玉川上水の辺りでハナミズキと共に

春は花 夏ほととぎす 秋は月 冬雪さえてすずしかりけり (道元)

21)kumarを偲ぶ会

2006年04月10日 | ピースボート世界一周

Kumar  午後から雨が降り出した4月2日の夜8時、100人近くの人々が集まってkumarlewisを偲ぶ会が営まれました。4~5回乗船したkumarにはたくさんの友人や知人がいて、久しぶりに会った喜びや大事で貴重な友人を失った悲しみが満ち満ちていました。

Kumar3_1  会場のアチコチに彼のおどけた写真や、日々を満喫している写真、強靭な体をさらし、気持ちよくジャンベを叩きアフリカの音楽に浸っている写真が掲示してあって、そのアフリカの地で「何ゆえに銃弾に倒れなければならなかったのか」と思うと怒りと悲しみが一段と込み上げてきました。

Kumar4_1  突然の訃報を知らされた人々の彼へのメッセージは真摯でひたむきで情熱家。スポーツマン(サッカー、サーフィン、登山)でアフリカ音楽愛好家。家族思いの国際人と悼んでいました。

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 2歳違いのお姉さまの挨拶は悲しみをこらえ、時に笑みさえ浮かべて感謝の言葉を述べられ感動的でした。「弟は目立ちたがり屋の性格で何時もうるさいほどにお喋りだった。私はズーッと聞き役だった。しかし彼は何でもこなし何時も優秀な成績を収め、我が家の誇りだった。そんな彼にとってアメリカだけではフィールドが狭かったのだと思う。どうかkumarのことを忘れないでほしい。皆さんの中でkumarが生き続けていく事を願っている。私もkumarの目を通して見てゆきたい」といったものでした。

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 そして会の最後に、彼が機会あるごとに叩いていたジャンベを彼から学んだ人たちが叩きました。参加者は哀切な響きを持つ歌唱が流れるとリズムに身も心もゆだね、唯ひたすらジャンベを叩いていたkumarを偲ぶのでした。

kumarのプログはhttp://kumarlewis.comです。英語版ですが写真も見られ、音楽も聴けます。このページの写真はすべて当日会場で撮影したものです。

コメント (2)
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