雨宮智彦のブログ 2 宇宙・人間・古代・日記 

浜松市の1市民として、宇宙・古代・哲学から人間までを調べ考えるブログです。2020年10月より第Ⅱ期を始めました。

雨宮日記 6月20日(水) 近畿~東海に大雨

2018年06月20日 22時08分05秒 | 雨宮日誌

雨宮日記 6月20日(水) 近畿~東海に大雨

 今日は、ビデオ編集。「原水爆禁止2018平和行進 浜松市 5月29日(火)午後」を完成・アップする。11分11秒。2018年第5作。

 午後9時21分、浜松市危機管理課が「避難準備情報メール」を出しました。ボクの携帯にも入るようにしてあります。しかし、浜松市民は「どんな基準で、どんな範囲で避難準備情報メールを出すのか」知りません。

 それをまず市民に知らせることが大事だと思います。

 ボクは、こういう場合、まず「国土交通省」「河川情報」「馬込川」「浜松市」で検索して「松江」の情報を見ます。

 松江はいま、水位280cm。

  はん濫危険水位(388cm)
  避難判断水位 (340cm)
  はん濫注意水位(310cm)
  水防団待機水位(220cm)


新・本と映像の森 147 幸村誠『プラネテス 1~4』モーニングコミックス、講談社

2018年06月20日 14時36分20秒 | 本と映像の森

 

新・本と映像の森 147 幸村誠『プラネテス 1~4』モーニングコミックス、講談社

 発行2001年~2004年。

 SFマンガ。第1巻で、2074年、宇宙のゴミ(デブリ)掃除をしている3人組から物語は始まる。

 日本人ハチマキと、6年前妻を宇宙で失ったユーリと、女性船長フィー。最近、これを原作に創られたアニメを見たばかりだ。

 マンガ版では3人はポンコツ宇宙船「DS-12 トイボックス」に乗る零細業者的存在であって、マンガでは3人の仕事以外の会社や待機場所での描写など出てこない。

 ところがアニメ版では、3人は巨大宇宙企業の最下層存在であって3人以外にも同じ課の人間はいっぱいいる。

 さらに重要登場人物で、ハチマキの妻になるタナベがマンガ版では第2巻から登場するが、アニメ版では物語の最初から登場する。別作品として見た方がいいかもしれない。

 マンガ版の方がシンプルに堅固にできていて、ボクはマンガ版の方が好きだ。

 どちらにも共通する骨格は,登場人物の生い立ちと地球への熱い感情だ。

 とくに日本人ハチマキ、星野八郎太の出身家庭は詳しく描かれる。家にいるのは母とハチマキの13才の弟・九太郎だけだ。九太郎は自作ロケットの打ち上げに熱中している。

 そして家にいない父・星野五郎も重要な役回りをする変人だ。

 物語は、最初からの「デブリ掃除船」と、宇宙開発に反対する「宇宙防衛戦線」、そして木星探査船、の3つをメインに展開する。

 主役級だけではなく、ハシヤクまで一人ひとりの人間が輝いているのも面白い。たとえば木星探査の冷静無比の責任者ロックスミス。「異星人レティクル星人の地球探査員」を自称する「男爵」。木星探査船の老人船長などなど。

 マンガ版のストーリーの転換点をなす重要なエピソード。宇宙防衛戦線のハキムを撃とうとするハチマキ。それを止めようとするタナベ。

 ひまと機会があったらマンガ版とアニメ版を両方見てほしい。

 著者が宮沢賢治が好きらしいのも共感できいる。

 12才の月面人(ルナリアン)少女ノノと夜の月面での会話。
 「いいでしょ、私の海」
 「広い海だな。しかし」(PHASE2)

 もう一つ地球上で、若きユーリとネイティブアメリカン自治区の老人との対話
 「お若い方、あなたが今いるここがご存じですかな?」
 「え?…(一部省略)…地球?」
 「ここも宇宙だよ」(PHASE4)

 宇宙防衛戦線とゴミ屋たちとの対話、宇宙パイロットたちと木星との対話は機会があれば紹介したい。