新・本と映像の森 116 萩尾望都『スター・レッド』小学館文庫、1995年、< 143の再録>
(マンガ22)
「 < 143の再録> 本と映像の森 143 萩尾望都さん『スター・レッド』小学館文庫
2011年03月11日 05時51分55秒 | 雨宮日誌
1995年5月10日初版第1刷~2007年7月20日第19刷、533ページ、定価800円+消費税
次女のIさんが最近、買ったので、懐かしくて、借りて読みました。
自分の部屋のどこかに、あるはずですが、出てきません。
タイトルの「スター・レッド」は「赤い星」=火星のことです。
時代背景は、人類がようやく太陽系飛行を始めて、火星に植民を始めた時代です。
地球の「ニュー・トーキョー・シテイ」の「上区(かみく)」の
レッド・グループのボスは少女の「レッド・星」
そこに現れた、謎の男・エルグ(実は太陽系外から来た宇宙人)や
地球の「公認エスパー」・河童(かっぱ)や
レッド・グループのサンシャインたちが絡んで物語が始まります。
火星で産まれた地球人の何代目かは、かならず超能力ができて、
かってそういう地球人が進化した「火星人」と新しい「地球人」との
熾烈な戦争があったという設定です。
「レッド・星」は、地球に住む、実は火星人の「5代目」です。
そうですね、恋物語でもあるんですね。
星(火星人)とエルグ(宇宙人)の
あるいは、狂ったコマンド(軍人)と火星人・ラーダテトラの
あるいは、エジプト人・ラ・バーバと火星人・ヨダカ
火星はどうなる?
レッドはどうなる?
すごい結末です。」