雨宮日記 8月22日(日) 草食系・肉食系・雑食系
なんで思いついたのか、わかりませんが、マスコミでいう「草食系男子」とか「肉食系女子」とか、なにか変だと思います。
人類は、その歴史の最初からいままで、たとえば100万年間あるいは数万年間、ベジタリアンの「草食系」でもなく、ライオンや虎などの「肉食系」でもない、どっちちかずの「雑食系」でした。
どっちかに決まっていない、という点にこそ、人類の特異性があるのだと思います。
可能性があるからこそ、未来は未定であり、選択の余地がある。
白か黒かの2分法は、わかりやすいけど、事実と真実にあっていません。
白と黒とのあいだの「灰色」を大事にしたいと思います。
「敵」か「味方」かとか、いやですね。
ぼくはN子さんとですら「敵」にもなるし「味方」にもなります。
最愛のN子さんにたいして、平気で反対意見を公然と述べますから。
だからと言って「敵」ではないですが。
「敵」にすると100%敵視し、「味方」だと100%信頼し、っていうのが変ですね。
「敵」だろうと「味方」だろうと「灰色」だろうと、100%客観視して、
客観的に観察すべきではないかと思います。
もちろん、自分自身に対して、それはいちばん言えますね。
いちばんむずかしいですが。
音楽マンガ「ピアノの森」でショパン・コンクールの時に、雨宮修平のポーランド人の先生が「自分のピアノを客観的に聴けるピアニストなど、ほとんどいないよ」という意味の話を雨宮くんにしています。
ぼくも、それは同感です。
同時に、それをめざして必死に努力しようとしないなら、文化芸術にしろ、社会運動にしろ、退廃していくだろうなとも思います。
なんで思いついたのか、わかりませんが、マスコミでいう「草食系男子」とか「肉食系女子」とか、なにか変だと思います。
人類は、その歴史の最初からいままで、たとえば100万年間あるいは数万年間、ベジタリアンの「草食系」でもなく、ライオンや虎などの「肉食系」でもない、どっちちかずの「雑食系」でした。
どっちかに決まっていない、という点にこそ、人類の特異性があるのだと思います。
可能性があるからこそ、未来は未定であり、選択の余地がある。
白か黒かの2分法は、わかりやすいけど、事実と真実にあっていません。
白と黒とのあいだの「灰色」を大事にしたいと思います。
「敵」か「味方」かとか、いやですね。
ぼくはN子さんとですら「敵」にもなるし「味方」にもなります。
最愛のN子さんにたいして、平気で反対意見を公然と述べますから。
だからと言って「敵」ではないですが。
「敵」にすると100%敵視し、「味方」だと100%信頼し、っていうのが変ですね。
「敵」だろうと「味方」だろうと「灰色」だろうと、100%客観視して、
客観的に観察すべきではないかと思います。
もちろん、自分自身に対して、それはいちばん言えますね。
いちばんむずかしいですが。
音楽マンガ「ピアノの森」でショパン・コンクールの時に、雨宮修平のポーランド人の先生が「自分のピアノを客観的に聴けるピアニストなど、ほとんどいないよ」という意味の話を雨宮くんにしています。
ぼくも、それは同感です。
同時に、それをめざして必死に努力しようとしないなら、文化芸術にしろ、社会運動にしろ、退廃していくだろうなとも思います。