玉川上水の辺りでハナミズキと共に

春は花 夏ほととぎす 秋は月 冬雪さえてすずしかりけり (道元)

*法話グランプリ

2021年07月19日 | 捨て猫の独り言

 10月30日に奈良で「H1法話グランプリ2021」というものが毎日新聞社などの後援で開催される。宗派を超えて45歳以下の若手僧侶たちが集まり、仏の教えを説く「法話」でナンバーワンを目指す。2019年にも神戸市で開かれた。

  便利なもので、その時の様子はYouTubeでいつでも見ることができる。ところで今回選考委員長を務めるのは内田樹氏だ。これは親交のある宗教学者の釈徹宗氏の依頼によるものだろう。実行委員長は今回も天台宗能福寺住職の雲井雄善氏である。(無念!ラッキョウのようなタマネギ)

 

 実行委員会はあえて優勝者を決めることで、緊張感や責任感を共有することができるとしている。釈徹宗氏はどこかで内田氏を「言葉が上手に使える人」と評していた。選考委員長の弁として毎日新聞の記事の中で、内田氏はつぎのようなことを述べている。

  「何十年も心に残るのは、生々しい素材をドンと置かれ、教訓も落ちもないような話。整理できないまま机の上に乗っかっているような話こそが人間の精神を活性化させるのでは。僧侶も、一般人では経験しがたい宗教的な深みに触れた経験がきっとあると思う。その断片を一つ残していってほしい」

 

コメント
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