当初の予報の通り、8月になった途端日本は夏本番の猛暑に見舞われているらしい。というのも、7月に入って数日暑い日はあったけれど、例年の様に孫娘たちが暑さで真っ赤な顔をして下校することは殆どなかったからだ。そんな筈はないと思いつつ彼女らと共に訪米して間もなくその報に接した。だが当地アトランタの夏も暑いのだという。とはいえ冷房下での生活は長袖がちょうどいい。
珍しく今夏ハイキング中熱中症様の症状を呈した娘が、いつになく水分補給の助言をしてくれた。久方ぶりの常備薬を持参した私を労わってか、初老の匂いをかぎとってか気遣ってくれる。私が訪米する度に引越し先がが変わっていたのが常だったが、この3年はそれもなく、私のアトランタ生活も落ち着いている。毎朝7時20分に慌ただしく3人を送り出すと、帰宅する18時迄全て私の時間となる。
昨日は日中バスタブにたっぷりのお湯を張り、日本式の入浴を楽しんだ。帰国して何が楽しみ?問われればこれに勝ものはない。在日中孫達も、浴槽でプール張りに回転を繰り返してはしゃぎ、真っ赤なほっぺになっていて上がる様急かしたものだ。入浴後は人影の少ないプールサイドの木陰で、本を読んだりうたた寝したり。日本ではホテルでもない限りプールサイドという環境はないし、旅行にでも行かなければこの時間帯での入浴すらもない。非日常なればこそ可能な事だろう。