雨宮智彦のブログ 2 宇宙・人間・古代・日記 

浜松市の1市民として、宇宙・古代・哲学から人間までを調べ考えるブログです。2020年10月より第Ⅱ期を始めました。

雨宮智彦 本と映像の森 目次 2010年 1~100

2010年11月16日 05時29分24秒 | 本と映像の森
雨宮智彦 本と映像の森 目次 2010年 1~100

 こういう風に目次にしてみると、みごとに、何の脈絡もない「雑学者」というか「乱読」というか…。
 むかし「蘭学」の本を読んでいたら、友達から「君は蘭学者というより乱学者だろ」とメモで指摘されました。
 
 尊敬する松岡正剛さんに習って「本と映像の森1000」をめざしますね。

 N子さま、軍資金をよろしくおねがいします。
 え、「図書館で借りなさい」って?
 自分の読みたい本と図書館の蔵書は、たまに一致するけど、一致しないことが多いです。

 やっぱり実際に、本屋さんを回って、ぼくに読まれたがっている本をみつけると、買ってあげたいですから。
 そうなんです。ぼくが買いたいんじゃなくて、その本が「雨宮さん、ボクを買って」と誘っているんです。
 というより、ボクが買ってあげないと、その本は、売れずに返品されて裁断される「死刑」になりますから、可愛そうでしょ?
 

1/13 1   宮城谷昌光さん著『古城の風景1』新潮文庫
1/13 2  小松左京原作・一色登希彦『日本沈没 1』小学館
1/30 3  清川あさみ絵『銀河鉄道の夜』リトルモア
2/1  4  鎌田東二『宮沢賢治「銀河鉄道の夜」精読』
2/16 5 テレビ金沢『笑って死ねる病院』ワニブックス
2/19 6 山田芳裕マンガ『へうげもの2』講談社、モーニング
2/20 7 山田芳裕さんマンガ『度胸星1』小学館文庫
2/23 8  田代博さん『今日はなんの日、富士山の日』
2/25 9  鎌田浩毅さん『富士山噴火』ブルーバックス
2/25 10 日野原重明さん『生きかた上手』ユーリーグ
3/7  11 柿田睦夫ほか『宗教のないお葬式』
3/8  12 羽仁五郎さん著「人間の死について」
3/11 13 A・C・クラークさん『2010年宇宙の旅』
3/15 14 小松左京・一色登希彦『日本沈没 2』
3/16 15 日本気象協会『季節と暮らす365日』
3/17 16 養老孟司・宮崎駿『虫眼とアニ眼』
3/19 17 高畑勲『「ホルス」の映像表現』
3/20 18 『日本書紀』のテキスト、文庫本
3/24 19 変わり種でネット「青空文庫」を紹介します
3/24 20 クリストファー『トリポッド 1襲来』早川文庫
3/24 21 水上勉『ブンナよ木からおりてこい』新潮文庫
3/28 22 CD 竹田恵子「宮沢賢治 星めぐりの歌」
3/30 23 柳田邦男『「人生の答」の出し方』新潮文庫
3/31 24 山之内重美『黒い瞳から百万本のバラまで』
4/1  25 山之内重美さんCD「青いプラトーク」17曲
4/3  26 川端裕人さん著『算数宇宙の冒険』
4/7  27 クラークさん他映画『2001年宇宙の旅』
4/8  28 谷川俊太郎さん著『生きる』角川SSC
4/13 29 奥野正男さん著『鉄の古代史3』白水社
4/17 30 マンガ版「風の谷のナウシカ 上」徳間書店
4/24 31 安冨歩・本條『ハラスメントは連鎖する』
4/28 32 松岡正剛さん著『神仏たちの秘密』春秋社
4/30 33 一色まことさん著『ピアノの森1』講談社
5/1  34 『宇宙連詩』メディアパル
5/4  35 新井満『楽しみは 橘曙覧独楽吟の世界』
5/4  36 こうの史代さん『さんさん録 1&2』双葉社
5/8  37 中村啓信さん訳注『古事記』角川ソフィア文庫
5/15 38 中山七里さん『さよならドビュッシー』宝島社
5/17 39 カン吉云さん著『倭の正体』三五館
5/17 40 古田武彦さん『失われた九州王朝』ミネルヴァ
5/19 41 清水眞砂子さん『本の虫ではないのだけれど』
5/21 42 仲道郁代さん『ショパン 鍵盤のミステリー』
5/26 43 一色登希彦『日本沈没3 D計画』小学館
5/26 43 一色登希彦『日本沈没3 D計画』の2
5/31 44 ル=グウィンさん『ゲド戦記1 影との戦い』
6/3  45  ル=グウィンさん『ゲド戦記』と『ナウシカ』
6/5  46 マイケル・クライトン『ジュラシックパーク㊦』
6/6  47 小枩美彦さん『脳死・臓器移植の本当の話』
6/8  48 宮崎吾朗さんアニメ『ゲド戦記』
6/12 49 尾木直樹さん著『「よい子」が人を殺す』
6/15 50 アニメ「のだめカンタービレ1」を観た衝撃
6/22 51 小松左京さん『闇の中の子供』新潮文庫
6/24 52 松岡正剛さん『白川静 漢字の世界観』
6/26 53 ル=グウイン「ダークローズとダイヤモンド」
6/28 54 原恵一さんアニメ映画「河童のクゥと夏休み」
6/28 55 ゆうきまさみさん『鉄腕バーディー 1』
7/2  56 眞淳平『人類が生まれるための12の偶然』
7/6  57 萩尾望都さん『百億の昼と千億の夜②』
7/8  58 白土三平さん『真田剣流 壱・弐』小学館文庫
7/8  59 萩尾望都さん『3月ウサギが集団で』小学館
7/12 60 雁屋哲・花咲アキラ『美味しんぼ 豆腐』
7/13 61 宮沢賢治さんの詩「春と修羅」
7/19 62 萩尾望都さん『11人いる!』小学館文庫
7/23 63 ル=グウィン『ゲド戦記3さいはての島へ』
7/26 64 旭爪あかねさん著『稲の旋律』
8/1  65 シェッツィング『深海のYRRイール 上』
8/5  66 原田実さん『幻想の古代王朝』批評社
8/7  67 高沢皓司さん『宿命』新潮文庫
8/8  68 安彦良和さん『機動戦士ガンダム 1』
8/10 69 安彦良和さん『機動戦士ガンダム 2~9』
8/11 70 吉本哲郎さん著『地元学をはじめよう』
8/16 71 梅原猛さん『葬られた王朝』新潮社
8/20 72 山口智子さん『名も知らぬ遠き島より』筑摩
8/28 73 北森鴻さん『緋友禅~旗師冬狐堂~』文春
8/28 74 古田武彦さん『盗まれた神話』ミネルヴァ書房
9/1  75 一色登希彦さん『日本沈没 4』小学館
9/4  76 村上龍さん『無趣味のすすめ』幻冬舎
9/9  77 金子一也『チャイコフスキー・コンクール神話の終焉』早稲田出版
9/10 78 手塚治虫さん『メトロポリス』角川文庫
9/11 79 小松左京さん『宇宙漂流』ポプラ文庫
9/14 80 米田憲司さん『御巣鷹の謎を追う』宝島社
9/15 81 青山透子さん『天空の星たちへ』マガジンランド
9/17 82 『めぞん一刻』の管理人・音無響子さん
9/18 83 木野玉枝さん『久留米木に小さな学校が…』
9/22 84 1千円で星空がわかる『天文年鑑』
9/24 85 9月27日からNHK教育「4日で資本論」
9/24 86 ル=グウィン『ゲド戦記6アースシーの風』
9/29 87 水谷慶一さん『知られざる古代』NHK
10/1 88 F・ホイルさん「10月1日では遅すぎる」
10/4 89 室伏志畔『白村江の戦いと大東亜戦争』
10/4 90 浜松文芸館さん『風紋のアンソロジー』
10/9 91 うえやまとちさん著『クッキングパパの週末レシピ201』
10/11 92 永井豪さん『デビルマン 1』講談社漫画文庫
10/18 93 安部公房さん「第四間氷期」(『全集9巻』所載)
10/23 94 連載コミック『宇宙兄弟』より「死ぬまで生きるんだ」
10/27 95 浜松文芸館編集『浜松市民文芸 55号』浜松市発行
10/30 96 小松左京さん『継ぐのは誰か?』ハヤカワ文庫JA
11/6  97 日渡早紀さん『ぼくの地球を守って 1』<花とゆめコミックス>、白泉社
11/6  98 日渡早紀さん『ぼくの地球を守って 1』の2
11/9  99 吉野裕子さん『蛇 ー日本の蛇信仰ー』講談社学術文庫
11/11 100 一色まことさん連載「ピアノの森」で雨宮修平、よみがえる




遠州の遺跡・寺社43 中区佐藤2丁目・駒形神社内のお稲荷さん

2010年11月15日 15時32分04秒 | 遠州古代史
遠州の遺跡・寺社43 中区佐藤2丁目・駒形神社内のお稲荷さん

 駒形神社の敷地の西の隅にあるお稲荷さんの鳥居です。
 お稲荷さんは、今までみたものは南向きです。
 
 それにしても赤い鳥居がなぜ10本も必要なのでしょうか?

 他の神社内に借家しているので、お稲荷さんが通るために、鳥居を10本立てて、駒形神社の結界をやぶらないといけないということなのでしょうか?
 
 いまネットで京都伏見のお稲荷さんの総本山を見たら「1000本鳥居」ですね。つまり、多い方が通常なんですね。
 来年は伏見稲荷さんの1300年祭だそうです。

 

遠州の遺跡・寺社42 中区佐藤2丁目の駒形神社

2010年11月15日 15時01分02秒 | 遠州古代史
遠州の遺跡・寺社42 中区佐藤2丁目の駒形神社

 佐藤2丁目の駒形神社は、佐藤小学校の南、瑞雲寺の北にあります。
 西南向きの神社ですが、写真を見ての通り、なぜか参道がくの字に折れ曲がっています。

 神社に近い最初の参道は神社に向かって北から55度東(神社から235度)にぶれ、曲がった参道は北から35度東(神社から215度)です。
 最初の方向が本来の神社が面している方向かも知れません。
 
 祭神は、彦火火出見命(ひこほほでみのみこと)、豊玉姫命(とよたまひめみこと)、玉依姫命(みこと)です。

 例祭日は9月28日です。

 彦火火出見命は、古代日本伝承(『日本書紀』『古事記』)で、天族のニニギ命と土着神の娘コノハナサクヤ姫の息子で、通称「山幸」といわれ、海神の娘豊玉姫と結婚して生まれた息子がウガヤフキアエズで、ウガヤフキアエズが豊玉姫の妹の玉依姫と結婚して生まれたのが磐余彦火火出見尊です。

 つまり南方系・九州系の神社と言うことでしょうか。
 
 問題は、なぜこの3神を祭るのが「駒形神社」なの?ということですね。
 駒とは馬のことなのかどうかも、問題です。
 駒形神社は全国にあるようで、また考察したいと思います。


雨宮日記 11月14日(日) 妻N子さんの○○才の誕生日でした

2010年11月14日 23時59分08秒 | 雨宮日誌
雨宮日記 11月14日(日) 妻N子さんの○○才の誕生日でした

 すみません、まったく忘れていました。
 夕方、里山から帰ると、台所に、ショートケーキが5つ置いてあって「あっ!」と思ったときには、もう遅いですね。
 ショートケーキは、N子さんの誕生日に、長女のTさんからのお祝いでした。
 次女のIさんからも、N子さんにお茶碗のプレゼントでした。

 うーん、最愛の夫としては…。
 でも、いいよね?
 ぼくは、毎日、N子さんにプレゼントをしているよね?
 うわ、書いてしまった。

 こういうのはうぬぼれでしょうか。
 N子さんが、このブログを、読んでいそうもないので、勝手に書いてみました。
 
 N子さんのお怒りの落雷が落ちるまでは、この文章は削除されません。

 写真は、ケーキとN子さんです。

 書き忘れました。
 N子さん、いっしょに生きてきて、ありがとうございます。
 もうすこし、先へ、歩いてみたいと思います。
 よろしくおねがいします。



 

雨宮日記 11月13日(土) 娘の本を売りに行ったブックオフで衝動買い

2010年11月13日 22時22分18秒 | 雨宮日誌
雨宮日記 11月13日(土) 娘の本を売りに行ったブックオフで衝動買い

 次女が「お父さん、ブックオフへ車で行って」というので、アルトの後部に本を詰め込んで、高林のブックオフへ行きました。

 紙袋と箱で10くらいあるので、値段をつけてもらうのに時間がかかり、お店の中をぶらぶらしていたら、ヨミ損ねていた王欣太(おうごんた)さん著『蒼天航路』講談社モーニングKC、の25巻以後があったので、つい25巻から30巻まで、1冊305円で衝動買いしてしまいました。

 コミックではありますが、「三国志(さんごくし)」の好きな方は、必読文献だと思います。

 蛇足ですが正史「三国志」と、「三国志演義」とはまったくちがいますから。
 このコミックは、曹操を主人公に、曹操と柳眉と孫権の配下の将軍たち・参謀たちまで含めて、生き生きと描き切っています。
 通常なら悪役という人も含めて、著者のすごく目線が暖かいですね。
 つまり、人間を描いています。

 きちんと「本と映像の森」で取り上げたいですが、登場人物で好きなのは?と聴かれたら、やはり曹操の参謀として生きたジュンイクさん(漢字がないです)と、孫権の若い参謀・呂蒙(りょもう)さんでしょうか。

 やっぱり、ぼくはN子さんという前線司令官の参謀・秘書ですので、参謀・秘書の苦労や上司との関係で、すごくジュンイクさんや呂蒙さんに同感します。
 
 で、前線司令官のN子さんは、昨日から少し熱が出て、今日の土曜日は、午前中と夜の予定をキャンセルして、休んでいます。
 早くよくなってくださいね。
 早く治ってくれないと、ぼくも命令発動者がいないと動きようがないのですからね。


遠州の遺跡・寺社41 中区住吉4丁目(青少年の家西側)の住吉南古墳

2010年11月13日 13時55分06秒 | 遠州古代史
遠州の遺跡・寺社41 中区住吉4丁目(青少年の家西側)の住吉南古墳

 浜松市中区住吉4丁目の、いま青少年の家の建物の西側の小さな森が、住吉南古墳です。
 円墳で、直径28mの円墳で、幅4mの周溝がめぐっています。

 立て看板には「住吉墓苑南古墳」「前方後円墳である」と書かれていますが、調査によって円墳であることがわかり、名称も「住吉南古墳」です。

 青少年の家を目標に行けば、古墳はすぐにわかります。
 写真は、樹が生い茂っていてわかりにくいですね。

 参考文献 浜松市生活文化部生涯学習課(文化財担当)編集『浜松の古墳めぐり ー浜松市文化財ブックレット1ー』浜松市発行、2008年、p34

雨宮日記 11月12日(金) 親戚のM家のYさんからとろろ芋をもらいました

2010年11月13日 05時24分36秒 | 雨宮日誌
雨宮日記 11月12日(金) 親戚のM家のYさんからとろろ芋をもらいました

 午後、仕事に行って、夕方家に帰ると、N子さんがすでに帰宅していて、「Yさんからとろろ芋をもらったから、明日はとろろよ」と嬉しそうに言ってました。

 まあ、N子さんの内心を推測すれば、とろろ芋をすり下ろして「とろろ汁」にすればいいんだから、簡単料理でうれしいということでしょうか。

 ぼくも、生の温かいご飯に、とろろ汁をかけて食べるというより、喉に流し込むのは、好きです。

 ネットで調べると「とろろ芋」というのはなくて「ヤマノイモ」や「長芋」のことだそうです。

 たぶん、稲作以前の、縄文時代からありそうな、納豆などの「照葉樹林文化圏」の食べ物ではないかと思うのですが。

雨宮日記 11月11日(木) 小学校6年6組のアルバムサイトができました

2010年11月13日 05時06分06秒 | 雨宮日誌
雨宮日記 11月11日(木) 小学校6年6組のアルバムサイトができました

 以前は、中心街の松城町にいたので、元城小学校でした。と言っても、わからない方は、浜松市役所のすぐ北側にある小学校といえばわかる方もいるでしょうか。

 昔の動物園の入り口の前にわが家があったので、浜松城を北にか、南にかうかいする道を通って、小学校に通いました。

 「卒業のおりにつくったクラスのアルバム}を同級生のIさんが「インターネットにアルバム」として掲載してくれたというハガキをもらい、アクセスしました。

 いやあ、12才ですから、四十数年前です。
 なつかしいというか、みんな可愛いというか。

 「駒場7-~1JPG」のいちばん左に写っている、目の細い眠そうな男の子は12才のぼくです。

 今現在の、みんなは、どうなんでしょうか。
 自分を鏡で見れば…。

 蛇足ですが、ぼくがいたクラスは「元城小学校6年6組」ですから、6クラスあったわけです。
 中心部の過疎化(いわゆるドーナツ化現象)で、元城小学校も今は、学年で1クラスか2クラスだそうです。

 元城小学校は、浜松市内で最古の小学校だそうですが、浜松市役所のすぐ北側という敷地が、行政にとっては魅力なようで(ぼくがそう考えただけですよ、証拠はまだないです)、数年前に、北小学校と統合して、敷地は北小学校にするという案が出ましたが、地元に猛反発をくらったという経過がありました。

 浜松市政って、そういう歴史とか伝統には「とんじゃかない」んでしょうね。
 
 注釈「とんじゃかない」は、遠州方言のようですが、他で通用するところがあるのかは、わかりません。
 「とんじゃか」って、何でしょうか?

 

あるはま3 中区上島の二俣街道が遠鉄上島駅前で道路変更

2010年11月11日 17時57分47秒 | 雨宮日誌
あるはま(歩く浜松)3 中区上島の二俣街道が遠鉄上島駅前で道路変更

 上島駅前の区画整理と遠鉄の高架化の工事が進行しています。
 まだ区画整理反対の裁判は継続中です。

 写真にあるように11月24日から二俣街道が直角に曲がります。
 なんで、こんなことするんでしょうね?

雨宮日記 11月10日(水) 浜松市図書館で折口信夫さんの本を探しました

2010年11月11日 17時24分14秒 | 雨宮日誌
雨宮日記 11月9日(水) 浜松市図書館で折口信夫さんの本を探しました

 浜松市立中央図書館へ行き、カウンターで民俗学者折口信夫さんの全集があるか聞きました。
 パソコンで調べてくれたら、なんと浜松市立図書館には「折口信夫全集」が無いことがわかりました。
 こういう日本人のルーツを探る基本的な本がないということは………。

 なぜ折口信夫かというと、このまえ岩波文庫の「釈迢空歌集」を買ったので(なお釈迢空さんは折口信夫さんの歌人名です)、その中に「気田川(けたがわ)」の歌が載っていて、そのことを調べようと思ったのです。

 しかたない、もうすこし先延ばしです。
 本1冊くらいならネット古書店で探すんですけど、全集ではね…。

 

本と映像の森100 一色まことさん連載「ピアノの森」で雨宮修平、よみがえる

2010年11月11日 05時58分32秒 | 本と映像の森
本と映像の森100 一色まことさん連載「ピアノの森」で雨宮修平、よみがえる

 記念すべき「100」回目です。
 いま、朝の5時に仕事を終えて、いつも寄るコンビニで雑誌「モーニング」の最新号、「ピアノの森」を立ち読みしてきました。

 ワルシャワでのショパンコンクールの2次予選で落ちた雨宮修平は、両親やカイの心配する中、下宿の部屋にも帰らず、一晩中、ワルシャワの街中をさまよいます。

 早朝、いつもの日課の散歩にいく、クールでニヒルな優勝候補のパン・ウェイは、散歩コースの森で横たわっている雨宮を見つけてしまいます。

 「起きろ!」「死んでないなら、起きろ!」と、いつもクールなのに、珍しく熱くなるパン・ウェイには、ぼくも感情移入しちゃいました。
 いくらなんでも、今日は最終選考の日、その朝に、コンクール落選者の自殺に遭遇してはたまりませんからね。

 雨宮修平がまるで生き返ったように目覚めて、パン・ウェイと会話をするシーン、すごくいいですね。
 パン・ウェイは、雨宮の率直な言葉に、つい本心「俺は、いつも崖っぷちにいるんだ」と答えてしまいます。

 実際、雨宮は、今までの、カイと張り合って、カイと比較して、劣等感と優越心と揺れた心から脱して、自分の演奏・自分の人生に自信がついたようです。
 うわあ、よかったです。
 
 同じ雨宮として、雨宮修平を祝福します。
 ぼくも、他人と比較したりせずに、自分を成長させて、生きていくからね。


本と映像の森99 吉野裕子さん『蛇 ー日本の蛇信仰ー』講談社学術文庫

2010年11月10日 05時20分49秒 | 本と映像の森
本と映像の森99 吉野裕子さん『蛇 ー日本の蛇信仰ー』講談社学術文庫、講談社、1999年5月10日第1刷~2010年4月20日第18刷、324ページ、定価1050円+消費税、(原書、1979年2月、法政大学出版局)

 「蛇(へび)」です。
 都会では、田んぼがつぶされてマンションや駐車場になってしまい、蛇の餌の小動物、とくにカエルがいなくなったので、蛇さんは、めったに見れなくなりました。

 でも、ぼくたちの里山では、蛙さんたちがいっぱいいて、蛇さんたちもいっぱい生き残っています。
 つい最近では、ヤマカガシが田んぼで餌を探しているのを目撃しました。

 吉野さんは、この「蛇」と日本人の古代信仰を、蛇の生態に即して考え、調査し、解明しました。
 この『蛇』は、古代史の基本文献であると思います。

 吉野さんは、縄文土器の文様から、縄文人の蛇信仰を解明し、さらに弥生~古墳時代には、その蛇文様が変形して残っていくことを解明しました。

 蛇の古語は「カガ」「カカ」です。

 『古事記』では、スサノオさんが退治したヤマタノオロチは、目が「赤かがち」のようだと表現しています。
 『日本書紀』では、天孫降臨の時に行く手をさえぎったサルタヒコの神は、「目はヤタカガミに似て、アカカガチのようだ」と記述しています。
 つまり、カガチ=カガミ、です。
 
 「チ」は古い神様の表現の接尾語です。たとえば「テナヅチ」とか。
 「ミ」は、古い神様のうち女性表現だと思います。

 たとえば「イザナギ」「イザナミ」のように。
 ですから、「神(カミ)」の「ミ」は、本来は女性の神様ではないしょうか。
 
 「かかし」は何物かという解明は、納得します。

 そして、圧巻は、ペニスのシンボルとしての蛇信仰や、蛇巫女の解明だと思います。
 「性=セックス」を排除した柳田民族学への対論として。

 

遠州古代史考 南北軸神社の方向が西へぶれるわけ

2010年11月09日 14時15分16秒 | 遠州古代史
遠州古代史考 南北軸神社の方向が西へぶれるわけ

 ずっと浜松の神社探訪をしてきました。
 大きく言って、神社は神社側から鳥居の方向では、南向きと東向きの2種類に分けられます。
 中には例外で西向きもありますが、大枠ではこの二方向です。

 東向き、つまり太陽の日の出方向なのだけど、東南あるいは東南東にぶれている場合が多数例、あります。
 これは太陽が冬至の時期の日の出方向であり、太陽の復活を願う太陽信仰だと思われます。

 ところが、南北方向なのに、つまり天神信仰なのに、神社から鳥居の方向が右へ(西へ)ぶれている神社が数例、ありました。
 南北方向は季節では変わりようがないのに、太陽の位置は関係有りません。
 
 ようやく思いついたのは、長く、東から東南にぶれた神社に慣れてきた住民が、
 新しい南北方向の天神信仰を受け入れたとき、新しい神社の方向をどうするか、です。
 つまり、これまで東西から右に(南に)ぶれた神社を作ってきたのだから、
 南北方向の神社をつくるとにも、長年の習慣で、右へ(西へ)ぶれた神社を建設するのではないかという仮説です。

 仮説に過ぎませんが、引き続き神社探訪をしながら考えていきたいと思います。

雨宮日記 11月7日(日) 父は歯医者へ、午後2人で里山へ

2010年11月09日 05時13分49秒 | 雨宮日誌
雨宮日記 11月7日(日) 父は歯医者へ、午後2人で里山へ

 父の節三さんが「歯茎が痛い」というので、前夜にぼくがネットで浜松市のHPを調べておいて、朝8時半にN子さんが電話して予約を取り、午前中、鴨江の休日診療室に、N子さんがついて行ってきました。
 
 「休日救急歯科診療
  日曜、祝日、年末・年始に歯が痛い人の応急処置を行っています。
  受診場所 歯の健康センター
  静岡県浜松市中区鴨江二丁目11番2号
  Tel:053-453-6129
  実施日  日曜、祝日、年末・年始
  受付時間  午前8時30分から午前11時30分
       午後1時から午後3時30分
  持ち物 健康保険証(コピー不可)
  該当者は、乳幼児医療受給者証、障害者医療受給者証等も必要です。 
  ※健康保険証の提示がない場合は、自費診療となります。 」


 節三さんは、一緒に住む息子(誰?)の嫁さんが、いい嫁さんで、いろいろ世話をしてくれるけど、そういう家族ばかりとは限らないし、一人で住んでいたら、どうするんだろう?
 そういうことを考えると、もっと知り合いや組織で助け合えるネットワークをつくりたいな、と思います。

 午後、ぼくとN子さんは里山へ。
 この間、いろんな事情で手入れが出来ていなかった里山を、みんなで整備して、不必要に伸びた草を刈り、
 いろんな生きものが住めるようにしていきます。

 草刈り機も大活躍して、里の家の周りの景観は一変しました。
 Fさんが、お茶の木を剪定ばさみで、低く刈りそろえたので、すごくきれいになりました。
 飛び回っているスズメバチくんも、満足だと思います。

 刈り取ったススキの下からナンバンギセルやヤマラッキョウが顔を見せました。

 写真は里谷の空です。
 

 


本と映像の森98 日渡早紀さん『ぼくの地球を守って 1』の2

2010年11月06日 23時13分37秒 | 本と映像の森
本と映像の森98 日渡早紀さん『ぼくの地球を守って 1』の2

 N子さんの指示でつくるべき文書をつくったあと、深夜、いま14巻までいきました。
 いろいろ想い出しました。

 14巻で、ぼくの大好きな一成が迅八に、修学旅行のホテルで深夜、自動販売機の前で語ります。

一成「昔は良かった
  だから昔のようにしてくれって そんなの無理だよ
  ぼくはね 迅八
  笠間くんのこときらいじゃないな
  …むしろ 偉いなって 思い始めてる…
  例えば 過去に向けてじゃなくて 未来に向けて 
  未来のどこかで
  もっと別なやり方で 償ったっていい…そんな風に教えられた気がする
  昔がいいなら ぼくらはぼくらで
  築ける範囲で 理想の『昔』を 未来につくっていくしかないよね」

迅八「おまえ… エンジュとは少し 違うな…」
一成「…迅八だって 」

一成「同じでいて いいわけないんだよ
  でなきゃ 生まれ変わった 意味ないもん
  時間が存在する 意味ないよ
  
  ただ時の流れの中で 紫苑は迷子になっちゃったんだな…って 」

 このあと、アリス=木蓮の覚醒シーン、季節外れの桜の開花シーンがきます。

アリス「生きる喜びを 歌ってる
  明日と未来のために 花を咲かせてる
  その喜びを歌えるのは 今だから

  懐かしい歌
  聞き覚えのある声
  緑のささやき 緑の歌

  あたし 知ってる
  こんな歓び この…感慨

  生命(いのち)ある者が 生きる歓びを 歌う瞬間 
  忘れるはずないのに」