昨年から縁あってさる会社の催しに参加している。この種の企画は、大抵同じ仕組みだろうが幹事役と会社側が企画を立て、お知らせを回して参加者を募っている。およそ30名前後バス一台で移動する。過日、次回は「吉野梅林の梅見会です」と連絡があり、現在”プラムポトックウイルス” に影響による樹木の伐採が進められており、例年の様に美しい梅林が見られるのも今年が最後かもしれないとあった。道沿いや岡をなしていた梅の木樹が伐採されつつある?
この数年足が遠のいていたがかって何度も訪れた地である。日々せわしなく過ごしていた頃、陽射しが春めくとトタンに何処か出かけたくなり青梅方面によく出かけた。上京した母と蕗の薹や茗荷、銀杏拾いもした。近場でありながら、電車に乗り山あいに向かう小旅は故郷に向かう気分に似ていた。イヤ今や故郷は、過疎化か画一的な街化のどちらかになっており、日の出~青梅方面にみるような畑・山・谷あいの道・清流など望むべくもない。その意味においては「万人の故郷」としてソット大切に取っておきたい地であるように思う。
近隣には「吉川映治館」や「玉堂美術館」があり、食事処もあって疲れた散策を癒してくれる。沢山の食事は受付難くなった身には、美味しい食事の案内は殊のほか嬉しい。続いた2回は片道3時間も要し少々草臥れていたので近場は幸運だ。3月といえば確定申告月であり花粉症の芽吹き時もある。何やら気が重く難儀な時期だが、来たる時を如何に迎えんと心踊る時でもある。雪に閉ざされている方々には本当に待ち焦がれる春であろう。春よ来い!は~やく来い!!