駿 府 は 96 か 町

駿府はちぃっと覇気がないけぇが,御所(ごせ)っぽくていいじゃん【ごせっぽい≒平穏でせいせいしている様】

寺町四丁目(てらまち よんちょうめ)

2008年12月12日 03時43分05秒 | 駿府96か町のいま
▽常磐公園の噴水(周囲も人工的で無機質な雰囲気)


▽あまり手を付けられていない公園の東側では毎日青空将棋が・・・
(たしか、その昔にはこのあたりに相撲の土俵もあったような気がする)


▽公園と反対側の北側の街並み(戦前は商店が建ち並んでいたのだろう)


旧「寺町四丁目」は、現在、通りの南側はすべて常磐公園になっています。
現在の公園には、多くの寺院が立ち並んでいた様子をしのぶこようなものは全くありません。
強いていえば、噴水の上のカリオンがやや寺院風に造られていることでしょうか。

常磐公園はすべて寺院跡であるので、
20年ほど前、常磐公園の再整備の工事の際、かなりの遺骨が出てきたことが話題になりました。
もうここが寺町だったという認識がない人がほとんどとなってしまい、
市民のなかには、遺骨が出たことを空襲の犠牲者ではと勘違いしている人もいるようです。
(そういう例も皆無ではないとは思いますが)

現在の常磐公園及び真正面に市庁舎まで延びる青葉通りは、あまりに人工的すぎるように思われます。
噴水もただ金をかけて作ったという感じでくつろげませんし・・・
せっかくの植栽も噴水の裏側に追いやられているので目だたつ、当然噴水との一体感もありません。
夜間の噴水の光のパフォーマンスも、まあきれいなことは確かですが、何度も見たいというほどのことはありません。


旧「寺町四丁目」は、現在の駿河町、常磐町二丁目の各一部、常磐町三丁目1番の大部分で、東西の通り沿い約1丁半の町でした。(町名変更は1945年)


寺町四丁目(赤線の部分)には五つの寺があった。


▽こちらは、青葉通りと似た性格の大阪市の都心に帯状に広がる「うつぼ公園」
このように、噴水はただ大きいばかりでなく周囲と調和していた方が心がなごむ



寺町三丁目へ


方位の表記について
駿府の町割りは方位に対して傾いているので、
JR線や国道1号を東西に見立てた方位がよく使われているのですが、
ここでは(特に碁盤の目地区)、より実際の方位に近い
「札の辻を起点にして城のある方向を北」とした方位の表現をします。
したがって寺町通りは東西、七間町通りは南北の通りということになります。

その他
記事内容は誠実に書いているつもりですが、内容の正確性を保障するものではありません。
コメント (8)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする