青い銀河とオレンジの花 断片 16 沖縄への興味の始まり 20210503
いま自分の資料を片付けて整理している。そのなかで出てきたものの1つ。
ボクが大学へ入って教養学部のクラスは「L1-13」だった。「L1-13」は「文教進」といって、ボクのような文学部と教育学部の混成クラスだった。そのため、文学部歴史学科のボクも教育に興味を持つようになった。
その年の秋に「クラス合宿」というもので使った文献らしい。すみません、ボクの記憶はすでにない。物だけが手元に残っている。
B6版で青焼き。237ページ以上の本から36ページだけコピーしてホッチキスでとめてある。
タイトルは『沖縄の子 本土の子』。「本土の子と沖縄の子の作文交流実行委員会」編。
表紙をあけると最初に「ふまれてもふまれても」という具志川市あげな中学校の生徒の短い2ページの詩が載っている。
「金網のむこうに
小さな春を作っている
タンポポ・・・・・・」
この詩は雑誌『詩人会議 1970年4月号』に掲載されている。
いつごろかボクも、この詩にメロディーをつけたうたを歌ったことを思い出す。詩はたしか少し変えてあったと思うが、「強く生きぬくタンポポ」のイメージが鮮烈なうただった。
ボクが沖縄に興味をもち始めるきっかけの1つかもしれない。