岳のダイレクト尾根の冬季初トレースもT氏かもしれない。(3登までされていると思う)
最も傾斜が有って面白い第1スラブはトレースしたが、下部の2ピッチ程が逆層のスラブで出口が被っている為、いまだに下からトレースした人はいないと思う。
 
所要時間 8時間15分
 
粟畑下のロボット雨量観測所付近の紅葉。
 
東北地方には珍しい三角錐の秀麗な山。右の伸びるのがダイレクト尾根。
 
石畳みの登山道は結構つかれる。
 
 
北面の斜面の方が紅葉が進んでいる。
 
すっかり紅葉すると素晴らしい世界になっているだろう。
 
いつか1日中ゆっくりしたい天狗小屋だが実現したためしがない。
 
静かな佇まいの障子ヶ池。かつてはテントを張っても文句は言われなかった良い時代。
 
障子ヶ岳の聖水はボウフラの湧きそうな水だった。
 
障子ヶ岳の周遊コースはきれいに刈払いがされている。天狗小屋の管理人さんには感謝。
 
障子ヶ岳のスラブは南面で明るくフリクションは抜群で実に快適。
 
中央が中間リッジで左隣が第1スラブ
 
第1スラブの右斜面は傾斜が強いがまだ手付かずだと思う。
 
終了点から殆ど藪漕ぎなしで縦走路に出られるのが嬉しい。
 
北面の斜面の方が色づきは良いようだ。
 
北斜面の方が紅葉は早いようだ。。
 
周遊コースは左回りの人が多かった。
 
障子ヶ岳から紫ナデ方面で後ろは月山。
 
東面の広大なスラブ群の中に固定ロープをセットして下降しスラブに取りついた。
 
越後の金山沢奥壁の雰囲気と似ている。
 
南股に下りて行く途中、今から山頂を目指す高齢の女性は地下足袋にナップザックだった。
 
300m下の谷底は深いが比較的明るい。
 
障子ヶ岳の山頂に突き上げる中崎沢の本流筋は困難なルートらしい。
 
来週が晴天ならば最高の紅葉と岸壁との素晴らしいコントラストの光景となるだろう。
 
かつて、3月にこの斜面をスキーで降りた人が二人いる。ここは登るところではなくスラブ取り付き点への下降路。
 
 
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コメント (2)
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