雨宮智彦のブログ 2 宇宙・人間・古代・日記 

浜松市の1市民として、宇宙・古代・哲学から人間までを調べ考えるブログです。2020年10月より第Ⅱ期を始めました。

雨宮日記 6月20日(木) 雨が降り続きます。明日は台風が通過

2013年06月20日 20時57分34秒 | 雨宮日誌

雨宮日記 6月20日(木) 雨が降り続きます。明日は台風4号が九州上陸、本州南岸を通過

 以前は1日1回、深夜勤務から帰って来て,早朝に寝る前にパソコンを開けて、まずメールを開いてゴミメールを削除して、必要なものは重要ファイルにしまってから返事をして、「雨宮ブログ」の執筆をして、必要があれば他のいくつかのブログの執筆・編集をして、余裕があれば調査・研究のためのネット検索をして…寝ていました。

 最近は、もう深夜はちゃんと寝て、できるだけ朝起きる「ふつうの生活」に生活リズムを調整しようとしているので、これを書いている時間も、普通の夜、あるいは普通の昼になりました。

 今日は午前10時に、長女夫妻のアパートへ行って,長女のTさんを市役所まで送り、アパートへ送りました。

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 雨が1日中、ずっと降っています。ブラームスのヴァイオリンソナタ「雨の歌」をずっと聞いていたい気分です。

 馬込川の川面も、鳥は誰もいません。ツバメも数日はお休みでしょうか。 

 もっと雨に弱い蝶々たちは、短い命の何分の1かが飛び立てなくて、たいへんな損失ですね。最近数日、家の「庭」を跳んでいたヤマトシジミは、どうしてるでしょうか?何処か葉っぱの裏で、じっと耐えているんでしょうか?

 今朝も、家の近くでアマガエルが啼いていました。雄が雌を呼ぶ「恋歌」です。彼は、彼女をちゃんと呼べたでしょうか?

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 今日は、則子さんは数日前に父が「カゼで下痢」と言ってましたが、カゼで下痢のようで、仕事は休みました。助信駅前の七草クリニックへ行って、クスリをもらってきました。来週火曜日に予約したそうですが、「不死身の則子さん」なら、明日には治ってるんじゃないですか?

 

 


本と映像の森 255 あさのあつこ『ヴィヴァーチェ』<角川文庫>、2013年

2013年06月20日 20時52分34秒 | 本と映像の森

本と映像の森 255 あさの あつこ/著『ヴィヴァーチェ ー虹色のエイー 』<角川文庫>、角川書店、2013年2月25日初版、273ページ、定価本体514円+消費税5%

 21××年、地球のある町。町の間近に地球最大の貨物用宇宙ロケットのステーションができ、町はそのころから変わって行く。灰色の霧が町を覆うようになり、人びとに病気が起き始めます。

 主人公の聡明な少年ヤンは本が好きだが、学校にも行けない最下層の居住区に生まれ、親友の豪毅なゴドとともに、宇宙にあこがれている。

 ヤンの父は、宇宙貨物ステーションで働いていて急死した。そしてヤンの妹・ナコは、王国の5才の「姫様のお相手」として城に連れて行かれ、消息はわからない。

 タイトルの「ヴィヴァーチェ」は、もちろん音楽記号の「活発に」のことですが、当時最新鋭の貨物輸送宇宙船の船名で、その「ヴィヴァーチェ」号が地球時間で10年に亘る長旅から地球に帰ってくる寸前の火星ー地球軌道で爆発した。その爆発の首謀者は、当時27才のパシミカル・ライと報道された。
 「ヴィヴァーチェ」号は虹色に輝き、魚のエイの形をしていました。

 ゴドは父親から、犯罪者とされたパシミカル・ライはおれの友人で、ライは立派な人間、犯罪者などありえないと言われ、その話をヤンにします。

 ヤンは1年後、宇宙ロケット基地の清掃のアルバイトから、見込まれて整備セクションの見習いになる。そこで起きる事件からすべてが始まります。

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 整備セクションに、最新鋭輸送宇宙船が、海賊船に襲われたという情報が入って来ます。襲った海賊船は、あの爆発したという「ヴィヴァーチェ」と同じタイプで同じ色の「虹色のエイ」で、しかも映像では明らかに、あのパシミカル・ライでした。

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 未来が見えない中で、冒険に自ら身を投じる少年たちの思いと姿を生き生きと描く、「ブレイブ・ファンタジー」です。予告では下巻か続巻がありますので、楽しみです。

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 「そうだ。ここまでだなんて、ここから先は行けないなんて、自分で自分を見限りたくない。闘わないまま黙してしまいたくない。
 少なくともパシミカル・ライは、諦めようとしなかった。自分の運命と果敢に闘い、ねじ伏せようとした。
 鼓動が大きくなってくる。
 おれたちだって、やれるはずだ。
 未来は、見知らぬ世界、何が起こるかわからない。何に出会えるか、どう変化するか予測できない。
 若さの声がする。
 諦めるな、諦めるな、自分を信じろ。」(p43~44)

 「本と映像の森」で、あさのあつこさんは、133で『グラウンドの空』を取り上げました。やはり、少年の心を描く筆力はすごいです。

 本と映像の森 133 あさのあつこさん著『グラウンドの空』角川書店 2011年02月11日 21時53分29秒 | 本と映像の森