小平市にある西武国分寺線の鷹の台駅から歩いて4分のところに玉川上水オープンギャラリーがあります。玉川上水緑道(グリーンロード)沿いで、新小川橋の近くにあります。ギャラリーのオーナーであり、展示写真の撮影者は鈴木忠司さんです。私はこのギャラリーを通して3歳年上の鈴木さんに多くのことを教えてもらっています。通りですれちがう時はあいさつを欠かしません。私は鈴木さんのハルジオンやエノコログサ(猫じゃらし)などの雑草にも暖かい眼を注ぐ展示姿勢を高く評価しています。その思いを鈴木さんに伝えたところ、たいへん喜ばれている様子でした。
小平ユネスコ協会は鈴木忠司さんを講師に招いて玉川上水観察会を2ヶ月に一度開いています。土曜開催なので土曜日が勤務の私は来年の3月まで参加できそうもありません。今回は9月26日(土)9:30~14:00で上水本町地域センター集合です。昼食は鈴木さんの手打ちのうどんがふるまわれます。うどんを目当てに参加する人もいると聞きます。参加申し込みは電話042(346)9397の別人の鈴木さんです。参加費は資料と昼食代で500円です。どなたか参加できる方はおられませんか。
処暑(8月23日~9月6日)のギャラリーの展示は秋の七草です。ギャラリーの東側には萩の花、尾花、葛花、なでしこの花、女郎花(おみなえし)、藤袴、朝顔(キキョウ)の写真が展示されています。とにかく玉川上水を歩いて自ら撮影したものです。たまに小金井公園や薬草園でのものもありますが、どちらも玉川上水にごく近い場所です。いわゆるパクリはありません。西側に鈴木さんは展示写真をもとに毎節気ごとに素朴な歌を掲げます。「ツルボが咲いた。疲れを残さず歩こうよ。ツクツクボウシ多くなったね。マルバルコウ真赤だ。フジカンゾウ見つけた。ヌスビトハギ咲くね。歩こうよ、ゆっくり歩こうよ」 この歌が8枚の写真に対応しています。
鈴木さんはグリーンロード推進協議会というボランティア活動もしています。協議会では将来に道路の計画もある空き地を借り受けて、季節の草花を育てる活動もしています。そこを 「どんぐり公園」 と呼びます。今回はその公園で萩の花とおみなえしを見ることができました。萩の花は我が家の庭でも見られます。これまであいまいだったおみなえしを今回はっきり確認しました。ここにはネムノキが2本あります。鈴木さんに教えられて6月末にネムノ花を見たのもこの公園でした。ギャラリーがオープンしたのが今年の2月4日です。まだ1年が経過していませんが充実の展示が続いています。(写真はおみなえし)