七ぶらシネマ通りを象徴する建物と言えば
オリオン座と有楽座が入っている静活会館でしょう。
というのはこの静活会館のファサードには
ジョルジュ・スーラ(1859~1891)の「グランド・ジャット島の日曜日の午後」の
大壁画がありこの付近を歩けばいやでも目に入ってくるからです。
この壁画の正確な大きさは分かりませんが
七間町通りの街区の長さは半丁(約50m)なので
(静岡大火後、江戸期の町割の1丁四方の街区の間に道を設けたため)
それとの比較からすると
多分横幅が20mはあると思われます。
静活会館ができたのは1957年6月ということですが
1957年といえば敗戦からまだ10年あまりで
地方都市の映画館としては
かなりデラックスな外観だったことでしょう。
一部にはこの壁画だけでも保存をという声もありますが
学術的に価値のあるといったものではないので
保存はかなりむずかしいと思われます。
10月8日から
この静活会館を含めた
三つの建物の本格的取り壊しが始まるそうですが
その前に囲いなどできるようですから
この壁画が見られるのもあと数日かもしれません。
▽ 部分の拡大(タイルが貼りつけられている)
オリオン座と有楽座が入っている静活会館でしょう。
というのはこの静活会館のファサードには
ジョルジュ・スーラ(1859~1891)の「グランド・ジャット島の日曜日の午後」の
大壁画がありこの付近を歩けばいやでも目に入ってくるからです。
この壁画の正確な大きさは分かりませんが
七間町通りの街区の長さは半丁(約50m)なので
(静岡大火後、江戸期の町割の1丁四方の街区の間に道を設けたため)
それとの比較からすると
多分横幅が20mはあると思われます。
静活会館ができたのは1957年6月ということですが
1957年といえば敗戦からまだ10年あまりで
地方都市の映画館としては
かなりデラックスな外観だったことでしょう。
一部にはこの壁画だけでも保存をという声もありますが
学術的に価値のあるといったものではないので
保存はかなりむずかしいと思われます。
10月8日から
この静活会館を含めた
三つの建物の本格的取り壊しが始まるそうですが
その前に囲いなどできるようですから
この壁画が見られるのもあと数日かもしれません。
▽ 部分の拡大(タイルが貼りつけられている)
静岡に2年半住んでいたのですが、映画を見たことがなかったのでこの界隈に行ったことが無く、全然気づいていませんでした。
さすが、静岡ですね。ファサードにスーラなんて……。
さきほど雨の中、見学してきました。
たしかに芸術的文化的価値があるかといわれると、こまりますが、綺麗で丁寧なモザイクに感動しました。
セノバにもこのような上品なデコレーションが施されると嬉しいのですが……時代にはマッチしないのかな?
一映画館がこのような壁画を設置してしまうなんて市民として誇りさえ感じます。
水道庁舎とともに、
CCCも移転してくる計画があるそうで。
そうなれば、文化的な雰囲気も維持できるでしょうか……?
なにもできないよりはいいとは思いますが・・・
地元ではカルチャーゾーンにしたいようですがにぎわいの維持という点ではむずかしいかもしれません。