雨宮智彦のブログ 2 宇宙・人間・古代・日記 

浜松市の1市民として、宇宙・古代・哲学から人間までを調べ考えるブログです。2020年10月より第Ⅱ期を始めました。

「資本論」学習1商品の要因、見える使用価値と見えない価値

2010年02月07日 22時30分26秒 | 人間・生命・宇宙

「資本論」の学習1 商品の要因、見える使用価値と見えない価値

 何年か前まで「資本論」の第1巻の全行読みを仲間をつのってやりました。
 月2回、2時間くらい、全行を読んで、疑問・開設を出し合う作業でした。
 その収穫も含めて、雨宮智彦の読んだ「資本論」を少し書いていきます。
 
 なお、マルクスさんの書いたドイツ語の原題は「DAS KAPATAL」で「資本」です。「論」は含まれていません。
 原題通りなら、「資本論」ではなく「資本」というタイトルになります。
 
 推奨するテキストは、新日本出版社の新書版13巻本か、第1巻から第3巻までそれぞれ1~2冊にまとめたものです。

 「第1部 資本の生産過程」(これが、いわゆる第1巻です)のいちばん最初は、「第1編 商品と貨幣」の「第1章 消費」の「第1節 商品の2つの要因ー使用価値と価値(価値の実態、価値の大きさ)」です。

 この「使用価値と価値」のうち、「使用価値は見える」けど「価値は見えない」というのが「資本論」の出発点になると思います。
 「見える使用価値」と「見えない価値」という2つの要因がからみあって、商品から貨幣へ展開していきます。

 以下、後述。