▽ もう呉服町では心の翼をひろげられない。
▽ 常に地価が県下一高い呉六名店街に位置する
呉六名店街にある
江崎書店本店が2011年10月11日限りで閉店しました。
静岡駅ビル内のパルシェ店を増床して
呉服町の本店は閉店するということは
早くから告知されていましたから
閉鎖された店舗を見て
驚ろかされるということはないものの
街かどから文化の香りが失われるような
喪失感は否定できません。
かつては街かどごとにあった書店も
紺屋町葵タワー内に戸田書店呉服町本店はあるものの
中心商店街のいわゆる路面店は
谷島屋書店呉服町本店だけになってしまいました。
本が売れない時代となって
地価の高い繁華街の路面店では
他の収益の高いものを扱った方が有利で
駅ビル内のような便利な場所の大型書店でなければ
生き残りは困難な時代となってしまったようです。
▽ 町かどごとにあった書店
※ 静岡市の中心市街地にある大型書店(朝日新聞記事から)
戸田書店静岡本店(紺屋町・葵タワー内) 850坪 60万冊
丸善&ジュンク堂新静岡店(鷹匠一丁目・新静岡セノバ内) 700坪 70万冊
谷島屋書店呉服町本店(呉服町二丁目) 400坪 40万冊
江崎書店パルシェ店(黒金町・JR静岡駅ビル) 205坪 15万冊
追 記
江崎書店は静岡駅ビルパルシェ内に移転したものの
パルシェの改装時(2017年)に閉店してしまいました.
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谷島屋呉服町本店が閉店はこちらから
さいきんお邪魔していましたが、コメントは初めてです。
実は25~20年前まで静岡市水落町に住んでいて、
この本屋さんや、すみやさん、谷島屋さんとか通っていました。
谷島屋さんの色違いのしおり、
今も変わっていないでしょうか。
他店との競合もさることながら、もっと利潤の上がるものを扱う店でないと
割が合わないのかもしれません。
(図書でもよほど売れればいいのでしょうが)
吉見書店などかなり力が入っていたと思います。(吉見書店は今回の江崎書店のように七間町の店は事務部門だけ残して閉鎖されてしまった。)
こちらのサイトにしおりについての記述があり参考になると思います。
http://homepage2.nifty.com/bcover/sanpo/Sanpo/honya.html