御幸通り(みゆきどおり)と江川町通りが交わる江川町交差点です。
ちょいと見づらいかもしれませんが
交差点内に薄い白線があちこちに引かれています。
これは、昨年市長が言っていた
スクランブル化の実験のための準備なのでしょうか。
(実験をとおして附近の交通に大幅な支障がなければ
近い将来横断歩道を復活させようということのようです。)
この交差点は1964(S39)年に横断地下道が設置されて以来
歩行者の道路横断が禁止され、それが今日までつづいています。
当時は交通事故による死傷者が急速に増加したため
交通戦争という言葉さえ生まれた時代でした。
そこで、歩行者の安全を確保しようと各地で歩道橋が盛んに設置され
この交差点にも歩道橋が検討されていたようです。
たまたま交差点に面した静岡郵便局跡地に
市外通話の交換設備を収容する電電ビルが建てられることになり
電話局から電電ビルまでケーブル敷設のため地下を掘削する必要が生じました。
それで、どうせ地下を掘るなら同時に横断地下道を建設しようということになったようです。
半世紀近くたった現在は歩行者の安全確保という本来の目的より
むしろ車両の通行の円滑化の方が主目的になってしまっているようです。
(もともと歩行者の安全確保は建前に過ぎなかったかもしれませんが・・・)
この横断地下道があることで人の動きが分断され
街の回遊性をさまたげていることも否定できません。
そこで、かなり前からこの交差点をスクランブル化して
歩行者の回遊性を高めて人の流れを活発化させるべきだとの要望が出ていました。
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ここに出来れば、静岡市内初の「本格的」なスクランブルになりますね。
スクランブルの良さは、空の広さを感じることが出来ることです。
静岡初の本格的スクランブル交差点の真ん中で空を見てみたいです。