(雑居ビルが立ち並ぶ)
(静清信用本店)
◆旧【鍛冶町】は、江川町の南端(両替町との交差点ー県警はなぜか紺屋町交差点としている)から静清信用金庫本店のあるブロック南端までの一丁(60間、約109m)の町(丁目は付かない)でした。
(真ん中を横切る静清信用本店横の小路は静岡大火後の区画整理で設けられたもの)
現在、江川町通りはこの先の川辺町(かわなべちょう)まで伸びていますが、かつてはこの鍛冶町で終点でした。
ここに料亭喜楽があったのも遠い過去になってしまいました。
なお、静岡市の大御所400年祭関連のHPでは、この鍛冶町の読みを「かじまち」としていますが、鍛冶町があったころを知っている人がまだ多く存命の時代、「かじまち」と言っている人は皆無でした。
したがって、「かじちょう」が正しいのではないかと思っています。
そのほかの市のHP上の読みと私見(?)との相違
藤右衛門町、とうえもんもち(市)→とうえもんちょう
鷹匠町、たかじょうちょう(市)→たかじょうまち
札之辻町、ふだのつじまち(市)→ふだのつじちょう
◆鍛冶町を現在の町名でいうと
紺屋町12番地付近、昭和町1・2番地付近
(町名変更は1945年)
◆方位の表記について
駿府の町割りは方位に対して傾いているので、JR線や国道1号を東西に見立てた方位がよく使われているのですが、ここではより実際の方位に近い「札の辻を起点にして城のある方向を北」とした方位の表現をします。
したがって両替町通りは東西、江川町通りは南北の通りということになります。
◆その他
記事内容は誠実に書いているつもりですが、内容の正確性を保障するものではありません。
本町のフリガナを「ほんまち」と書いてあります。地元での読み方は「ほんちょう」です。表示看板はどれも「まち」になっているかと思えば、「○○ちょう」と書かれているものもあって、理解に苦しみます。
こういうのって、誰が決めてるのでしょうかね。