雨宮智彦のブログ 2 宇宙・人間・古代・日記 

浜松市の1市民として、宇宙・古代・哲学から人間までを調べ考えるブログです。2020年10月より第Ⅱ期を始めました。

本と映像の森10 日野原重明さん『生きかた上手』ユーリーグ

2010年02月26日 22時04分05秒 | 本と映像の森
本と映像の森10 日野原重明さん著『生きかた上手』ユーリーグ、2001年初版、1200円+税

 妻のN子さんから借りて読んでいます。
 日野原さんはお医者さんで、1911年生まれですから、この本を出版したときに90才、今年は99才で、まだお元気です。

 本の中に散らばった言葉から引用します。

 「しあわせはけっして目標ではないし、目標であってもならない・・・それは結果にすぎないのです。」(フランクルさん)。

 「基準値・平均値にはアバウトでいい」「健康とは、数値に安心することではなく、自分が「健康だ」と感じることです。」

 「「健全なる精神は健全なる身体に宿る」ということばはよく知られていますが、原点を調べてみると、ローマの詩人ユヴェナリウス(50頃~130)による、「健康な身体に健全な精神を宿らせ給え」という祈りの言葉であったようです。からだが健全であるからというって、そう簡単に健全な精神がついてくるわけではないのです。」

 「老いとは衰弱ではなく、成熟することです。」 

 「その女性の不幸はがんであったことよりも、不安を語れなかったこと」

 「仲間で群れ合っているかぎり、人も社会も成長しません」

 「自分をこれ以上甘やかすのではなく、自分をとことん見つめるのです。」

 「人生は、ひと言で言えば習慣です。」「人はいくつになっても生きかたを変えることあできます」

 「病院ボランティアが提供する技術においては、アマチュアであってはならない、プロをも目指すべきだと私は思っています。ですから、技術を磨くための勉強をボランティアには求めます。熱い思いやほのぼのとした善意だけでは、残念ながらボランティアはつとまりません。」

 「医療ミスは急増したのではなく、隠されていた。」
 
 「「ありがとう」【というお互いに言い合う】ことばで人生をしめくくりたい」

 「だんだんとわかってきた」「道のりがあったことをすっかり忘れて、すでにわかってしまった人間が、いまだにわからない相手に向かって「人を殺してはいけないのは、わかりきっているじゃないか」と諭したところで、相手にわかるはずはありません。

 「なぜ人を殺してはいけないのか。その問いには答えるのではなく、共に考えるべきです。」





遠州の古墳1 浜北区・稲荷山古墳を浜松市文化財に指定

2010年02月26日 04時28分40秒 | 遠州古代史
遠州の古墳1 稲荷山古墳(浜北区内野)を浜松市文化財に指定

 2010年(平成22年)2月17日(水)に市役所で開かれた浜松市文化財保護審議会の第3回会合は、浜北区内野の稲荷山古墳を浜松市文化財に指定することを決めました。

 稲荷山古墳は、元は百基以上あって現在は十数基が確認できる内野古墳群の一員で、直径37m、高さ4.3mの円墳で、5世紀前半に築造されたと推定されています。

 内野古墳群の主な古墳は、稲荷山古墳、その南南東にある山の神古墳(円墳で直径16m、未発掘)さらにその南南東にある、前方後円墳「赤門上古墳」(前方後円墳、全長56.3m、4世紀末と推定)です。

 2008年におこなわれた稲荷山古墳の調査で、それまで直径30mとされていたのが訂正されて、東区有玉西町の千人塚古墳(直径49m)、西区入野町の入野古墳(直径44m)に次ぐことがわかりました。
 また、天竜川西岸で多く見られる「二段築成」の墳丘が確認されました。
 
 2段目の「葺石(ふきいし)」は、関西の大型前方後円墳と同じような工法を使っていることも判明し、浜松市内の古墳では珍しいこともわかりました。

 すみません、稲荷山古墳は、何年か前に、見に行って写真も撮っているのですが、すぐに出てきません。見つかったらアップします。

 浜松市内の古墳の概要は、浜松市が2008年3月に発行したカラーパンフ『浜松市文化財ブックレット1 浜松の古墳めぐり』(A5版、63p)を持って、市内を回るとよくわかります。
 たぶん、今も売っていると思います。浜松市役所の生活文化部生涯学習課(文化財担当)(電話053-457-2466)か蜆塚の浜松市博物館で300円で買うことができます。