▽ 下京区 七条通 大宮東入
七条の大宮通りと堀川通の間に位置する龍谷(りゅうこく)大学の発祥の地、大宮学舎本館が
今年の「京の夏の旅」の文化財公開のひとつに選定されて一般公開されています。
1879年建設の建物群がほぼ完全な形で遺っている貴重なもので
重要文化財に指定されています。
この美しい正門の扉からして
イギリスのアームストロング社製ということで重要文化財に指定されています。
(但し、現在設置の扉はレプリカ)
▽ 旧守衛所(現在は龍谷大学オリジナルグッズの展示場として利用)
門を抜けるとすぐ左手にある旧守衛所です。
小さいながらレンガ造りの瀟洒(しょうしゃ)な建物はやはり重要文化財です。
▽ 本館
今回の公開のメインの本館です。
外観からすると石造りの洋館そのものですが実際には木造の建物で
石の柱に見えるものは木製のものに石材を貼りつけたものです。
こういった完全な西洋風な建築技術が定着する前の建築を
「擬洋風建築」と言うのだそうです。
▽ 本館2階東側にある講堂
公開されているのは本館2階でここには講堂があります。
一見、キリスト教の会堂を思わせる雰囲気がありますが
明治時代には100畳の畳が敷かれ正座で講義を受けていたということです。
西本願寺に隣接する立地ですから
改めて言う必要はないですが浄土真宗系の大学で
正面中央には阿弥陀様が安置されています。(扉が閉ざされていて非公開)
講堂の柱頭にはアカンサス風のデザインが施されています。
天井は明治天皇の皇后から寄贈された金糸が織り込まれた金襴織りです。
現在設置されている椅子は
前の椅子の背もたれにテーブルが組み込まれていて
このテーブルを取り出すとまさにキリスト教会のそれのようです。
2階には講堂のほかにこの看板に写っている
明治天皇をお迎えした貴賓室もあります。
(この部屋の撮影はできません。)
貴賓室には明治天皇が実際に座られた椅子や
狩野派の狩野英信の屏風が展示してあります。
▽ 本館から見た南黌
本館に隣接する南側と北側には寮(現在は校舎)として使われていた
南黌(なんこう)・北黌(ほっこう)があります。
内装以外は当時のままで同じく重要文化財に指定されています。
本館と南黌を結ぶ渡り廊下(北黌側は現存しない)の柱の造りは
駅のプラットホームを思わせるものがありますが
1877年にできた京都駅を参考にしたのではということです。
七条の大宮通りと堀川通の間に位置する龍谷(りゅうこく)大学の発祥の地、大宮学舎本館が
今年の「京の夏の旅」の文化財公開のひとつに選定されて一般公開されています。
1879年建設の建物群がほぼ完全な形で遺っている貴重なもので
重要文化財に指定されています。
この美しい正門の扉からして
イギリスのアームストロング社製ということで重要文化財に指定されています。
(但し、現在設置の扉はレプリカ)
▽ 旧守衛所(現在は龍谷大学オリジナルグッズの展示場として利用)
門を抜けるとすぐ左手にある旧守衛所です。
小さいながらレンガ造りの瀟洒(しょうしゃ)な建物はやはり重要文化財です。
▽ 本館
今回の公開のメインの本館です。
外観からすると石造りの洋館そのものですが実際には木造の建物で
石の柱に見えるものは木製のものに石材を貼りつけたものです。
こういった完全な西洋風な建築技術が定着する前の建築を
「擬洋風建築」と言うのだそうです。
▽ 本館2階東側にある講堂
公開されているのは本館2階でここには講堂があります。
一見、キリスト教の会堂を思わせる雰囲気がありますが
明治時代には100畳の畳が敷かれ正座で講義を受けていたということです。
西本願寺に隣接する立地ですから
改めて言う必要はないですが浄土真宗系の大学で
正面中央には阿弥陀様が安置されています。(扉が閉ざされていて非公開)
講堂の柱頭にはアカンサス風のデザインが施されています。
天井は明治天皇の皇后から寄贈された金糸が織り込まれた金襴織りです。
現在設置されている椅子は
前の椅子の背もたれにテーブルが組み込まれていて
このテーブルを取り出すとまさにキリスト教会のそれのようです。
2階には講堂のほかにこの看板に写っている
明治天皇をお迎えした貴賓室もあります。
(この部屋の撮影はできません。)
貴賓室には明治天皇が実際に座られた椅子や
狩野派の狩野英信の屏風が展示してあります。
▽ 本館から見た南黌
本館に隣接する南側と北側には寮(現在は校舎)として使われていた
南黌(なんこう)・北黌(ほっこう)があります。
内装以外は当時のままで同じく重要文化財に指定されています。
本館と南黌を結ぶ渡り廊下(北黌側は現存しない)の柱の造りは
駅のプラットホームを思わせるものがありますが
1877年にできた京都駅を参考にしたのではということです。