戦争と平和 12 すべての主張は根拠を示すのが大事だ 米国内のオスプレイ
すべての主張は、その根拠を示さなければ議論は空論になってしまう、ということはボクが若者の頃、まず第1に教わったことだ。
自分の主張が正しいということを主張したいならまず証拠を提示しなければならないと、ボクは思う。
それで、以下の Twitter を見て欲しい、
「野垣あきこ☆杉並区議会議員補欠選挙・予定候補 @akikocurry
みなさん、今日も1日お疲れ様でした。野垣あきこ は、オスプレイ反対の日比谷集会に参加。欠陥機のオスプレイは、米国でも5つの州でしか飛ばせないのに、日本全国で飛んでるなんて許せない~」
「21:18 - 2018年6月5日 ・ Suginami-ku, Tokyo」
見てのとおり「欠陥機のオスプレイは、米国でも5つの州でしか飛ばせない」と書いてあるが、初耳である。聞いたことのない主張だ。
たぶん初耳では無くて、野田さんの空耳であると思う。
ねんのため詳しいサイトを探すと「V-22 (航空機) 出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』」があった。
それによると、2015年現在、オスプレイのアメリカ国内配備基地は次のとおり。
海兵隊
MAG-26:ノースカロライナ州、ニューリバー
MAG-16:カリフォルニア州、ミラマー
MAG-39:カリフォルニア州、キャンプ・ペンドルトン
空軍
AETC(航空教育訓練コマンド):ニューメキシコ州、カートランド空軍基地
AFSOC:1SOW/8SOS "Blackbirds"フロリダ州、ハールバートフィルド
AFSOC:27SOW/20SOS "Green Hornets"ニューメキシコ州、キャノン空軍基地
ノースカロライナ州、カリフォルニア州、ニューメキシコ州、フロリダ州の4州6基地で「5州」にはならない。だが数としては、かなり近い。
誰かがどこかで誤解したのだろうか。
ましてや「欠陥機のオスプレイは、米国でも5つの州でしか飛ばせない」とは思えない。どやって拠点基地から移動したらいいのか?
野垣あきこさん(杉並区議会議員補欠選挙・予定候補)は、その主張の根拠・どこに出ていたかを明らかにすることが責務であると思う。
なお野田あきこさんの全般的正しさに疑問を呈するような主張ではないので。ただ、この1行は間違っているのではないか、と思っただけです。