その昔、飲み屋などの飲食店と言えば
七間町、人宿町方面というのが
お定まりの地域でした。
その後両替町二丁目あたりが
新興の飲食店街となりましたが
それでもさすがに県都の表玄関ともいえる
静岡駅前の御幸町(みゆきちょう)あたりは考えられませんでした。
駿府城南西面に広がる旧城下地区の街路は
江戸期からの碁盤の目状の街路がほぼそのまま
現在に引き継がれていますが
御幸通りの静岡信用追手町支店前から
江川町交差点を経て静岡駅前までは
昭和の初めに全く新しく開設された都市計画道路です。
したがって他の商店街のように
古くからの老舗などが立ち並ぶというより
どこか人為的な町並みで
商店街というよりむしろ小さなオフィスビルが
立ち並んでいるという印象でした。
ところが5~6年前から
近隣に高層の再開発ビルが増えて小さなビルへのオフィス需要が減ったためか
あるいは土地の価額の値下がりで賃貸料が安くなり
飲食店でも進出しやすくなったためか
年ごとに飲食店が目立つようになってきていました。
とは言え、商店街自ら上記の写真にあるような
「居酒屋街道」を名乗るというのは
ちょっとした驚きです。