雨宮智彦のブログ 2 宇宙・人間・古代・日記 

浜松市の1市民として、宇宙・古代・哲学から人間までを調べ考えるブログです。2020年10月より第Ⅱ期を始めました。

雨宮日記 6月26日(水) 仕事してなくても1日、忙しいですね

2013年06月26日 23時24分12秒 | 雨宮日誌

雨宮日記 6月26日(水) 仕事してなくても1日、忙しいですね

 仕事をしている則子さんに甘えてしまって、朝食作りはおまかせして、まだ午前8時過ぎに起きています。則子さんは、午後8時過ぎに,バイクで仕事にでかけます。

 次女は早番だともっと早く出掛けますが,遅番だとお昼前です。今日は遅番でした。

 自分の部屋でパソコンを打っていると、長女から電話があり、「大雨なので、お父さん、職場まで車でいってくれる?」と言うので、一も二もなく、「いいよ!」と返事しました。則子さんだと、「一に××があって、二に▽▽があって…」といろいろ逃げるのですが、娘だと、すぐ即決ですね。

 お昼前に家に戻り、父の昼食の準備(と言っても、則子さんの作って準備してあるのを暖めるだけですが)をしました。

 今日は、午後、市役所で、浜松城公園の芝生広場の放射能問題での申し入れと懇談があるので、12時15分頃、車ででかけました。

 浜松市内の通常の放射線量は、毎時0.04μSvなのですが、芝生広場は、実は茨城県つくば市からの芝生があって、そのなかで一部に、毎時0.10を越える値の部分が、主に2カ所、面としてあるのです。

 それは、僕たちの持っている測定器で、3日間、芝生広場の隅々まで、測って、それを図にマッピングして、視角化した図を,浜松市にもお渡ししました。

 詳しい事情は、また書きたいと思います。

 ちょうど,今朝の朝日新聞で、ほかの団体が測定した結果も含めて、詳しい記事が掲載され、ピタリでした。

 明日の浜松の各紙朝刊を見てください。

  ☆

 懇談を終えてから、ぼくは車で、遠鉄ストア高林店に寄って、夕食などの買い物(1220円)して、家に帰りました。

 夕食を作って、父と食べてから、則子さんが仕事から帰ってきて、則子さんは「自衛官人権裁判 たちかぜ裁判」の勝利を求める、今週30日の浜松集会準備で、バイクで、共同法律事務所へ。

 ぼくは、毎週水曜日にある、社会変革のための、実務ボランテイアへ。

  ☆

 帰って来た則子さんが「智彦くん、この打ってくれた文書、論議でこう修正したから」と言うので、そのとおりに、修正してプリンターで出しました。

 「則子さん、これでいい?」「いいよ。智彦くん、ありがと」

 則子さんが「智彦くん、ありがと」と耳元でささやいてくれる、そのことだけで、幸せです。え?ぼくって夫婦ばか?

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 国会では,安倍さんの不信任が参議院で可決されてしまい、その余波で、通るはずだった「生活保護法改悪」案も,しゃぼん玉のようにはじけて,壊れてしまいました!やった!

 民主党さんも、たまには、いいことをしますね。

 

 


放射能を考える 6月26日 浜松市内の放射線量の評価について

2013年06月26日 23時17分25秒 | 原発を考える2

放射能を考える 6月26日 浜松市内の放射線量の評価について

 6月26日(水)に、ぼくも所属する「浜岡原発はいらない会」が浜松市と、浜松城公園芝生広場の放射線量実測値が異常に高い問題で、申し入れと懇談をおこないました。

 懇談のあと、記者会見もしましたので、明日の朝刊各紙で報道されると思います。鈍感な新聞社は掲載されない可能性もありますが。

 実は、打ち合わせたのではないのですが、ちょうど26日の朝日新聞に、他の市民団体が実測した大きな記事が掲載され、当日の懇談でも話題になりました。

 この懇談の準備で、自分で事実に基づいた考えをまとめました。以下、掲載します。まだ、充分とは思いませんが、お読みください。

「放射能の危険性・安全性の評価について

1、放射能について、「この数値より高レベルなら危険」とか「この数値より 低レベルなら安全」という「閾(しきい)値」の存在は今まで証明されてい ません。現在のところ、累積すれば、どんな低レベルでも確率的に病気にな る危険性があるということです。
  累積値が2倍のレベルなら2倍の危険性、1割のレベルなら1割(10%) の危険性ということです。
  なお確率的というのは、たとえば人口の1%であれば、100人に1人だ けが発症するという意味です。

2、浜松市の放射線量の通常のレベルは実測値で 0.03~0,06μSv (マイクロシーベルト)/h(毎時)程度です。
  1時間の放射線量を計算で 24時間×365日= 8760倍、年間放 射線量に換算して、単位をミリシーベルトにします。つまり、1時間あたり のμSvの数値を 8.76倍すれば、1年間の累積ミリシーベルトの値に なります。

3、浜松の平均的な値 0.04μSv/h×8.76=0.35mSv/y
  たとえば 0.1μSv/h×8,76=0.876mSv/y

4、松崎道幸「ガンリスクは10ミリシーベルトでも有意に増加」(『日本の 科学者 2013年1月号=№540』p37~43)によれば、大規模な 統計調査によって、原発で被曝した労働者のがん死亡率は一般国民より10 mSvで4%、医療X線による被爆者の死亡率は10mSvで3%、有意に 増加していることがわかった。
  原発労働者は20万人の疫学的調査です。

  ガン死亡のリスクが3%増加すると言うことは、日本人男性では100人
 に35人がガン死亡しているので、これが 35×1.03=36.05

  つまり、日本人男性では100人に1人ガン死が増加します。
  この推計は、国際組織ICRPの放射線リスク推定を10倍上回ります。

5、浜松の平均的な値、0.04μSv/h(0.35mSv/y)では、
 10年で3.5mSv、30年で10.5mSvとなります。

  つまり、30年で浜松市民100人について1人のガン死亡が有意に増加 することになります。

  この推定は、あくまでも大人の原発労働者(松崎論文、p37によれば平均年齢57才)であって、より若い青年・子ども・幼児では、ガン発生率が より高くなることは、よく知られています。

6,通常の放射線測定値は、外部被曝のγ線しか計っていません。これ以外に、 宇宙線による被曝、呼吸と飲食による内部被曝を足さないと、個人が浴びる 年間放射線量にはなりません。

7、大事なのは、基礎数値と結論を導き出すプロセス・考え方を公開し、議論 を事実に基づいて科学的におこなうことであると思います。 」