玉川上水の辺りでハナミズキと共に

春は花 夏ほととぎす 秋は月 冬雪さえてすずしかりけり (道元)

*首位攻防戦

2008年09月09日 | 捨て猫の独り言

 昨日は畑の夏野菜の残骸を片付けて土を掘り起こし、わずかな面積の芝生の刈り込みをしたりした。まだまだ残暑厳しくたちまちにして体温は上昇する。水分の補給を頻繁に行った。そして今日は珍しく雲一つない天気である。湿度は低く絶好の洗濯日びよりという。学校行事の関係で仕事には出かけなくともよくなった。朝8時からMLBの衛星放送がある。テレビの前に座った。家人はいつもいつも家の中にじっとして居れますねと批判がましい。

 MLBの地区優勝争いも残り20試合ほどになってきた。NHKは今日からアメリカン・リーグの東地区の首位攻防であるレイズ対レッドソックスの3連戦を放送する。レイズには二塁手岩村、レッドソックスには松坂と岡島投手がいる。昨年までは最下位であったレイズが大躍進して堂々の首位である。しかし直前のブルージェイズ戦に痛い3連敗を喫して2位のレッドソックスとは1.5ゲーム差と縮まった。ここまでくるとレッドソックスの昨年の優勝経験が物を言いそうな感じである。レイズがこのプレッシャーを乗り切ることができるか。

 プロ野球との違いがいくつかある。まずは応援スタイルである。鳴り物入りを用いる私設応援団は見かけない。誰かに強制はされないが勝負どころでは総立ちになって手拍子など送る。球団経営戦略というか文化の違いというか地域密着が徹底していてホームチームへの声援は強大である。たとえば今年の両チームはこれまでともにホームで3連勝し敵地で3連敗を繰り返しこれまで6勝6敗という。これもまた珍しい。他に気付いたことは選手がやたら唾を吐くことである。ベンチの中は汚ならしく見える。捕手もゲーム中にマスクをあげて足もとに吐く。シーズン途中に大物のトレードを果敢に行うのも驚きの一つだ。レッドソックスは電撃的な三角トレードでラミレスをドジャースに放出し、2004年カナダ人初の新人王となったジョーソン・ベイをパイレーツから獲得した。

 放送の解説は元西武ライオンズの捕手で後に監督の伊藤勤氏である。伊藤氏はレッドソックスの36歳捕手バリテックに興味があり彼のリードの解説をすることが楽しくてしかたがない風である。私も伊藤氏もレッドソクスびいきのようだ。ボストンのフェンウエイパークは今日は記念すべきチケット完売456試合連続だという。試合前に選手が球場入り口でファンを出迎えてサービスに努めていた。今日の試合はレッドソックスが勝ち0.5ゲーム差になった。明日の松坂先発試合で首位逆転の可能性が出てきた。両チームはこの先レイズの根拠地タンパベイでの3試合も残している。

コメント (3)
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