雨宮智彦のブログ 2 宇宙・人間・古代・日記 

浜松市の1市民として、宇宙・古代・哲学から人間までを調べ考えるブログです。2020年10月より第Ⅱ期を始めました。

雨宮日記 2020年6月25日(木) 犬とカエルが鳴いている

2020年06月25日 22時49分33秒 | 雨宮日誌

雨宮日記 2020年6月25日(木) 犬とカエルが鳴いている

 朝、夢を2つみる。1つは倉庫のようなとこで平和展の準備をしている。もう1つは近所の高台を散歩している夢。知り合いと何人か出会ってあいさつする。

 ボクの右半身まひが夢にはまったく出てこなくて手足健全なのが空想的。

 1日くもりで、ときどき雨。

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 包丁の音トントンと野菜切る

 包丁の音は則子さんの手の動き

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 夜、カエルのようなのが鳴きだした。近所で。いまは午後10時半、カエルは啼きやんだ。種類は分からない。アマガエルではないと思う。

 午後10時半、近所の犬はまだ啼いている。昼閒からずっと啼いていて、ボクはうるさくないけど。隣だったらうるいさいだろうなあと思う。


新・本と映像の森 334 山田宗樹『人類滅亡小説』幻冬舎、2018年

2020年06月25日 11時48分17秒 | 本と映像の森


新・本と映像の森 334 山田宗樹『人類滅亡小説』幻冬舎、2018年、424ページ、定価本体1800円+、原稿用紙400字詰め968枚 20200605

 6月23日に谷島屋で自分で見付けてきました。昨日夜、読み終わりました。

 ボクが推薦するとてもいいSF小説です。ただタイトルが直接的すぎて、まるで科学論文のタイトル。もうちょっと人間たちの苦闘の特徴をタイトルにして欲しいです。

 主な舞台は東京と見和希(みかずき)市。ミカズキは「コロニー雲」による最初の惨劇がおこり、後半でシールドポリス「ミカズキⅡ」が建設されるところ。

 最初、空に「コロニー雲」という赤い雲が出現する。大気圏で異常な低酸素濃度をつくりだす細菌が雲のなかで繁殖し地上へ降りてくる。それは、いつおきるのか。

 主人公は人類ではなく行動し思考する個人です。シールドポリスに反対し、破壊しようという個人たちも含めて。

 ただシールドポリスに反対し、破壊しようという個人たちを説得的には描いていないように思います。なぜ彼らがそうなったか。分岐点はなかったのか。

ボクがいちばん好きなシーンは建設が中断しているシールドポリス「ミカズキⅡ」の建設現場へ高校生たちがいく場面(p185~196)。

 もちろん「終章 神話」も好きですけど。

 残念なのはシールドポリス「ミカズキⅡ」と12万人の物語が語られなかったことです。ぜひ続編を書いて欲しい。他のシールドポリスの運命も含めて。

 映画化もしてほしいな。