こんばんは
今日は朝書いたように軽くランニングをしていました。ただ、僕の悪い癖ですが・・・オーバーペースになりがちですorz
昔・・・全盛期の頃も・・・ハーフマラソンで初めの1km 3分14秒で突入し、「早すぎ(汗」と思いながらも、ままよ・・・と走り続け・・・10km地点で35分
・・・17km地点で力尽きw
結局、何人かに抜かれたあと・・・50歳くらいの方に追いつかれ、その方とデッドヒートをした記憶があります。
他にも本田技研の選手と一緒に走る機会があり・・・思わずついていき、死んでました・・・w
けど、9.6km 31分10秒だから悪くはないのだけど・・・。
(一応専門種目は400mHです)
今日は・・・この体力の衰えを感じながら・・1km当り4分のペースでのんびり走っていましたが・・・6kmくらいで力尽きw
というよりは、心肺機能はともかく筋力低下はどうしようもないです・・・・。足が動かなくなりましたw
さて、という事で久々に走ってストレスも解消。新しい記事を探しにネットサーフィンをしていましたら、このような記事を見つけました。
毎日新聞です
社説:安心の仕組み 医療費の抑制はもう限界だ
保険証があれば、いつでも、どこでも医者にかかることができる。しかも世界で最高水準の医療が、それほど大きくない負担で受けられる。日本の医療が世界から高い評価を受けてきたゆえんだ。
しかし、誇りとしてきた安心の医療制度がいま、音を立てて崩れつつある。小泉純一郎内閣の「小さな政府」政策には功罪があるが、医療費抑制策によって医療制度は根幹から揺らぎ始めた。 医療崩壊ともいえる現象が一気に噴き出したのだ。小児科や産科の医師が不足し、救急医療の現場では患者がたらい回しにされるケースが相次いでいる。病院経営の赤字が膨らみ、勤務医は過酷な仕事に疲れ果て、開業医をめざして病院から去っていく。少子化対策が声高に叫ばれるのに、現実には医療ミスの裁判を恐れて産科医が減っている。
医療費の削減を狙った後期高齢者(長寿)医療制度は高齢者を落胆させ、強い怒りが広がった。高齢者の怒りは国の政策への痛烈な批判と受け止めなければならない。政府の説明不足もあるが、背景には「医療費カットは高齢者切り捨てだ」という不信感がある。政府は高齢者の不信や不安を取り除くためにも明確なメッセージを送るべきだ。
高齢者の医療費は現役世代の5倍かかる。年間30兆円を超す医療費の3割以上は老人医療費が占める。高齢化が進めば、医療費が増えるのは自然の流れだ。一方、少子化によって現役世代が減るため世代間の仕送り方式で運営される社会保障制度の基盤が崩れるのは目に見えている。
政府の医療費抑制策に国民は一定の理解を示したが、実行されてみると、さまざまな問題が表面化した。厚生労働省は診療報酬の見直しをテコに日本医師会の力をそごうとした。だが、診療報酬の配分を開業医から勤務医に移すための見直しは進まず、医療費抑制のしわ寄せは病院経営や勤務医にのしかかった。
加速する医療崩壊の実情をみると、医療費抑制はもはや限界に達したと言わざるをえない。日本より早く同じ医療崩壊が起きた英国では医療費を増やす政策に転換し、危機を乗り越えつつある。こうした経験にも学ぶ必要がある。
国は医療費抑制の功罪を再点検し、医師不足・偏在対策など必要な所には増やすべきだ。検査漬けなどムダを省くことも重要だが、それ以上に抑制策によって疲弊した医療の立て直しが必要だ。早急な医師の増員や、地域に計画的に配置するための施策を取ることも急いでほしい。これは日本医師会をはじめ医師や医療機関の協力がなくてはできない。医師の団体は指導力を発揮して、医師不足・偏在対策に手を打ってもらいたい。
毎日新聞 2008年4月19日 0時02分
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毎日新聞の社説が・・・・。
「たらいまわし」とは書いているけど・・・・基本的に、医療費抑制政策を批判し・・・国民へ医療費を増やす必要性を説いている。
そうか・・・。
1年半前は毎日新聞は「医師」たたきの新聞という事になっていたのに、方針転換したんだな~
高齢化による問題と少子化対策に関しても書いているし・・・。産科、小児科だけでなくて・・内科外科・・・ほぼすべての診療科が崩壊しつつありますけど・・・そのあたりの細かい点はともかく・・・。
毎日新聞さんも「医師不足」に対して「医療費抑制は無理」だと国民に訴えてくれるようになったんだな~。
それだけ危機的ということだけど、大手の新聞でどんどんこういう記事、社説を書いてくれたら世論は動き出すかもしれないな・・。
あとはどうやって医者を増やすかだけど・・・。
ここに書かれているとおり、まず医療費に関しては増やさないといけないし、医師を含めた医療従事者、医療従事者を補助するスタッフ・・様々な職種をふやさなくてはなりますまい。
新聞社の社説も方針転換しました。
国もこれに倣って方針転換してほしいと思います。経済だけではなくて、将来のために「教育」「医療・福祉」の分野をきちんと固めてほしいと思います。
経済はともかく、教育や医療福祉の分野は「利益重視」ではないのだから。
北海道もいよいよ春です。雪解け水により、冬の水枯れがあっという間に土手まで水が押し寄せてきていました。蝶が飛んでいました。アリが歩いてました。子供が半袖で遊んでました・・・って、北海道の春にしては暑くない?
いずれにしても、季節が変わり・・・新たな季節が始まりつつあります。
日本の医療も、季節や毎日新聞の方針転換に合わせて新たな体制になってほしいと思われる方、応援をよろしくお願いいたします