今年はやっと野菜の苗を植え一息ついた。連休の後半から小雨続きで、植え付け前に済ませておきたい樹木の剪定が遅れたのだ。茂った木々は狭い畑の日照を妨げる。その間ポット植えのまま放置されたきゅうり一本は重さに耐えかねて首が折れていた。
例年通りトマト、ミニトマト、なす、きゅうり、にがうりと欲張った。畑は石灰を撒き、腐葉土や肥料を混ぜ天地返しをしておいた。にがうりの収穫は上々だがトマト、きゅうりは程々でなすは成功した試しがない。トマトの脇目摘みはた易いが、簡単だというなすは上手くゆかない。
昨秋種まきした小葱は今は盛りで、ミツバも毎年律儀に顔を出す。山椒は鳥が種を運んでくれたか3本アチコチに芽吹き、幸い吸い物の香味は賑わっている。例年芽吹く青じそは今年は出ずパセリと一緒に苗を求めた。茗荷が小竹を思わせるようにツンツンと突っ立ち始めた。夏の麺の薬味はこれで叶う。今は若い蕗の茎や葉を日々食卓に乗せるのに忙しい。