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玉川上水の辺りでハナミズキと共に

春は花 夏ほととぎす 秋は月 冬雪さえてすずしかりけり (道元)

*大相撲

2019年03月18日 | 捨て猫の独り言

 2時間ウォークの時は2㌔の砂袋の入ったリユックを背負い、旧式のやや重い登山靴を履いて出かける。適度の負荷をかけるためだ。そして、この時ばかりは最後まで意識してナンバ歩きで押し通す。ナンバ歩きといえば鹿児島弁の落語の三遊亭歌之助が先日の高座でやっていた。渡世人が仁義を切る時は右手が前で右足が後ろだと、こうなりますとやって笑わせていた。

 

 最近は大相撲のテレビ中継をよく見るようになった。テレビも大相撲とMLB中継の他は、天気予報と囲碁番組そして、たまに映画を見るぐらいだ。大相撲は、もともと体の大きな人が体重を増やす食生活に励み、トレーニングによって「特殊な身体」を作り上げる。基本の「突き押し」はナンバ歩きだ。過酷な格闘技にどの力士もどこか怪我を抱えている。

 見る方はその方が良いのだが、昔とくらべて力士が最後まであきらめずに本気を出して闘うので怪我もそれだけ多くなったのではないか。それから「手つき不十分」で仕切り直しすることがある。そしてその時力士が審判に頭を下げて謝る場面をよく見かける。判定は従ってもことさら謝る必要もない。昔は力士同士で立ち合は解決していたような気がする。

 ときおり土俵際の見物席で茶色のちゃんちゃんこの集団を見かける。親睦団体の会員たちで、なにやら弓取り式が終わるまで席を立ってはいけないなどの掟があるという。かつて高校野球のバックネット裏最前列を占拠していたグループのことを思い出す。相撲を支援するならもっとのびやかにできないものかと考えてしまう。私の注目している力士は前頭下位の「明生」である。1995年生まれで奄美の瀬戸内町出身、立浪部屋。

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