雨宮日記 8月2日(月) こんなに愛してるのに尽くしてるのに
大阪での小さな2人の女の子が餓死するという事件、
ほんとうに胸が痛みます。
この競争と孤立と差別の社会で
お母さんは、最初は、すごく愛している娘でも、
だんだんと「思うように育たない」「いい子になってくれない」と悩み始めたんでしょうね。
誰も「○○さん、だいじょうぶだよ」「娘たちが生きているっていうだけでもいいんだよ」と言ってくれなかったんでしょうね。
「他人より優れていないとだめ」「○○が、できないとだめ」と、言うのが世の中の風潮でしょうか。
現代の資本主義社会の基礎である商品交換というのは、ある行為「A」に対してその見返り「A」があってあたりまえになっていますから。
「母親の私がこんなにあなたに尽くしているのに、愛しているのに」「なぜ、子どものあなたは私の愛に応えてくれないの」という気分になるんでしょうね。
無視の愛というのは、商品の売り買いではないですから、一方的なもので、相手が応えてくれるかどうかは、どっちでもいいのでは、と思います。
もちろん、ぼくの愛に、N子さんが応えて欲しいけど、自分の甘い願望と、現実をごっちゃにしたら、ぼくの愛情が汚染してしまうと思います。
むかし、保母時代のN子さんの言葉を思い出しました。
「わたしは、いい保母であろうと努力しても、子どもはどうしてそうじゃないんだろ」
はい、N子さん、それこそ、何の因果関係もないです。
そういう話を悩みながらしながら、ぼくもN子さんも、まともな親に育っていったと思います。
大阪での小さな2人の女の子が餓死するという事件、
ほんとうに胸が痛みます。
この競争と孤立と差別の社会で
お母さんは、最初は、すごく愛している娘でも、
だんだんと「思うように育たない」「いい子になってくれない」と悩み始めたんでしょうね。
誰も「○○さん、だいじょうぶだよ」「娘たちが生きているっていうだけでもいいんだよ」と言ってくれなかったんでしょうね。
「他人より優れていないとだめ」「○○が、できないとだめ」と、言うのが世の中の風潮でしょうか。
現代の資本主義社会の基礎である商品交換というのは、ある行為「A」に対してその見返り「A」があってあたりまえになっていますから。
「母親の私がこんなにあなたに尽くしているのに、愛しているのに」「なぜ、子どものあなたは私の愛に応えてくれないの」という気分になるんでしょうね。
無視の愛というのは、商品の売り買いではないですから、一方的なもので、相手が応えてくれるかどうかは、どっちでもいいのでは、と思います。
もちろん、ぼくの愛に、N子さんが応えて欲しいけど、自分の甘い願望と、現実をごっちゃにしたら、ぼくの愛情が汚染してしまうと思います。
むかし、保母時代のN子さんの言葉を思い出しました。
「わたしは、いい保母であろうと努力しても、子どもはどうしてそうじゃないんだろ」
はい、N子さん、それこそ、何の因果関係もないです。
そういう話を悩みながらしながら、ぼくもN子さんも、まともな親に育っていったと思います。