過去現在未来のメモリーノート 67 「社会主義」研究 1 ニコライ・ネフスキーさん
「社会主義」研究を始める。これは長く続く学習になると思う。第1回は「「社会主義」研究 1 ニコライ・ネフスキーさん」。
ニコライ・ネフスキーさんは日本でも有名なロシア人の民俗学者。古代史でも、その名前は前に沖縄と関連して聞いたことがある。
地質学者の故湊正雄さんの『アイヌ民族誌と知里真志保さんの思い出』(築地書館、1982年)には「1929年にレニングラード大学にむかえられ、妻と娘のエレナも1933年にソ連に入国がかなえられた。しかし、1937年から1945年の間に「個人崇拝によってもたらされた専断の犠牲となって」、ゆえなくして逮捕され、シベリアで処刑されたらしい。夫人もこのときに殺されたらしい」(p144)と書かれている。
フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』にはこう書かれている。
「1937年10月4日、日本のためにスパイ活動を行ったとして妻とともに逮捕され、翌月レニングラードにおいて夫妻は「国家叛逆罪」により粛清(銃殺刑)された(スターリン粛清)。」
『ウィキペディア』には、没年月日は「1937年11月24日(45歳)」と書いてある。
湊正雄さんの1982年の叙述では「1937年から1945年の間に」となっている。
『ウィキペディア』には、次のように書かれているので、たぶんこの加藤さんの1976年に出た初版本が湊さんの種本だと思う。
「加藤九祚 『天の蛇 ニコライ・ネフスキーの生涯』河出書房新社, 1976、完本版 2011。初版(大佛次郎賞受賞)で、没年を1945年と記載したが、その後の関係者への調査で1937年であることが判明。新版では「死の真相」解明と、遺族(長年の交流がある)や関係者らのその後を増補した。」
ボクは、スターリン弾圧=大量殺人については、あまり詳しくない。いろいろ学んでいきたい。
35人殺した京都アニメ事件。ではスターリンは何人殺したか?