過去現在未来のメモリーノート 69 元木昌彦さん「ジャニーズの暗部に触れないメディアの罪」から
7月9日、ジャニー喜多川さんは亡くなった。
ジャーナリスト元木昌彦さんがネット「PRESIDENT Online」に「ジャニーズの暗部に触れないメディアの罪」(2019/07/23 17:00)というタイトルで評論を書いている。
副題の「少年たちへの"性的虐待"という事実」が主要なことだが、もう1つ興味深いことを書いているので紹介する。
元木昌彦さんは、こう書いている。
「戦後、再び、ジャニー喜多川はアメリカへ行って、高校に通いながら、リトルトーキョーでショーを手伝っていた。その頃、美空ひばり、笠置シズ子、服部良一らと面識を持ったといわれる。米国籍だったため米軍に徴兵され、ジャニーは朝鮮戦争にも従軍している。
彼の知人によれば、「江田島にあった米軍兵学校で韓国語を学んだ。通訳として従軍したらしい」。再び日本に戻ったジャニーは、米国大使館に勤務して軍事顧問という肩書も持っていたそうである。
そうした経歴から、CIAのスパイ説が出てくるのだろうが、ジャニーズ取材歴50年で、『異能の男 ジャニー喜多川』(徳間書店)を出した小菅宏は、『文春』でこう話している。
「不躾とは思いつつ、ジャニー氏に『CIAのスパイだったの?』と尋ねたことがある。本人は『米国の情報機関で働いたことはあるけど、それ以上はノーコメント』と打ち切った。ことアイドル像については多弁な彼も、自身の過去には口を閉ざしていた」
これについては、これ以上の情報がないので触れないが、ジャニー喜多川を論じるなら、彼の性的嗜好とCIAスパイ説は避けては通れないと思う。」
興味深いことである。引き続き追っていきたい。