ことばと詩 16 本について 内田樹『子どもは判ってくれない』より 20190828
むかしから本は大好きです。
内田樹さんの『子どもは判ってくれない』(文春文庫、2006年)の「本が読む」(p53~58)にこんなことを書いている。
「だから「私が本を読む」というのはいささか自己中心的な表現だと思う。本が私を選び、本が私を呼び寄せ、本が私を読める主体へと構築する。私はそのように考えている。本に呼び寄せられること、本に選ばれること、本の「呼び声」を感知できること。それがたぶん本と読者のあいだに成立するいちばん幸福で豊かな関係ではないかと私は思う。」(p58)
これに似たことを「雨宮智彦のブログ」で書いたような気もするが、いま検索がうまくいかない。気がついたら、補足します。