雨宮日記 2019年8月16日(金) 依然として風強し
午前10時。まだ台風はたぶん日本海にいて、風が強い。くもり。
昨日は長時間台風の死者は1人だった。
講演会は行きたかったけど、行けなかった。
雨宮日記 2019年8月16日(金) 依然として風強し
午前10時。まだ台風はたぶん日本海にいて、風が強い。くもり。
昨日は長時間台風の死者は1人だった。
講演会は行きたかったけど、行けなかった。
雨宮日記 2019年8月15日(木) 敗戦記念日
今日は「終戦記念日」?「敗戦記念日」?。
台風は日本海へ抜けて西日本は静かになった。
思考作業に進展があった。社会における政党の役割について。
則子さんに「コーヒー飲み過ぎですよ」と言われる。「活字中毒」に加えて「コーヒー中毒」。もっと麦茶を飲もう。
新・本と映像の森 291 竹岡俊樹『考古学崩壊 ー前期旧石器捏造事件の深層ー』勉誠出版、2014年
9月25日、A5版、293ページ、定価本体3200円、文献【 浜松市立中央図書館蔵書 】
竹岡俊樹さんはフランスに留学し旧石器学を学ぶ。
2000年10月に「捏造」「犯罪」が発覚した「前期旧石器捏造事件」。竹岡俊樹さんは。この事件で事前に科学的な立場から「捏造」を見破り、そしてそれを学会誌に発表した。
学界の潮流に異を唱えたことで著者は、「捏造発覚前」の学界で異端視され、無視されるようになる。
「捏造発覚後」の学界では、どうか。これが「捏造発覚前」の学界と同じなのである。同じように異端視され、無視されている。
渦中のうちにいた著者が記録した考古学界のドキュメント。考古学界はなぜ藤村新一さんにだまされたかの解明だと思う。
① 藤村新一さんが石器を見る目があるかどうか。岡村道雄さんや鎌田さんらは藤村新一さんは石器を見る目がない素人だた言う。しかし竹岡さんは藤村さんは小学生から土器・石器集めが趣味で、かなり石器を見る目がある。
藤村新一さんが「詐欺師」「魔術師」になる素養は十分あると見るわけですね。その点が他の人と竹岡俊樹さんの違うところだ。
そしてボクは説得力があると思う。
「藤村は小学校3年の頃から土器だけではなく、石器も拾っていた。鎌田や岡村に会った時、すでに彼らと同等、あるいはそれ以上に石器が見ることができたかのうせいが強い。・・・・・・では、なぜ、分からないふりをしていたのか。彼は学歴があり、人によっては上から目線の学者・研究者に対してくっきょくした思いを抱いていたのではないだろうか。最初から自分の方が石器を見ることができると思っていたのかもしれない。
そうした彼ら研究者たちに石器を見せ、掘りだしてみせ、驚き喜ぶ姿を見て、彼らを侮蔑すると同時に喜びを感じていたのだろう。そして研究者の実力を見定めて石器を選択して埋めた。」(p192)
② いちばんの問題は「考古学者は石器を見る目がある」かどうかです。
とくに旧石器について、縄文石器を前期旧石器にまぎれさせてもわからくくて、「層位は形式に優先する」という「理論」で捏造をごまかした。
③ 「考古学崩壊」後の現在の考古学界はどうか。
著者は言う。「自然科学を駆使しても、石器が人口品でなければ全く意味はない。出土した石器を即座に判断できる目をもつ研究者を養成すれば、ほとんどの問題は解決する。」(p238)
雨宮日記 2019年8月14日(水) 雨は断続的
前日の雨宮日記で「台風は15日に再接近」と書いたのは正しくは「最接近」でした。
今日は雨が降り出して、窓を閉めるかどうか判断に困る。窓を閉めると暑いし。雨はふったりやんだり断続的。
昨日の夜、友だちから「曳馬で火事とニュースでやってたけど」と電話が入る。でもサイレンも何もない。火事は家からは遠いらしい。
『天文年鑑2019』によれば、明日は満月。長時間台風と重なって「瀬戸内海の高潮」もやばい。
雨宮日記 2019年8月13日(火) 新聞休刊日
台風は15日に再接近だけど、風が強い。
朝食前に汗で体がベトベトするのでシャワーを浴びる。
休刊日で新聞がないので、昼食準備のできないボクは手持ちぶさた。「活字中毒患者」のボクは禁断症状が出る(何が出るか知らないけど)
則子さんが「今日は裏ゴミを出さなくちゃ」という。どうも「今日はプラゴミを出さなくちゃ」と言ったらしい。
このほうが妖しくて、官能的でいいね。ただし夏は官能的「裏ゴミ」はやめてください。
新・本と映像の森 290 川崎哲『核兵器はなくせる』岩波ジュニア新書、2018年
7月20日、岩波書店、187ページ、定価本体820円。
2017年12月にノーベル平和賞を受賞した国際平和団体「ICAN(アイキャン)」の国際運営委員・川崎哲さんの本です。
この本の柱の1つは、著者の「ICAN(アイキャン)」に加わるまでの興味深いおいたちです。
著者は1968年、東京都中野区生まれ。ホームレス支援などで活動。1998年から「ピースデポ」。そこで日本の被爆者の話を世界でしてもらうことを体験する。2007年から「ICAN」設立に参加。
この本の柱の2つは、「核兵器禁止条約」ができるまでの世界と「ICAN」の運動。わりあい日本の人は知らないことなので読んだ方がいいと思います。
核兵器の非人道性。
外交官と論議。
赤十字の革命的な声明。
専門家である被爆者の証言を推薦。
ポジティブに世界を変える。
3つめの柱は、当然ながら核兵器禁止条約の意義とこれから。核兵器禁止条約への反対論・疑問も含めて書いてくれています。
「小さな前進から大きな希望は生まれる」と書かれています。
これを読んでいる1人ひとりの「小さな前進」は果たしてあるのでしょうか。
雨宮日記 2019年8月11日(日) 依然として暑い
依然として暑いですが、今日は空が青い。台風が西日本に近づいてるため、風も強い。
夜、なかなか眠れず、眠りが浅くなった。午後10時半ごろ眠る体制に入って、やっと12時前に寝たと思う。珍しく夜中、午前2時にオシッコに起きる。
眠れないのは右手の痺れが気になって、というのもたぶんある。
今日から霊長類学者・山際寿一の『暴力はどこからきたか ー 人間性の起源を探る ー』NHKブックス、を読み始める。
「2001年仮説」は間違いだった?科学者の仮説がつぎつぎ否定されていくのは、おもしろい。
新・本と映像の森 289 井波律子『故事成句でたどる楽しい中国史』岩波ジュニア新書、2004年
岩波書店、232ページ、定価本体780円。
4000年の歴史から名文句でつづる中国史。
たとえば、こんな・・・・・・。
◎背水の陣
◎四面楚歌
◎臥薪嘗胆
◎井のなかの蛙
◎馬鹿
◎蛍の光窓の雪
◎知行合一
◎巧言令色
◎酒は百薬の長
◎完璧
◎五十歩百歩
やはり中国の故事成句でおもしろいのは古代中世でしょうね。近代現代になると生臭くなって言葉にはむかないですね。
ちなみにボクがいちばん好きなのは三国時代の海洋国家呉ですね。この呉の滅亡は倭国の情勢とも関連しているようです。
新・本と映像の森 288 新坂和男『凧の話』講談社現代新書、1981年
講談社、194ページ、定価390円、むかし買った本。
まだじっくり読んでないが、おもしろい本です。
表紙にこう書かれています。「凧は古代、風を知り風と暮らした海洋民の中で発生した。かっては神は天にあり、天に浮かぶ凧は素朴な信仰の対象であった。日輪や旭波や龍が多く描かれる凧は、神とまじわる媒体ではなかったか。」
おもしろい話題をあげると、以下の通り。
○凧の種々の名称、大阪のイカと江戸のタコ
○海洋生物と関係ある凧の名称
○世界のいろいろな凧・カイト
○静岡県浜松と相良は5月に凧をあげる
○凧は海洋民族から発生したという著者の仮説(照葉樹林文化と関係ある?ー雨宮)
○太陽信仰と凧
○性信仰と凧
また詳述するチャンスがあると思います。
ぜんぜん別の話題。凧つながりだけど。宮崎駿さんのアニメ「風の谷のナウシカ」を思い出しました。宮崎駿さんのアニメは、どこかで古い民俗的なものとつながりがありそうです。
「千とちひろ」も「もののけ」も「ポニョ」も。
雨宮日記 2019年8月9日(金) 夢が変わってきた
精神状態が安定してきたので、見る夢が変わってきた
たぶん高校のころ?に戻っている。家まで歩くのだが、わが家がどう考えても駅南にあるらしい。一度も駅南に住んだことはないので、おかしな夢。
きのうの夜は近所のノドがよくない犬が、暑いからかいつまでも吠えていた。
今日は長崎原爆の日、知り合いが何人か長崎へ行っている。
過去現在未来のメモリーノート 67 「社会主義」研究 1 ニコライ・ネフスキーさん
「社会主義」研究を始める。これは長く続く学習になると思う。第1回は「「社会主義」研究 1 ニコライ・ネフスキーさん」。
ニコライ・ネフスキーさんは日本でも有名なロシア人の民俗学者。古代史でも、その名前は前に沖縄と関連して聞いたことがある。
地質学者の故湊正雄さんの『アイヌ民族誌と知里真志保さんの思い出』(築地書館、1982年)には「1929年にレニングラード大学にむかえられ、妻と娘のエレナも1933年にソ連に入国がかなえられた。しかし、1937年から1945年の間に「個人崇拝によってもたらされた専断の犠牲となって」、ゆえなくして逮捕され、シベリアで処刑されたらしい。夫人もこのときに殺されたらしい」(p144)と書かれている。
フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』にはこう書かれている。
「1937年10月4日、日本のためにスパイ活動を行ったとして妻とともに逮捕され、翌月レニングラードにおいて夫妻は「国家叛逆罪」により粛清(銃殺刑)された(スターリン粛清)。」
『ウィキペディア』には、没年月日は「1937年11月24日(45歳)」と書いてある。
湊正雄さんの1982年の叙述では「1937年から1945年の間に」となっている。
『ウィキペディア』には、次のように書かれているので、たぶんこの加藤さんの1976年に出た初版本が湊さんの種本だと思う。
「加藤九祚 『天の蛇 ニコライ・ネフスキーの生涯』河出書房新社, 1976、完本版 2011。初版(大佛次郎賞受賞)で、没年を1945年と記載したが、その後の関係者への調査で1937年であることが判明。新版では「死の真相」解明と、遺族(長年の交流がある)や関係者らのその後を増補した。」
ボクは、スターリン弾圧=大量殺人については、あまり詳しくない。いろいろ学んでいきたい。
35人殺した京都アニメ事件。ではスターリンは何人殺したか?
お知らせ メールについて
現在、ボクのパソコンメール(アウトルック・エクスプレス)の発信機能が壊れております。受信機能は生きていますので受信はできます。
応答は携帯電話か携帯メールでしますので、ご承知ください。
応答希望の方は、メールに必ず電話番号を書いてください。
雨宮智彦 20190807
新・本と映像の森 287 深谷かほる『夜回り猫 1』講談社、2017年
3月23日第1刷~11月16日第6刷、A5版、218ページ、定価本体1000円。
昨年6月に「新・本と映像の森 142」で紹介したコミック。やっと第1巻を買って詠んだのです。やはり、心にジンとくるマンガです。推奨。
夜回り猫の遠藤平蔵は、どうも「遠藤家」の飼い猫だったような気がする。
頭にサカナ缶詰を載せた、心優しい猫。
以下、再掲。
「新・本と映像の森 142 深谷かほる『夜回り猫』8コママンガ
2018年06月09日 12時09分05秒 | 本と映像の森
8コママンガです。コミック本はモーニング,講談社。
毎回、夜回り猫の遠藤平蔵が「泣く子は いねが~」
「むっ」
「涙のにおい…!」で始まります。
ボクはいちばん最初に、新聞の文化欄で紹介記事を見ました。
次にネットでマンガ単行本3冊になっているのを知りました
昨日、ネットで「夜回り猫」のツイッターがあったので、アクセスしてすごくいいので、紹介します。
とても暖かな涙に満ちたツイッターです。見てあげてください。
https://twitter.com/hashtag/%E5%A4%9C%E5%BB%BB%E3%82%8A%E7%8C%AB
マンガ自体は「モアイ」「夜回り猫」で読めます。
http://www.moae.jp/comic/yomawarineco/411/1
コミック本は買って読んだら、ここで紹介します。」
新・本と映像の森 286 ユーリー・ノルシュテイン『霧の中のハリネズミ』
ロシアのアニメ作家の有名なアニメ。もし見てない人がいたら、人類的損失なので見た方がいいです。きらいでも。
日本の今のアニメとは、すごく違う。でも、これもアニメでボクはこういうのもすごく好きです。
フクロウくんも悪いフクロウなんでしょうけど、いい味を出しています。
ほとんど白黒です。こういうの新鮮ですね。
YouTubeで見られます。
雨宮日記 2019年8月5日(月) ビデオ編集日
ビデオ編集。7月末の浜松での原爆と人間展の準備の映像。
「ピース浜松ニュース 原爆と人間展 浜松市役所 20190729 原水爆禁止運動 / ニュース / 平和戦争 / 2019年08月05日」。約1分38秒。
「ピース浜松ニュース」を初めて創る。もっと創ろうと思う。